江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

ウクライナからの求め

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、曇り空でスタートです。

 

 

 

 

ロシアのウクライナ侵略が始まって、もう、20日過ぎましたが、ここに来て、ロシアの侵攻が旨く行っていないことやウクライナの情報戦の優れていることなどが明らかになっていますね。

 

 

先日もゼレンスキー大統領の演説をアメリカ議会の人々が聞き入り、終了後には総立ちで拍手を送るというシーンがNHKで同時通訳付きで放送され、シカリさんも見ましたよ。

 

 

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こうしたウクライナからの働きかけは各国に行われているようで、我が日本にも少し要望が寄せられているようです。

 

 

その一つが、アメリカ議会で行ったようなゼレンスキー大統領の演説を国会で行いたいということ。

 

 

もう一つが、人工衛星データの提供を求めているとのことです。

 

 

まず、国会での演説ですが、なんでも立憲民主党の泉代表がツイッターで、国会で演説するのなら、その前提として、岸田文雄首相との首脳会談と共同声明を演説の「絶対条件」とツイッターに投稿したとして、随分、叩かれているようです。

 

 

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どのような形での演説を想像したのか知りませんが、随分、堅苦しいことを言うものですね。

 

 

ひょっとしたら、正式な議会日程の中での演説を想像したのかもしれませんね。(国権の最高機関ですから、そうした決まり事を気にしたのかもしれませんね。)

 

 

でも、ウクライナ側は、そんなことは求めていないでしょう。

 

 

ウクライナとしては、『大統領の生の訴えを聞いてほしい』と言うことで、形式にはこだわっていないんじゃないですか。(と思いますけど)

 

 

それに、外国要人の国会でのスピーチは、これまでも何回か行われていますしね。

 

 

  チャールズ皇太子(1986年)

  ネルソン・マンデラ(1990年)

  アナン国連事務総長(2004年)

 

 

逆に、こちらの首相が外国に行って外国の議場で演説した例としては、またしても、くだらない例で申し訳ありませんが、2007年に安倍元首相がインドの国会で演説をした例がありますね。(インドの皆さん、ウソツキを派遣して御免なさい。)

 

 

まあ、何のかんのあって、次の火曜日に行われるようですね。(場所は、知りませんけど)

 

 

ところで、アメリカ議会での演説や映像を見た感想を言えば、『よく作られている』という感じでしたね。

 

 

明かにプロの仕事。

 

 

と思っていたら、案の定、元大手広告代理店勤務で作家の本間龍氏は、次のように述べています。

 

 

< 演説する国々の人々の琴線に触れる言葉を選び、感情に訴える映像の力はプロの仕事です。ゼレンスキー大統領の周辺には国際世論をつくり、誘導する優秀なスタッフが間違いなく付いている。ウクライナ一国の技量とは考えにくく、欧米の著名な“戦争広告代理店”がプロパガンダに協力しているはずです >

 

 

ゼレンスキー大統領の演説と映像を見終わった日本の国会議員たちが総立ちして拍手する姿を想像すると、少しシラケますね。(シカリさんは、性格がちょっとひねくrete・・・^^;)

 

 

国会議員は事実を知るべきで、作られた映像(コンテンツは事実でも音楽や映像処理を施されている)で煽られて『力を貸さないといけない』などと言われては、国民としては困る。

 

 

本当に実態を知りたいのなら、『キエフに行け』とまでは言わないが、ポーランドの難民受け入れ施設ぐらい各党の代表者たちが訪問しても良いんではないかと思いますね。(国会休会中など、税金を使ってあちこちに研修とか視察と言って海外旅行に行っているんだから。)

 

 

で、ゼレンスキー大統領は、何を話すのか。

 

 

アメリカ議会では真珠湾攻撃9・11に触れていましたけど、日本では、世間的には、日露戦争のことを話すんじゃないか、と言う意見もありますが、シカリさんは、第二次大戦のときソ連が「日ソ中立条約」を一方的に破棄し、中国北部・朝鮮半島北部に侵攻し、北方領土などを占領してしまったことを話すのではないかと思います。(まあ、火曜日になればわかるか。それに、当時、ウクライナソ連の構成員だったしね。これはないか・・・。)

 

 

さて、もう一つの要望ですが、人工衛星データの提供ですけど、これはさすがに、ミーハーのシカリさんも判断に迷いますね。

 

 

画像データを入手して色々と分析をしたいのかもしれませんが、素人ながら、こうしたデータを提供することは、その背景にある技術的な部分も知られてしまうわけで、ちょっと、心配します。

 

 

同時に、提供したデータそのものが、確実に「平和目的」で使われるのか、と言う点も心配が残ります。

 

 

さらに、提供したデータを管理する場所なり、ネットワークがロシアの管理下に落ちた場合、ロシアに利用されるという危険もあるわけで、心配ですね。

 

 

何でもそうですけど、良かれと思い提供したものが、「漏れる」「奪われる」などの意図しない事態の中で目的以外に利用されることは十分に考えられると思います。

 

 

人工衛星データは、国家機密に準じるようなものなんでしょう?

 

 

ちなみに、次のような法律まであるんですね。(頭の部分だけ掲載します)

 

 

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平成二十八年法律第七十七号

衛星リモートセンシング記録の適正な取扱いの確保に関する法律

目次

第一章 総則第一条第三条

第二章 衛星リモートセンシング装置の使用に係る許可等第四条第十七条

第三章 衛星リモートセンシング記録の取扱いに関する規制第十八条第二十条

第四章 衛星リモートセンシング記録を取り扱う者の認定第二十一条第二十六条

第五章 内閣総理大臣による監督第二十七条第三十条

第六章 雑則第三十一条第三十二条

第七章 罰則第三十三条第三十八条

附則

第一章 総則

(趣旨)

第一条 この法律は、宇宙基本法(平成二十年法律第四十三号)の基本理念にのっとり、我が国における衛星リモートセンシング記録の適正な取扱いを確保するため、国の責務を定めるとともに、衛星リモートセンシング装置の使用に係る許可制度を設け、あわせて、衛星リモートセンシング記録保有者の義務、衛星リモートセンシング記録を取り扱う者の認定、内閣総理大臣による監督その他の衛星リモートセンシング記録の取扱いに関し必要な事項を定めるものとする。

****************

 

 

ウクライナウクライナ国民を守りたい、応援したいという気持ちはありますが、一人の人間がボランティアで応援する場合と国家として「他国、他国民」を応援する場合では、やはり、崩されない違いがあると思います。

 

 

現在のマスコミのように、「われこそ正義の使者」とばかりに先を争うような情緒報道に煽られて道を誤ってはいけないと思います。

 

 

まして、日ごろからまともな判断が出来ない政治家の皆さんの判断は危ういものです。

 

 

立派な刀を作る時と同じで、何回も「熱したり」「冷ましたり」しながら、キチンとたたき上げて国の行く先を決めるべきと思います。

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<3月20日の誕生花>

スイートピー

花言葉:門出、別離、ほのかな喜び、優しい思い出

<画像は、ネットからお借りしています>

 

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