江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

北朝鮮危機を煽りつつ、国民保護を放棄した安倍政権


トランプ劇場が、ついに東アジアをステージにしそうな気配だ。

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そんな中、我が日本国も対応を具体的に検討しだした模様ですが、その内容が・・・。


北朝鮮有事へ備え急ぐ=NSCで警戒強化確認-安保法適用も・政府


政府は13日、国家安全保障会議(NSC)を首相官邸で開き、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮をめぐる情勢の緊迫化を受け、さらなる挑発行為もあるとみて警戒・監視に万全を期す方針を確認した。トランプ米政権が軍事行動も辞さない構えを示しているため、政府は2015年に改定した日米防衛協力の指針(ガイドライン)や、昨年施行された安全保障関連法に基づき、米軍の後方支援や集団的自衛権行使を迫られる状況も視野に入れ、有事への備えを急ぐ。

 安倍晋三首相は同日の参院外交防衛委員会で、「サリンを弾頭に付けて着弾させる能力を北朝鮮保有している可能性がある」との見方を示すとともに、「日米同盟の抑止力、対処力の強化を図ることが重要だ」と強調した菅義偉官房長官もNSC後の記者会見で「北朝鮮化学兵器を生産できる複数の施設を維持し、既に相当量の化学兵器保有しているとみられている」と指摘した。
 米国は朝鮮半島近海へ空母を急派するなど緊張が高まっている。仮に米国が軍事攻撃に踏み切った場合、北朝鮮は米国や同盟国である日本に反撃する可能性がある。日本の領域が直接攻撃を受けていなくても、安保法で定める「存立危機事態」と認定すれば、集団的自衛権を行使して米艦防護や米国に向け発射されたミサイルの迎撃を行うことができる。
 存立危機事態に至らなくても、朝鮮半島有事を安保法上の「重要影響事態」と判断すれば、自衛隊による米軍の後方支援が可能となる。ガイドラインでは、補給、輸送、整備などを列挙しており、日本側は米軍の要請を踏まえて実施可能な支援内容を検討する。共同訓練を通じて自衛隊と米軍の一層の連携強化も図る。
 政府は、米国が軍事行動を取る場合に事前協議を求めており、米側も理解を示している。北朝鮮在日米軍基地を標的として弾道ミサイルを発射する恐れもあるため、迎撃態勢などについて調整する。自衛隊も日本本土や領海に迎撃ミサイルを展開するが、「同時に多数発射されると迎撃は難しくなる」(自衛隊関係者)との指摘もある。 
 一方、韓国に滞在する邦人は旅行者を含めると6万人近くに上っており、有事の際の保護が課題となる。日本が植民地支配した歴史的経緯から、韓国が自衛隊の上陸に同意するかは不透明で、政府関係者は「米軍やチャーター機による輸送が現実的」との認識を示している。(2017/04/13-20:49



「同時に多数発射されると迎撃は難しくなる」(自衛隊関係者)との指摘????

この記事だけでは、NSCで何を検討し始めたのか、いまひとつはっきりしませんね。

今日の長崎新聞を読んだ方が、少しは、内容の理解に役に立つと思いますのでアップしますね。

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何を検討しているのかと思ったら、「難民が押し寄せてきたら、どうしよう」とか、「難民の中にスパイが紛れ込んでいたら、どうしよう」とか、「韓国にいる邦人や拉致被害者を、どうしよう」とか話し合っているんですね~。

具体的に、どのように戦火が火ぶたを切るのか、それは北朝鮮が動くのか、トランプが動くのか、などがわからないと一概に言えませんが、どーーも、国民を守ろうという気持ちが出ていませんね。

ワシは、北朝鮮が先に動くとは思えないんですよ。なにせ、しぶとくて、しぶとくて、外交戦略にたけている国だけに、昔の日本みたいに絶望的に戦争に突入するということは考えられませんね。

考えられるのは、しびれを切らしたトランプが、何か北朝鮮の動向を理由としてミサイルを撃ち込む、という可能性が高いのではと思います。

そうした場合、北朝鮮の対抗措置はどのようなものになるのか?

まかり間違っても、核弾頭や化学兵器を積んだ弾頭をつけたミサイルを打つということはないと思います。それをやってしまったら、全面戦争への口実を与えてしまうじゃないですか。

可能性が高いのは、通常弾頭を積み込んだミサイルを米軍のレーダー基地など人的被害の少ない所に警告的に打ち込むことではないでしょうか。

同時に、38度線上での威嚇侵攻は当然ありますよね。

こう考えた時に、日本への脅威として考えられるのはミサイル攻撃。その時に、国民はどうすれば良いんでしょうか。複数のミサイルが飛んで来たら対応できないと自衛隊関係者が正直に述べていますけど・・・。

韓国在留の邦人については、輸送手段など具体的に検討されているんだろうけど、拉致被害者に至っては、絵空事。どこにいるのかさえ分からないのに、対応の検討もしようがない。帰還の交渉すら放り投げた安倍政権。こんなときに、ことさら検討項目としてあげることも白々しい。

華々しく戦争が出来る国づくりを進めてきた安倍晋三。結局、国民の命も守れそうにありませんが、どうするんですか?

国民の命も守れない中で、アメリカ艦隊の後方支援でもするんですか?

まかり間違って、核兵器化学兵器が使われることを考えた時、シェルターの必要性が議論されるべきと思うのだけど、どこでもそのような話は聞きませんね。(少なくとも、米軍基地のある都市くらいは)

皆さん、この先も、安倍晋三のごまかし、すり替え、嘘八百の劇場を注意深く見つめましょうね。

戦争が始まっても、生きるすべは「自己責任」です!!