皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートです。
シカリさんは、これまでプーチン下のロシアについて、「19世紀の帝政」と言う表現を使ったりしながら、民主主義政治の枠組みでの対話は難しく、国連からの排除もやむなしと言う考え方を述べてきました。
もちろん、これはあくまで「プーチン支配下」と言う前提ではありましたが、明らかに、『民主対専制』と位置づけで、排除の考え方でした。
しかし、その考え方は、バイデンなどと同じで、決して建設的でも人道的でも民主主義的でもなかったと反省しております。
間違いを気づかせてくれたのは、まずは、国連のグテーレス事務総長の努力により、ウクライナのマウリポリの製鉄所地下で頑張ってきた市民や兵士を避難させることに成功したことです。(兵士は捕虜ですが)
それ以前の人道回廊がたびたび失敗に終わっていたことから、『ロシアとの話し合い無駄だ』との考え方になっていました。
それを、『無駄ではない』と証明してくれたのが、国連と世界赤十字委員会の説得工作でした。
次に、共産党の志位委員長の言葉です。
この記事の中で、志位委員長は次のように述べています。
「この戦争をどう終わらせるかは、世界の平和秩序の行方を左右する大問題」
「あれこれの『価値観』で世界を二分するのでなく、『国連憲章を守れ』の一点での団結をするべき」
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前文
われら連合国の人民は、
われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、
基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、
正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、
一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の向上とを促進すること
並びに、このために、
寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互に平和に生活し、
国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、
共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によって確保し、
すべての人民の経済的及び社会的発達を促進するために国際機構を用いることを決意して、
これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した。
よって、われらの各自の政府は、サン・フランシスコ市に会合し、全権委任状を示してそれが良好妥当であると認められた代表者を通じて、この国際連合憲章に同意したので、ここに国際連合という国際機構を設ける。
国連憲章テキスト | 国連広報センター (unic.or.jp)
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ウクライナに武器を提供しながら、ロシアへの排除の論理を振りかざすバイデンを始めとする指導者たちと同じ轍を踏むところでした。
マリウポリでの市民や兵士の地下からの解放(兵士は捕虜ですけど)では、ロシアが国連の枠組みを尊重していることが示されており、だとするならば、志位委員長の「国連憲章を守れ」と主張すべきと言う視点は、もっとも、未来への可能性があるような気がします。
アメリカのバイデン大統領は、韓国に続き、昨日から日本を訪問しています。
その中で、改めて、ロシア・中国等との敵対路線を煽るのだろう。(もちろん、油断できる相手ではないですよ。)
さらに、インドを含めた新たな経済圏構想も提唱しているようだし、「対話」ではなく、益々、「排除路線」を深めて行くのだろうと予測できます。
世界の指導者たちは、なぜ、「国連憲章を守れ」と言わないのだろうか。(もう、言っているけど、効果がないのだろうか)
クアッドとか、IPEFとか、わけのわからない仕組みを乱造するより、もっと、国連を有効に機能できるような改革案を提起できる指導者は出てこないのでしょうか。
シカリさんは、これまでの思慮のない発言を反省し、『可能性のある対話』を潰す勢力には加担しないことを伝え、これまでの過ちについてお詫びします。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<5月23日の誕生花>
ゴデチア
花言葉:変わらぬ愛、お慕いいたします
<画像は、ネットからお借りしています>