江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

野党の課題は、40代以下の層への対応。

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日も、晴れ空でスタートです。

 

 

 

 

安倍元総理が殺害された時に、「民主主義の危機だ」と大騒ぎしていた岸田首相は、国会(国民への説明)を無視して「国葬」を閣議決定した。

 

 

その現場を見ていて、同じように「民主主義の危機」をうたっていたマスメディアは、国民の声を聞くべく世論調査もしない。

 

 

つまり、国民の声など聞く必要がないのか。

 

 

それとも、「国葬」に反対する国民の層の厚さに怯え、政権に忖度し、調査をしないのか。(案外、この週末にアンケートをしているかもしれませんね。「国葬閣議決定した」と言う既成事実の前に国民が弱いことを知ったうえで)

 

 

そんな中、熊本日日新聞SNSを使って世論調査(15~19日)を行っている。

 

 

その結果は、次の通りです。

 

 

 



国葬の話しが出た時に、自民党のある人物は「7割の国民の理解が必要」と述べていたが、とてもとても及ばない。

 

 

根拠がない、国民の理解がない、疑惑だらけの人物について、国葬など、もってのほかだ。

 

 

マスコミは、『野党からは「弔意を強制することにつながる」などと疑問や反対の声が上がっている』と報道しているが、その他の肝心の意見はあまり報道していない。

 

 

「弔意を強制することにつながる」と言う意見も一理あるが、なんとも「及び腰」の反対か、とシカリさんはガッカリする。

 

 

マスコミが、こうした表現を使うのは、やはり、「基本的議論」を避けさせたいという思惑があるんだろう。

 

 

こうした姿勢は、自民党茂木敏充幹事長の「・・・・そのように私は認識していない」と言う姿勢と同じだ。

 

 

こうした状況を前に、最近までのシカリさんなら「忖度している」と受け止めていたでしょう。

 

 

しかし、統一教会の浸透ぶりを目の当たりにした時に、こうした政界・マスコミの反動ぶりは、巧妙な浸透工作の成果なんだとその「巧妙さ」と「深刻さ」に愕然とさせられる。(官僚たちの中にも浸透しているのかもしれませんね)

 

 

さらに、その成果の一つなのではと疑われるのが、若者の意識の内向き化。

 

 

熊本日日新聞の世代別アンケートの結果を見ても、40代以下では、反対より賛成が上回っている。

 

 

そこには、原理原則や理想にこだわって大人社会に逆らっていた昔の若者像は、欠片も見られない。

 

 

あるのは、「生まれた時から総理をされていて親しみがあるから」などと言う意見に象徴されるように、極めて身近な感覚でしか判断しないという姿勢。

 

 

「総理」「民主主義」「国会」などと言う言葉の意味や、自らとの関係など考えない姿勢。

 

 

このような層をどのように理解すれば良いのだろう。

 

 

反動でもないし、無気力でもなさそうだし、目の前のことには一応反応しているから無感覚でもない。

 

 

政治には興味はないけど、環境問題には興味がある、という若者は多い。

 

 

考えられるのは、政治に関しては「国民は傍観者」と言うムードが浸透して、自らのこととして「関わる」「知ろうとする」「考える」などと言う動作に繋がらないのではないだろうか。

 

 

一方で、「責任」と言う言葉には敏感だ。

 

 

だからこそ、環境問題には関心を持つし、貧しい生活には「自分たちの努力が足りない」と責任を感じてしまう。

 

 

政治・公共の責任を考える力を失い、過剰に自己責任感だけが育てられてしまっていると言えないでしょうか。

 

 

簡単に言えば、『みんなで夢を見る』と言う共同行動が出来ない。

 

 

『結婚して幸せな家庭を』と言う夢も持てない。(ほとんど夢かもしれないが・・・^^;)

 

 

社会性の喪失。

 

 

こうした状況は、全体主義者にとっては好都合なのかもしれない。(長期的には社会の縮小につながるので全体主義者にも良くない結果につながる)

 

 

ただ、今現在を生き、民主主義社会を望むワシ等にとっては、とんでもなく深刻な問題だと思う。

 

 

野党の凋落は、今に始まったことではないが、凋落の原因は、自公政権が目指すような社会を受け入れたのではなく、むしろ、政治に関わらない、関わりたくない層が分厚くなってきているからと言うことではないだろうか。

 

 

こうした状況の中で、自らの主張を繰り返しているだけでは、何も効果はないだろうね。

 

 

なぜ、そうなったのか。

 

 

教育のせい?マスコミのせい?自公政権のせい?親世代の無責任のせい?

 

 

そんなこと、わかりませ~~~ん。

 

 

後世になって学者さんが分析して下さい。

 

 

大事なのは、これから先の「社会人」を育てること。

 

 

ひたすら責任を感じ、夢を見ることが出来ない謙虚すぎる生き物ではなく。

 

 

無鉄砲でも、我がままでも、夢想家でも良い。

 

 

関わろうとする人間を育てないといけない。

 

 

そんなことを自公政権に言っても無駄だろう。

 

 

野党の皆さん、若者たちの置かれている現状をもっとじっくり見て、同じ感覚で考えては如何でしょうか。

 

 

肌感覚で、「国葬と言うけど、安倍さんがどんなに優秀だったのか検証しないと、他の総理がダメ人間だったようになるじゃん」とか、「国葬とか言っても、反対する人が多いから税金を使うだけで国葬にならないじゃん」とか、「安倍さんは、国会で118回もウソを言ったんだぜ」とか、「安倍さんを国葬にして喜ぶのは統一教会じゃないの」とか、「政治家が統一教会の応援をしているけど、真言宗とか浄土宗とかの人には不平等じゃん」とか、提起してみては如何だろうか。

 

 

それから、どの政党のホームページもほとんど一方通行。

 

 

自由民権運動時代のチラシと同じで、自らの主張を一方的に伝えようとするだけ。

 

 

グローバル化し、多様化した社会の中で、情報のターミナルとしての位置を認識しないと政党としての将来はないだろうね。

 

 

様々な事例を紹介したり、意見交換が出来たり、そんなターミナルのような政党、「共に学ぶ」という姿勢を持った政党でないと生き残れないと思う。

 

 

最後に、もう一度。

 

 

「若者の保守化」などと言う良い加減な言葉で切り捨てるな。

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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ルコウソウ

花言葉:繊細な愛、おせっかい、でしゃばり

<画像は、ネットからお借りしています>