江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

「知らない」では、すまされないこと。

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、曇り空でスタートです。

 

 

ところで、今日は旧暦1月1日。

 

 

つまり旧正月ですね。

 

 

あらためまして、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

さて、今日の話題ですが、去る1月27日、埼玉県ふじみ野市の住宅で銃を持った男が立てこもり、人質の医師を撃ち殺害した事件が発生しましたね。

 

 

なんでも男は医師に死亡した母親を蘇生するよう求め断られると、散弾銃で医師・鈴木純一さんを銃殺したという。

 

 

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何と言うことでしょう。

 

 

こうした理不尽な動機での犯行が多発していますが、なんとも痛ましいことです。

 

 

鈴木先生のご冥福をお祈りします。

 

 

犯人の渡辺宏容疑者がどのような人物なのか詮索しても仕方がない。

 

 

ワシが気になったのは、訪問看護訪問介護に携わっている方々が、殺害と言う極端な例は別にしても、暴力であったり、セクハラであったり、と言うきわどい状況に置かれているという実態があるということです。

 

 

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次のデータに注目して下さい。

 

 

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訪問看護師が利用者・家族から受ける暴力に関する調査研究事業」によるアンケート結果

調査時期:2018 年 2 月 1 日~3 月1日

調査方法:自記式郵送調査

配布部数:全国訪問看護事業協会会員事業所 5,580 部

回収部数:2,024 部(回収率:36.3%)

有効回答者数:1,979 名(有効回答率:35.5%)

利用者・家族からの暴力等の経験率

平成31年3月公表

調査主体 一般社団法人 全国訪問看護事業協会

h30-2.pdf (zenhokan.or.jp)

過去 1 年間における利用者・家族からの暴力等の経験率

身体的暴力 28.8%, 913

精神的暴力 36.1%, 1,140

セクシュアルハラスメント31.7%, 994

全業務期間における利用者・家族からの暴力等の経験率

身体的暴力 45.1%, 1,389

精神的暴力 52.7%, 1,616

セクシュアルハラスメント 48.4%, 1,481

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訪問看護に携わっていた皆さんの5割前後が何らかの暴力等を受けていたということです。

 

 

この数字には、驚くと同時に、それでもその業務の重要性を認識して従事し続けておられることに感銘を受けた所です。

 

 

もちろん、業務をめぐり認識の違いは想定されますし、一般の市民にとってサービスに満足できないと、その責任の全てを対面しているスタッフに向けがちでしょう。さらに、どのような業種であれお客様からのクレームはあるでしょう。ただ、特殊な環境でのそうした行為は、すんなり「良くあること」と見逃せない。

 

 

クレームの要因は、制度の限界であったり、選択したサービスを知らなかったり、勘違いしたり、ある時には、スタッフが間違うということもあるでしょう。

 

 

だからと言って、個人攻撃を受けるということは許容できないですよね。

 

 

同時に、今ではなくてはならない社会インフラである訪問看護訪問介護で働くスタッフを守るシステムが各事業所任せと言う現状にももどかしさを感じる。

 

 

ちなみに、その規模は、次の通りです。

 

 

訪問看護ステーション数 5000余(平成19年)

利用者数         30万余(平成19年)

訪問介護事業所数    2万5千余(平成20年)

受給者数       115万人余(平成20年)

 

 

まずは、ワシら一人一人がこの大事な社会インフラとそのスタッフに感謝する気持ちを持つことからスタートしましょうよ。

 

 

「仕事だから」「収益を上げているだろうし」と突き放す考え方もあるでしょう。

 

 

でも、ワシら一人一人が出来ない部分を手伝ってもらっていることを再認識し、感謝するという姿勢はあってもよいのではないでしょうか。

 

 

現代社会の風潮は、なんでも誰かのせいにしたり、行政のせいにしたりという傾向があります。

 

 

そして、自分自身は傍観者。

 

 

確かに、うかつに口出しをして痛い目を見るより、黙っていた方が良いという考え方もあるでしょう。(納税をしているから利用するのは当然で、不満があれば文句を言うのが当然、という考え方もありましょうが・・・)

 

 

でも、ワシ等は地域社会の構成者です。

 

 

地域の主体です。

 

 

政治家や行政が地域の主体ではありませんよ。

 

 

行政サービスを受けるという面ではお客様でしょうが、地域を作っている根本の絆の主体でもあるのです。

 

 

ある一面だけを強く主張していては、大事なものを見失います。

 

 

出来ることから、少しずつでも口出しをし、関わり、考え、地域の繋がりを見直しましょうよ。

 

 

政治家の中には、意見の違う人を切り捨てる傾向もありますが、生い立ちが違おうと考え方が違おうと地域社会の構成員に変わりはありません。

 

 

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あんな人たちに

 

 

「知らなかった」ということを減らし、自分と他人の関わりを考え、手を携える切っ掛けを作りましょうよ。

 

 

その際、大事なのは「お互い様」の心だと思います。(なんだか、宗教の勧誘みたいな記事になっていますね。^^;)

 

 

でも、本当ですよ、お互い様ですよ。

 

 

そうした風潮を作ることが大事だと思います。(注意すべきは、風潮づくりを行政がしだすと気味が悪い。そうなる前に動きましょう。)

 

 

誰かに強制されるのではなく、「自分たちのことは自分たちで」という気持ちで、少しずつ社会の風潮を作り替える必要があると思います。

 

 

感謝し、助けられ、自分に出来るところで手伝いをし、繋がりを強めましょうね。

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<2月1日の誕生花>

サクラソウ

花言葉:初恋、憧れ、純潔

<画像は、ネットからお借りしています>

 

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