皆さん、お早うございます。
今日の五島地方、とっても素晴らしい秋空です。
こんな感じで夜が明けました。
今日のタイトルですが、少し違った事件から入ろうと思います。
『現代の日本、よくまあ、こんなに悲しい話が転がっているもんだ』と思うような事件です。
一昨日の次の記事には、なんとも虚しい思いに落ち込んでしまった。
15日、名古屋地裁で、ある青年に、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑・懲役4年)の有罪判決を言い渡されたそうです。「つらい役を任せてごめんね」…困窮の果て、生活保護を知らぬ長男は母の最期の願いに応えた(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
この青年は、8月5日、自宅で、同居する母親(当時50歳)に頼まれ、頭にビニール袋をかぶせ、両手で首を絞めて殺害したそうだ。
しかも、母に依頼されて。
上記の読売新聞の記事では、青年が生活保護などの制度を知らず、外に救いを求めなかったことから起きた悲劇とも読み取れるが、果たしてそうなのだろうか。
シカリさんには、何よりも母自身の「人生への絶望」が大きかったのではないかと思えて仕方ありません。
同時に、外に救いを求められなかったのは青年のみならず、母も同じで、こうした状況は、この家庭に限ったことではない。
シカリさんは、数日前に、次のような記事を書いている。
『シカリさんが一番問題だと思うのは、家庭の中で、学校教育の中での社会生活に関する知識の提供が少なすぎるというのがあると思う。昔なら、大家族の生活の中で、様々な知識が伝えられていたけど、今では、親と子の二代限りで、生活の知恵を伝えるのが難しい環境になっている。その結果、社会との繋がりを会社などを通してしか実感できず、自立した社会人になれない若者が増えている。』「心がプツッと切れた」と・・・。“自助”の呪縛の末に - 江戸っ子でぃ (hatenablog.com)(2021,10,20)
つまり、繰り返しになるが、社会人になれない人間が増え続けているのが、現在の日本と言う国だということ。
別の角度からも言える。
それは、若者たちの投票率の低さに見られる政治を自らのことと感じることが出来ない若者たちの増加。
上記の表で上位の国では、棄権すると罰金を科せられるなど、一概に比較はできないが、日本は圧倒的に低い。
つまり、若者たちにとって、「政治」と言う人間の営み自体に意味を見いだせていないということ。
このことについて、東国原英夫さんは、次のように危機感をあらわに嘆いたそうです。
「メディアは総裁選に比べ総選挙の取り扱いが少ない。特に若者の投票率が少ない。このままでは民主主義が死ぬ。何か変えなければ」
こうした傾向が続くと人間は何を求めるようになるのかと言うと、「考えなくていい統治」、つまり、圧政を求めるようになる。
これは、とても怖いことだ。
自ら隷従することを求める。
社会を作ることに気を遣わず、とにかく生きていければいいや、という考え方が主流になってしまうと、もう、あと戻れない。
話しを戻すが、冒頭のニュースのような家庭は特別かもしれない。
一つの家庭の悲劇のようだが、その根底にある病は、国そのものの在り方に関わる事態の可能性があることに注意が必要だと思います。
あらゆるセイフティーネットから零れ落ち、自ら救いを求めることが出来ない。
同時に、自ら社会づくりに参加しようとしない社会性の低い人々が増えているということは、確実で、日本と言うエリアの将来に強い不安が残る。
生産性を上げる知識を習得するのも大事かもしれないが、何より、人と人がつながり合える知識や生活そのものを教えないといけないレベルに日本社会が劣化しているということを前提とした「教え」の仕組みづくりが必要ではないだろうか。
とても大きな問題だと思います。
でも、無視できない問題だと思います。
その解決の一歩になるかどうかは分かりませんが、まずは、投票に行きましょう。
そして、目指すは「政権交代」!!
ファイト~~~、一票!!
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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ハギ(萩)
花言葉:思案、思い、想い、物思い、柔軟な精神、柔らかな心、内気
内気な愛情、誠実、清楚、無邪気、前向きな恋、過去の思い出
誕生花:9月5日、9月6日、9月13日、9月18日、9月24日
9月25日、10月1日、10月15日、11月15日