江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

「株」の下落、その被害は国民に









先週までは、まだ、楽観視していた投資家の皆さんが慌てだした。






おそらく、皆さん「落ちるだろうな~」とは思っていても信じたくなかったんだろうね。





シカリさんも、このブログでたびたび「下落するよ」って言ってきたけど、素人の言葉を誰が信じるものか。(専門家の評価には、それぞれ思惑があるんですよ。気をつけなはれ。あの人たちも、それで食っているんだから。)







株価急落、終値18540円=世界的連鎖で一時900円超安―東京市場


時事通信 824()1626分配信


 週明け24日の東京株式市場は、中国経済への懸念に端を発した前週からの世界的な株安の連鎖が止まらず、全面安の展開となった。日経平均株価は急落し、下げ幅は一時、前週末比93703銭まで拡大した。終値89515銭安の1854068銭と今年最大の下げ幅を記録、223日以来半年ぶりの安値となった。
 24日は中国・上海市場でも、市場全体の動きを示す上海総合指数が最大で約9%低下と大幅に下落。東京市場の関係者からは「上海株の急落で、投資家が恐怖心に駆られた」(民間シンクタンク)との声が聞かれた。
 日経平均終値19000円を割ったのは約5カ月半ぶり。終値の下げ幅は2013523日以来の大きさだった。中国の景気減速で米国の利上げ時期が遅れるとの見方が強まったことも、世界経済全体への不透明感につながり、株式市場から大量の資金が引き揚げられた。
 東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数TOPIX)は9214ポイント安の148087出来高394933万株。売買代金は41075億円。
 24日の東京外国為替市場は、中国経済の減速懸念から、ドルを売って安全資産とされる円を買う動きが強まった。午後5時現在は、1ドル=1204041銭と前週末比249銭の大幅な円高・ドル安。
 円は対ユーロでは午後5時現在、1ユーロ=1382728銭と前週末と同じ水準。 


最終更新:824()2026

 





円高も進んでいますけど、こうした傾向は、まだまだ進みまっせ~。






シカリさんみたいな貧乏人は、「な~~んも関係ない」って言いたいところですが、悔しいことに間接的に影響を受けちゃんですよね。





なんで、こんなバクチに付き合わされるんや。あったまくる~~~。





経済のグローバル化って、麻薬と一緒でっせ。どんどん、刺激の強いやつを求めて深みにはまり込む。しまいに気づいたときには、体全体が蝕まれて動けないほどの重症になっている。





皆さん、自然の動植物の成り立ちを考えてごらん。





色んな部位で構成されているけど、最終的には「細胞」がそれぞれ独立して活動して、全体の生命活動を保証している。細胞は、あらゆる養分の出入りを制限し、必要なだけ取り入れて、不用になったものを排出している。これが、自然の成り立ち。





ところが、人間が作り出したグローバル経済は、無制限な物流が、無秩序に行き来している。儲かる人は、想像も出来な程の富を手にして、多くの貧乏人は生きていくのがやっとの状況で搾取され続ける。運の悪い人たちは飢え死にしてしまう。(その多くが子どもたちですけど)





日本は、かつて「鎖国時代」と言うのがあった。と言われている。しかし、それは、あとから貼り付けたイメージでしかない。






現実は、長崎・対馬・薩摩・松前というところを窓口に、中国・朝鮮・オランダ・琉球蝦夷という外国と交流をしていたのです。





つまり、「鎖国」と言うのは間違いで、「制限外交」と言うのが正しい。




では、なぜ、「鎖国」と言われるようになったのかと言うと、1800年頃長崎のオランダ通詞・志筑忠雄と言う人が外国の文章を翻訳するのに、「国を鎖す」とあったことから造語で「鎖国」と訳したのにはじまります。さかのぼること、1630年代に様々な禁令が出され、それを「鎖国令」と読んでいますが、これもあとから総称して言い出しただけで、元々は個別の禁止令だったのです。




まあ、いきさつはこれくらいにして、日本と言う国は、国が生きていくのに必要なものを取捨選択して取り入れたり出したりしていたわけです。きわめて自然の摂理にかなった外交をしていたわけです。




その根本は、なんでも必要以上に搾り取ってはいけないという、昔からの考えがあったから。(もちろん、防衛上のこともあったでしょう)「腹八分」とか、植物の山からの採取でも、全て取らずに次の繁殖用は必ず残すとか、柿の実を取るにしても鳥の分は残すとか。




しかし、明治維新はそんな日本に麻薬を持ち込んだ。自由経済と言う麻薬を。





物質的豊かさは、全てに勝るという考え方。これこそ麻薬の正体です。麻薬におかされた日本は、明治以降、何度戦争と言う愚かな行為に走ったでしょうか。先進国の仲間入りが出来た戦争、などと美化する向きもあるが、単なる侵略戦争





ワシらは、今一度、根本から考え直す必要がある。かといって、江戸時代には戻れないし、あまり希望する人もいないだろう。





しかし、麻薬におかされた生き方をするより、少しは、モノが減っても、不自由でも、子々孫々が自然の中で、ゆったりと生かされていく将来を模索する必要があるんじゃないかな~、なんて思う今日この頃なんです。




今の政党の中に、そんなこと考えている政党なんか、ありゃあしない。自民党民主党、維新の党なんかは、自由経済の使い走り。あとの政党は、よくわからん。




中国経済の混乱による株の下落、円高は、まだまだ続きますけど、その被害は、株も買わない、為替差益で儲けようと考えもしない国民もこうむるのです。儲けることはないけど、被害だけはこうむるなんて、ひどい話ですね。(どんな被害をこうむるか?ボチボチわかると思います。)






応援クリックしていただきますとありがたいです。よろしく~♪♪


              ↓