新型コロナ。政府の無責任には怒らず、医療現場に矛先を向ける日本人。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートし、今は、雨がパラパラです。
素人とは言え、新型コロナウイルス感染症の波も第6波が収まってからは、なんだか、このまま静かな夏が過ごせそうな気がしていたが、そんな気持ちのゆるみを突かれてしまったのだろうか。
第7波の勢いは、これまでの比ではない。
我が長崎県内でも、昨日の感染者発表数は1561人、東京都では3万2698人、そして全国では、なんと20万975人!!
ワクチン接種については、『1日100万人に接種する』と意気込んでいた岸田首相だが、一度もその数字をクリアしたことがない。
コロナ禍を第6波まで経験する中で、ふと思ったのが「感染症対策で大事なのは情報の出し方だな」と言うこと。
ワクチン接種、三密の回避、マスク着用、手洗いうがいなどの基本的情報は出されているが、『今、敵はどこにいるのか。どのような状態なのか』と言う情報は、共有されていないような気がする。
公衆衛生を良好な状態で維持するためには、情報の提供・共有がとても大事だと思うが・・・。
しかし、『感染者のプライバシー保護』と言う初歩的段階でフリーズして、国民への情報提供は「感染者数」の公表にとどまっているのが現状だ。
プライバシーを守りつつ、なおかつ、国民を守るための情報をどのように提供するのか、を考えるのは、政治や行政の仕事のハズだが、工夫の跡が見られない。
情報もなく、危険に直面した人々は、怖れ、戸惑い、時には、怒るのみ。
つまり、司令塔不在の状況。
第7波が顕著になった現在、対応を求めて医療機関に押し寄せた人々が、対応の遅れに病院に対して怒りの矛先を向けているという情報もあります。
そうした状況に、医療関係者からは、次のような鎮静化のお願いがツイッターで出されているそうです。
「職員にも感染者や接触者がでており、人手も足りません。検査と治療はできますので猛暑の中大変だと思いますが、どうか怒らずにお待ちください」
「感染した方で基礎疾患がある方は抗ウイルス薬もありますのでお申し出ください。どうかご協力の程よろしくお願い申し上げます」
このツイッターの主は、テレビでもおなじみの宇都宮市インターパーク倉持呼吸器内科の倉持院長。
現在は、年中無休で連日、深夜まで診療を続けている状況だそうです。
なんで、医療現場に怒りの矛先を向けるの?
理解出来ない幼稚さ。
「怒りの矛先が違う」と考えた時に、あの事件が頭をよぎった。
家庭をめちゃくちゃにした母には怒りの矛先を向けることが出来ず、故安倍元総理に銃弾を発射した山上容疑者。
犯行は許されないが、なんだか、山上容疑者に同情せざるを得ないような情報が出て来た。
山上容疑者の母は、この事態を受けて、「団体に迷惑をかけて申し訳ない」と話しているそうだ。
出てくる情報は断片的だから断定できないが、我が子のことより「統一教会のこと」と「その団体の中での自分の立場」を心配したのだろう。
山上容疑者のこれからを考えると、「救われない」と哀れになってくる。
おそらく、山上容疑者は、そうした母の状況を理解したうえで、矛先を故安倍元総理に向けたのかもしれない。
上に立つ人、育てる人、責任を持つべき人が、自分のことに夢中で、配下の人や我が子や弱者への責任を負わない状況。
それが分かっているから、拭い去れない怒りを八つ当たり的に爆発させたのだろう。
情報を整理し、社会を健全化すべきマスコミも、利益優先で、視聴率や購買数を伸ばすためには、歪曲し、誇大化し、混乱を利用している。
なんとも、この混乱ぶり、腐敗ぶりは見苦しいというしかない。
閻魔大王の前にいる故安倍元総理は、このような日本を眺めて何と思っているだろうか。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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花言葉:日々あらたに、心安らぐ人
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