皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ空でスタートです。
ロシアによるウクライナ侵略の問題では、これまで、ウクライナからの情報がほとんどでしたが、徐々に、ロシア国内の情報も入るようになってきましたね。
出てくる情報は、ウクライナ侵攻当初のイメージとは違う、「混乱するロシア」と言う感じのものが多くなっている。
ロシア国営放送でのプーチン批判については、数日前も記事にしましたが、昨日の羽鳥モーニングショーで同じことを放送していました。
出てきている情報について書く前に、テレビに映し出されたロシア兵の軍事裁判のことを少しだけ書きたいと思います。
２１歳の青年が、通訳と思しき女性を頼りに裁判に望んでいました。
まだ、あどけなさが残る青年は、明らかに怯えた表情をしていたが、裁判長からの質問にはキチンと答えていました。
２１歳と言えば、シカリさんにとっては、孫と同世代。
自分の孫が、わけのわからない戦争に駆り出されて、命令により一般市民を殺害することを想像しただけで、重苦しい思いに心は沈み、何もしてやれなくて歯がゆく、プーチン憎しで黙って座っていられないだろうと思います。
あの青年は、終身刑とのことですが、ウクライナの人々の不当な侵略への怒りも理解出来るし、一方では、青年を可哀そうにと思ってしまいます。
ロシアから出てきた情報も、若者に関する情報ですが、「戦地に行きたくない」と弁護士に相談する事例が増加しているようです。
ロシア南西部の街、クラスノダールで弁護士をしているミハイル・ベニヤシュさんは、従軍を拒否した兵士らの弁護を受け持ったところ、相談が殺到し始めたとのことで、次のような内容だそうです。
「相談に来るのはウクライナに行きたくない人や、再び戻りたくない人です。」
「（弁護士グループ全体で）約2000件の相談がありました。沿海地方から北コーカサスまで、全土からです。相談内容の一つに、装甲のない車両で移動をさせられることがありました。前線では簡単に砲撃される状態だったのです。」
「今では兵士たちもウクライナのSNSやメディアに精通しています。ウクライナで起きていることは衝撃でした。相談件数から考えると兵士不足は深刻で、部隊編成するのは難しいでしょう。誰も死にたくないんですよ。」
さらに、ロシア軍内部の混乱ぶりについては、ウクライナ軍の捕虜となったロシア兵士からも情報が出てきています。
「ロシア軍同士が攻撃しあっていて、私たちの目の前で装甲車が燃えたこともあった。」
「ある部隊がこちらの方面からきて、反対側からは別の部隊が移動していた。そうすると、片方の兵士たちが30ミリ砲で仲間の装甲車を攻撃しました。運転手は即死でした。味方の軍が攻撃していたのです。」
「無線から『バカヤロー、味方だよ』という怒号が聞こえました。兵士を見ただけでパニックになり、攻撃したのかもしれない。」
「地面に横たわる負傷した兵士に指揮官が歩けるかどうかを聞いて『歩けない』と答えると銃で撃って殺していたのです。それも一度だけでなく、何度もです。司令官は4 ～5人殺しました。負傷した若者を助け出すことができたのに殺したのです。」
ロシア軍が、想定より侵攻が遅れ、三か月も経過した中で、将校等の処分などの情報も出ていますが、様々な情報に触れるにつれ、今回の侵攻は、プーチン一味が軍部とのすり合わせもまともにせず開始させたんだというのが見えてきます。
こうした事態は、決してよそ事ではないと思います。なにせ、かつて大陸で日本軍も同じようなことを行っているのですから。
政治家と軍人の立場の違いや政治家同士の信頼関係欠如、国民と政治家の信頼関係欠如など、近い将来、日本の若者の身にも降りかかりかねない問題かもしれないと、とても心配になります。
「戦地に行きたくない」と言う若者を作りたくはないですね。回りくどい言い方ですが、若者たちがそのようなことを言わなければならないような国にしてはいけない。と、強く思います。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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＜５月２４日の誕生花＞
花言葉：献身的な愛、夢中、熱望
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