皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、晴れ空でスタートです。
政治家の欲深には、ホトホト感心しますが、特に、このお方は凄いですね。
ロシアのプーチン大統領とは、２７回も会談をして『ウラジミール』『シンゾー』と呼び合う仲だと自慢していたのに、旗色が変わると、コロリと変えて、今度はゼレンスキー大統領とのツーショット写真をツイッターにあげている。
なんでも、2019年にウラジオストクで開催された東方経済フォーラムでスピーチした安倍さんは、次のようにスピーチを締めくくったそうですよ。
＜ ただ信じる。それがロシアとの付き合い方だ ＞
この言葉通り、ウラジミールを信じ、平和条約交渉に向けた対ロ経済協力費として、過去6年間で200億円の血税を投入した挙句に、条約交渉は一歩も前進しないまま。
その平和条約交渉も３月２１日に一方的に中断を宣告されてしまった。
ところで、ワシがこの問題を今日のネタとしたのは、９日付「デイリー新潮」での次の情報に接したからなんです。
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北方領土問題に詳しい北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターの岩下明裕教授は手厳しい。
「問題は会談の仕方ですよね。安倍氏は在任期間中、プーチンと27回も会談していますが、日本国内で会ったのはたったの2回です。外交は相互主義が原則ですから、どう考えても対等の外交とは言い難い」
（一部抜粋）
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なるほど、そうですよね～。
対等外交ならば、相互の国を行き来して会談するのが自然ですよね。
でも、ウラジミールとシンゾーは、日本では２回しか会談していない。
つまり、これはいわゆる「朝貢外交」と言うやつですね。
せっせと通い、貢いだ挙句に、フラれてしまった。
当時から、シカリさんは交渉になるはずがないと思っていたけど、テレビのコメンテーターたちは、こぞって見えるか見えないかの小さな成果（もどき）を大々的にコメントしていましたね。
こうしたマスコミのヨイショ体質が、みごとに成果を表し、ロシア同様、日本ではまともな政治家を選ぶ能力を失ってしまっている。
その時その時の報道に煽られて、相手の国の形が変質していることすら理解出来ない。
ちなみに、ロシアや中国をいまだに社会主義国とか共産主義国などと言っている皆さんもいるから、情けない。
ロシアは、プーチンによる独裁国家・ファシズム国家であり、中国は習近平を中心とする名ばかりの共産党集団独裁国家で、国家の理念は、それぞれの民族主義でしかない。
そして、この二国の衛星国家たちも、多くが同じような民族主義独裁国家になっている。
ウクライナで展開されている残虐行為は、独裁国家による侵略であり、着地点は、『何かを奪うか、奪われるか』でしかない。
自由と民主主義を重んずる国であるならば、独裁国家と「富を共有」したり「富を分かち」合ったり、独裁国家から「富を得たり」、逆に「富を与えたり」してはいけない。（蛇は、死んでいるようで、わずかでも水を与えると生き返るんです。）
中国に仲介してもらってとか、アメリカが中心になり交渉すべきと言う意見もあるが、それは、全く時代錯誤の考え方と言わざるを得ない。
２０世紀は、資本主義社会、社会主義社会、民族主義社会と複雑に絡み合って展開してきたが、社会主義社会がついえた今、資本主義と民族主義の戦いが残ってしまった。
しかも、やっかいなことに、どちらも『膨張・拡大』と言う悪癖を持っているということ。
この悪癖を理解したうえで、ロシアの侵略を理解し、資本主義の内部に抱える矛盾をどのように克服できるのかと言う課題を踏まえて考える必要がある。（拡大主義の先には、持続可能な社会は開けません。）
では、今回の事態をどのように収束させるのか。
それは、特定の国の力を背景とした交渉によってではなく、国連（形だけになっているけど）を舞台として、今後の、２１世紀以降の世界の在り方を議論しながら模索するしかないと思います。
シカリさんは、ロシアについては、経済的に追い詰め、プーチンを引きずりおろすしか明るい展望は開けないし、ロシアの人々が「独裁は嫌だ」と民主的な国づくりを始めてから国連復帰を許すべきと思います。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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＜４月１０日の誕生花＞
エゾギク（アスター）
花言葉：変化、追憶、同感、信じる恋
＜画像は、ネットからお借りしています＞
