コロナと闘う気力も責任感もなくした日本政府。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートです。
兵力の不足する所には、兵を補充し、物資の不足する所には、物資を補充する仕組みと物資の確保を根気強く続ける。
こうした基本的なことを放り出してしまった日本の政治家たちと官僚たち。
このざまで、よそ様の心配をしているなんて・・・。
呆れてものが言えない。(言ってるじゃん。^^;)
17日、政府は、新型コロナ対策の基本的対処方針を変更しました。主な変更点は、次のようなものです。
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- 感染リスクが低い一般の事業所などでは濃厚接触者の特定を求めず、一律の出勤制限は行わない。
- 濃厚接触者の待機期間について、家庭内で感染があった場合を含め、4日目と5日目の検査が陰性であれば5日目に待機を解除できるようにし、医療機関や高齢者施設、保育所などで働く人は、毎日の検査で陰性であれば、その日の業務を行えるようにする。
- ワクチンの4回目接種については、海外の動向や3回目接種の効果がどのくらい持続するかといった最新の知見を踏まえて検討するとともに、接種の実施を視野に入れ、必要なワクチンを確保する。
- 飲食やイベント、旅行などの際に、ワクチンの接種歴や陰性の検査結果を確認する取り組みを推奨し、イベントの開催にあたっては、まん延防止等重点措置の対象地域では、感染防止のための計画を作り、都道府県による確認を受ければ、これまで2万人に設定していた収容人数の上限を、定員まで認める。
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この見直しについて、島根県の丸山知事が噛みついています。
丸山知事さんの主張は、「感染した可能性のある人が勤務するのを許容するやり方で、一線を越えている」、「検査実施を前提としないやり方だ」、「この措置を適用せざるを得ない地域かを、厚生労働省でとりまとめて分かるようにすべきだ」と言うものです。
状況に応じて見直すことは、当然考えられますけど、問題なのは、その姿勢と責任分担の在り方のようですね。
今回の改定内容を見てみると、やる気が失せているというか、すでに理性を失っているというか、為政者としての統治能力ゼロとも言うべき内容がありますね。
例えば、『感染リスクが低い一般の事業所などでは濃厚接触者の特定を求めず、一律の出勤制限は行わない。』と言う項目。
濃厚接触者の特定を行わないということは、新たな感染者の把握を積極的に行わないということで、にもかかわらず「感染リスクの低い一般の事業所」という規定をしている。
誰が、その見極めが出来るんですか?
昨日まで感染者がいなかったからと言って、これから先も感染者が出にくい事業所と言えるのでしょうか。
一夜にして、従業員の半数以上が感染者になったという事例はないのですか?
そして、「出勤制限はしない」となっています。
事業活動に影響が出ていることは認識しています。だからと言って、いきなり「何もしない」と言う結論で良いのでしょうか。
何のための専門家分科会なのでしょうか。
感染者あるいは濃厚接触者と一般社会の接点の在り方などを検討・研究し、日常活動に出来るだけ支障のないような方法を考えるべきではないでしょうか。
それを、いきなり「しない」には、ビックリです。
他の項目からも読み取れるのは、「国の責任放棄」ではないでしょうか。
実に、都合の良い責任放棄の文書としか読めませんね。
丸山知事さんの御指摘は、全くごもっともだと思います。
なぜ、このようなご都合主義なのか。
それは、戦力不足を補充したくないから。
あるいは、戦線の再構築をしたくないから。
だから、全てのを保健所(都道府県)と医療機関と国民個人や事業主に丸投げしている。
日本の政治家のレベルは、ロシアの政治家とあらゆる点で同じですね。
自己利益を優先して、公的な責任は、誰かに押し付けるか放棄する。
国民の安全な日常を守るうえで重要な「公衆衛生」を守るという国の責任を見事なまでに放棄している。
あとは、日本維新の会が治めている大阪と同じで、新型コロナ感染により亡くなる方が出ても、「高齢で基礎疾患があったから仕方がない」論法で見捨てられるんでしょうね。
目の前の困難を放置して、「新しい資本主義」とか言っていたけど、今では、その議論も聞かない。
日本の若い人たちは、この無様な姿をしっかり目に焼き付けて、選挙に臨む自分の視点を定めていただきたいですね。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<3月21日の誕生花>
バイモ
花言葉:謙虚な心、才能
<画像は、ネットからお借りしています>