世帯数は、40戸くらいでしょうか。
小さな集落の地味な行事です。
4時から始まると聞いていたので、またしても、の~んびり出かけました。
ところが、ワシが着いたときには、すでに始まっていて、慌てて写真を撮りましたが、ピンボケばかり。
ごめんなさい。
まずは、この行事のいわれから、どうぞ。
幾久山(いつくやま)の大綱引 長崎県 約400年の伝統を誇る、その年の豊作を祈願する正月行事。長さ約50m・直径約30cmにもなる大綱は、地元の住民によって祭り当日の朝に編まれる。 勝負は男女に分かれて引き合い、男が勝てば豊作、女が勝てば家庭円満という言い伝えがある。その年を占う伝統行事を見るため、会場は多くの見物客で賑わいをみせる。「外戸(がいど)本」より

村人総出での綱引きです。最近では人手不足で、島内の他地区で生活している村出身の人たちも綱引きに帰ってきます。

中央には、椿の枝を挿しています。


女性チームが、勝利して『バンザ~~イ』。あれ?男性も混じっているようですけど。。。。

終わったら、また、みんなで後片付け。

近くの神社境内に、グルグル巻きにして納めます。その上に、御幣と椿の枝を挿して、お神酒をささげて終わりです。

綱引きの綱は、このように安置されます。

御幣と椿の枝を挿しています。
前回の記事では、下崎山のへトマトをアップしましたが、あの行事にも綱引きがありましたよね。
この他にも、11日には玉之浦町大宝で、17日には福江地区の吉田と言う所で綱引きが行われています。
こうした綱引きの中で、この幾久山の「大綱引」が一番古いと言われています。
でも、詳しくは知りません。(誰か教えて。。。)
男組と女組で、別れて引き合うわけですけど、大体、女性が多いので女組が勝つようです。
今日も、女組が勝利しました。
と言う事で、『家庭円満』な年になるみたいです。
良かった~~~。^^;
下崎山のへトマトの大ワラジや綱引きなど、藁を使った行事が多いのはなぜでしょうね?
誰ですか?
『藁にもすがるシカリさんの気持ちと同じ』なんて言っているのは!
稲の実りに憧れる気持ちがあるのでしょうか。
これも、誰か知っていたら教えてください。