消費税は上げるけど、介護サービスは引き下げます
読売新聞の見出しですが、「サービスの見直し」とありますけど、なぜ、「サービスの引き下げ」としないのでしょうか。
介護保険、調理など軽度者向けサービス見直しへ
読売新聞 1月20日(水)3時14分配信
厚生労働省は、介護保険制度で「要介護1、2」と認定された軽度者向けサービスを大幅に見直す方針を固めた。
具体的には、調理、買い物といった生活援助サービスを保険の給付対象から外すことを検討する。膨らみ続ける社会保障費を抑えるのが狙いで、抑制額は年約1100億円、約30万人の利用者に影響が出る可能性もある。
2月にも始まる社会保障審議会で議論を開始。年内に改革案をまとめて、2017年度にも実施に移す。
日常生活の手助けが必要な軽度者が介護保険を利用して受けられるサービスは、ホームヘルパーが自宅に来て、トイレの介助や調理などを行う「訪問介護」や、施設に通って運動などをして過ごす「通所介護」などがある。
最終更新:1月20日(水)9時46分
来年4月から消費税は8%から10%に引き上げられますよね。その理由は、『社会保障の充実のため』だったはず。
ところが、消費税は上げるのに、サービスは引き下げることを検討しているって、何をふざけてんだよ!
他の新聞での記事では、「気軽に、家政婦代わりに使っている」という批判の声があるようなことも書いていましたが、誰が批判しているの?官僚じゃねえの?そんな批判、官僚の創作じゃねえの?
2年前だったかな、事業報酬を引き下げる時には「介護施設は、多大な内部留保を持っている」といううわさ話を流して、事業報酬を引き下げる流れを作りましたよね。ところが、引き下げてみると、小規模の事業所の倒産が出始め、受け入れ施設の減少につながっている。
官僚や、○△×検討委員会などの委員を務める皆さん、恵まれた生活を送りながら、体力が衰えてしまった高齢者の不安が分からないのですか?
高齢者の皆さんが、喜んで介護認定を受けて、気軽に訪問サービスを受け入れていると思っているんですか?
皆さんは、おそらく、そのような理解をしているんでしょうね。あなたたちは、知的レベルは高いのでしょうが、人間としての心がない。他人の状況を認知する力もない。
シカリさんの父親は88歳です。ワシら兄弟は、色んな事情で同居できていません。足が不自由で障害者手帳も持っています。その父に、「ヘルパーさんに入ってもらおうか」と言うと、何と答えたと思いますか?
「まだ、自分で出来る。他人の世話になりたくない。自分で気楽に生活する」と言いましたよ。
自分たちが、何でも他人を利用する生活をしているからと言って、高齢者もそうだろうと、姑息なストーリーを作ってサービスをカットしようとする官僚の皆さん、恥を知りなさい。
マスコミの皆さんも、こうした官僚の作り話を鵜呑みにして情報を流し恥ずかしくないのですか?こんな話(「気軽に、家政婦代わりに使っている」という作り話)を聞いて、実際に高齢者の家庭を取材したりした後で記事にするとか考えないのですか。
実際に、訪問サービスがカットされた時に高齢者の家庭がどのような状況になるのか考えてみてください。わずかな年金で生活している皆さんですよ。自己負担分を負担できないと、結局、日常生活もおぼつかない状態に放り出されるんですよ。
こんな大事な情報を国会でも論議しないのでしょうか。官僚も議員も各種委員も、マスコミ関係者も、一体、高齢者をどうしたいのですか?この国を、どうしたいのですか?
訪問サービスの見直しに断固反対します。たとえ、「消費税は上げません」と言われても反対します。現状の最低限のサービスを切り下げる官僚の画策を潰しましょう!
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