アイヌの歴史を無視しようとする人々(自民党歴史修正主義者集団)
一方、北の大地の北海道では、アイヌの歴史を無視するような動きが見られます。
「北海道は開拓者の大地」広告、アイヌ団体「配慮ない」
プロ野球・北海道日本ハムファイターズが新千歳空港に掲げている「開拓者の大地だ」という広告に対し、北海道アイヌ協会が、歴史への「配慮がなさすぎる」と球団に申し入れをしたことがわかりました。
ファイターズの栗山監督の写真とともに「北海道は、開拓者の大地だ」と記された広告。広告の真下のスペースでは、6日からアイヌ民族の民芸品の展示会が開かれています。この広告を見て、アイヌ民族最大の組織である「北海道アイヌ協会」は、8日、球団へ「歴史の正しい理解につながらず、配慮がなさすぎる」と申し入れをしたことがわかりました。
「日本ハムが来てくれて、プロ野球の開拓をしてくれたと思っている」
「わざわざこの言葉じゃなくても良かったと思う」(広告を見た人)
広告は今年6月から掲げられていたものですが、申し入れを受け入れた球団は「訴えは十分理解できる。球団としてどのような対応を取るべきか検討する」とコメントしています。(08日17:34)
最終更新:11月8日(日)18時56分
確かに、プロ野球と言う分野にとって、日本ハムが北海道をホームとしたことは、ある意味「開拓」だったかもしれない。しかし、アイヌの歴史を否定するような政治家がうごめいている状況を考えてみると、明らかに配慮不足だと言える。
皆さん、その政治家をご存知ですか?自民党の前札幌市議・金子やすゆきというアホな人間。南京大虐殺を無かったという稲田とかいう政府要人もいますが、同じような都合の悪い歴史は見たくない幼稚な連中です。(南京大虐殺については、人数でもめていますが、少なくてもあったことは事実)
自民党、金子やすゆき前札幌市議ホームページ
この金子と言う前市議、札幌市議会でこんなやり取りをしている。
(札幌の藻岩山の観光案内に、「藻岩山は、・・・かつてアイヌの『聖地』でもあった。」と記載していることについて)
金子:もいわ山でアイヌが聖地として暮らしていたことを示す史実があるのか。
市担当:そのようなものはありません。
市側から「ありません」という答弁を引き出して勝ち誇ったような記事を書いている。
このようなやり取りをした根拠として、自分の考えを「昔の人は水が入手しやすい低地に暮らしていたはず」と示している。
皆さんは、気づきますよね。「聖地」と「生活地」は同じところなのか?議会での質問は「暮らしていた史実はあるのか」とすり替え、聖地として利用していた事実がないかのような結論を導き出している。最近の歴史修正主義者のほとんどが、このような詐欺的手法で歴史を否定しようとしています。
アイヌの問題では、「アイヌの格好で生活している人々もいない。だから、もうアイヌはいない」という人もいます。この考え方で行くと、外国から来た人々が、着物も着ずに、チョンマゲもせず、刀もさしていない私たちを見て、「日本人はいない」と言うのと同じですね。
このレベルの修正主義が政治家の中で流行っているのです。実に、恥ずかしい話です。(誰が、こんなアホな連中を国や地方の行く末を議論する議員にしているんだよ。)
話を元に戻して、先の日本ハムの広告は一刻も早く撤去あるいは修正していただきたいですね。お互いの歴史、違いをちゃんと認めてこそ民主主義国と言えると思います。歴史修正主義者の連中は、大和民族という純粋な民族がいたという幻想にしがみつき、自らの優位性を示そうとしているのでしょうが、元々日本は多民族国家なんですよ。色んな民族の人々が入り乱れて、折り合って、譲り合って、配慮しあって、築いてきた国なんです。そこが日本人という人々の美しさの根源なんです。
この美しさを守る戦い、それは安倍政権の欺瞞性を暴き、歴史修正主義との戦いを続けること、そのことを意味します。妥協せず、戦い続けましょう。
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