江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

プーチンと同じ思考パターンの橋下徹氏

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、曇り空でスタートです。

 

 

 

ロシア軍は、ついに、ウクライナ国内の原発への攻撃を開始するなど、その異常な行動が益々激化している。(日本国内の原発立地自治体もこの経過をしっかり見ておく必要がありますね。「攻撃されるなんてあり得ない」と原発推進を続けるのも「平和ボケ」かもね。)

 

 

こうした行為は、当初から予定されていたのか、それとも戦略の狂いに焦りを感じたロシア軍の姿勢を表しているのか、判断は出来ない。

 

 

いずれにしても、ロシア軍が正常な判断が出来なくなっていることの証左であろう。

 

 

ところで、こうした事態を受けて、日本国内でも様々な議論が起きているが、その中で、シカリさんは、橋下徹氏の発言に注目しました。

 

 

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(スポーツ報知、3/3(木) 12:16配信)より

 

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が3日までに自身のツイッターを更新。ロシアのウクライナ侵攻に対するNATO北大西洋条約機構)の姿勢に言及した。

 

 この日、ドイツのショルツ首相がNATOウクライナへの派兵はしないと改めて明言したという記事を貼り付けた橋下氏。

 

「派兵ができないならロシアと協議すべき。ロシアのウクライナ侵攻の原因にNATOもあるのだから」とつづった。(以下略)

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上記の橋下氏の主張は、全く、プーチンの短略的な主張と同じで、どうしようもない。

 

 

まず、プーチンの主張を見てみよう。

 

 

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プーチンの落日(報道されない内情) - 江戸っ子でぃ (hatenablog.com)(2月18日付)

 

今回のロシア侵攻に対するアメリカなどからの抗議を受けてプーチンが出した要求は、三項目。

(1)NATO拡大を停止し、ウクライナの加盟を認めない

(2)NATOの東方拡大が決まった1997年以降、東欧に配備した部隊、兵器を撤去

(3)ミサイル配備や軍事演習の制限

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この三項目には、プーチンNATO拡大に対する尋常ではない恐怖心」が読み取れる。

 

 

NATO拡大を停止し、ウクライナの加盟を認めない」と言う主張。

 

 

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確かに、ソ連崩壊後、「NATOは、じわじわと東方に拡大してきた。」のように見える

 

 

しかし、現実は、東方の国がNATOに近づき、自らの意思で加盟したのであって、プーチンの思考は、それぞれの国の意思や手続きを無視した発想と言える。

 

 

ちなみに、NATO加盟はそれほど簡単ではなく、手続きに何年もかかるもので、その証拠に、今回ウクライナを始め近隣国は、EUへの加盟申請を始めている

 

 

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北太平洋条約

 

第10条 (加入)

締約国は,全会一致の合意により,本条約の諸原則を促進し北大西洋地域の安全保障に貢献することができる他のいかなる欧州の国を本条約に加入するよう招請することができる。招請されたいかなる国も米国政府に加入書を寄託することにより本条約の締約国になることができる。米国政府は各締約国に当該加入書の寄託を通報する。

 

第11条 (条約の批准)

本条約は,締約国により各自の憲法の手続に従って批准され,規定が実施されなければならない。(後略)

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NATOへの加盟は、上記の通り規定されており、様々な審査を経たうえで、加盟各国での批准が必要となっている。しかも、全ての国の批准が必要なのです。

 

 

プーチン専制思考では無理かもしれないが、『まず、その国の意思があり、手続きがあり、加盟各国の意思一致が必要』と言う加盟に必要な構造が理解出来ないのだろう。

 

 

自分が考えれば、すぐに実行できるという思考パターン(専制主義)では、理解出来ないのだろう。

 

 

ところで、橋下氏の発言に戻るが、橋下氏は「派兵ができないならロシアと協議すべき。ロシアのウクライナ侵攻の原因にNATOもあるのだから」と発言しているが、皆様お気づきと思うが、ここには驚くべき論理の飛躍がある。

 

 

 

 

この二つの主張は、全て自分の思考の範囲で社会を管理しようとする専制政治家・プーチンと全く同じで、危険極まりない考え方と言える。

 

 

この二人(維新の会の面々も同じ)に共通するのは、各自各国の意思や主権を認めていない、ということ。

 

 

とても、幼稚で危険な思考だ。

 

 

こうした思考パターンを持つ政治家が日本でも増え、しかも、勢力を増している事態は注視が必要だし、正体を暴く活動の徹底が必要だと思う。

 

 

さて、プーチンと橋下氏の短絡思考に対する回答は、シカリさんの以前の記事に掲載していた1月31日付の「全ロシア将校協会」によるプーチン辞任要求に書かれていたので、再掲します。

 

 

書いたのは、レオニド・イヴァショフ退役上級大将

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ソ連崩壊の結果ウクライナは独立国になり、国連加盟国になった。そして、国連憲章51条によって、個別的自衛権集団的自衛権を有する。つまり、ウクライナにはNATOに加盟する権利があるのだ>

 

<ロシアの国家モデルと権力システムが魅力的なものである必要があった。しかし、ロシアは魅力的なシステムを作ることができなかったので、ウクライナは、欧米に行ってしまった>

 

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『ロシアは魅力的なシステムを作ることができなかったので、ウクライナは、欧米に行ってしまった

 

 

この言葉が、侵略戦争を正当化しようとするプーチンや同じ思考をしている橋下氏への回答だと思います。

 

 

日本のメディアは、このような危険な思考パターンをまき散らす橋下氏を出演させ続けることに関しては、大きな責任があることを自覚してほしいですね。(専制主義の拡大と言う面で、製造責任があるんですよ。^^;)

 

<付録>

昔、大阪弁護士会にハシモトトオルと言う弁護士が所属していました。この弁護士は、自分の担当する案件で裁判所の決定が出る前に、差押などを行い弁護士会から処分されました。その後、一時はセイジの世界でしのいでいたようです。現在は、どうしているんでしょうか?(自分以外の存在や手続きをないがしろにするクセは治らないのでしょうね。)

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<3月5日の誕生花>

クンシラン

花言葉:高貴、誠実、情け深い

<画像は、ネットからお借りしています>

 

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