ロシア、北方領土を免税特区に!最大の功労者・安倍元首相。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、曇り空でスタートです。
岸田首相の特使としてマレーシアを訪問中の安倍元首相が11日、サブリ首相と会談し、岸田首相からの親書を手渡し、意見交換したそうですよ。
なんでも、今回の訪問は外交関係樹立65周年に合わせたもので、安倍氏にとっては首相退任後初めての外国訪問だそうです。
派遣した岸田首相も、派遣された安倍元首相も、まあ、随分、お気楽と言うか、浮世離れしているというか、『国のトップ、国の民の心知らず』って感じですね。
ロシアのウクライナ侵攻で、にわかに注目されているのが北方領土問題に係る安倍・プーチン会談の顛末。
国民の多くが疑問視する中、プーチンと手を握り合ったのは、2019年6月のこと。
当時のことが、誇らしそうな安倍元首相の画像と共に、外務省のページに残っているので、ほぼそのまま掲載しますね。(一部画像やリンク等は省略しました。なお、詳細は次のページをご覧ください。日露首脳会談|外務省 (mofa.go.jp))
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日露首脳会談
令和元年6月29日
6月29日,G20大阪サミットの機会に,安倍総理とプーチン大統領が通算26回目の日露首脳会談の実施したところ,概要は以下の通りです(テタテを約30分,少人数会合を約1時間,拡大会合兼夕食会を約1時間)。
1 平和条約
露側と合意した文書として,今次会談に関するプレス発表を発出
- 両首脳は,昨年11月のシンガポールでの首脳会談以降に,交渉責任者と交渉担当者の間で頻繁に行われた交渉の経過や今後の展望を含め,率直に議論しました。
- 両首脳は,シンガポールにおいて共に表明した,1956年共同宣言を基礎として平和条約交渉を加速させるとの決意の下で,精力的に平和条約交渉が行われていることを歓迎し,引き続き交渉を進めていくことで一致しました。
- 北方四島における共同経済活動について,「観光」及び「ゴミ処理」の2件の「ビジネスモデル」に一致し,これらについて,本年秋にも,観光パイロットツアーや,日露のゴミ処理の専門家の往来などのパイロット・プロジェクトを実施することで一致しました。共同経済活動の実施のための人の移動の枠組みや法的課題について,議論が深まっていることを歓迎しました。
- 元島民の方々のための人道的措置について,本年の航空機墓参を8月又は9月に実施することで一致しました。
2 経済
- 両首脳は,北極LNG2への日本企業の参画やハバロフスクの「予防医療診断センター」の設立に向けた投資の意思決定を含め,8項目の「協力プラン」の具体化が進展していることを歓迎しました。また,日本側から,東日本大震災後の輸入規制の撤廃を働きかけました。
3 人的交流
- 両首脳は,日露交流年が成功裡に行われたことを歓迎しました。2020年から2021年にかけて日露地域交流年を実施することで一致しました。
- 安倍総理から,本年9月から,(1)8項目の「協力プラン」に関与するロシア企業や研究所等の常勤者に対する最長5年の数次査証の発給と,(2)ロシアの大学生等を対象とする査証申請手続の簡素化,の新たな査証緩和措置を導入することを決定したことを表明しました。
4 安全保障
- 両首脳は,5月末の日露「2+2」を始め,防衛当局間,海上警備当局間で様々な交流が行われていることや,麻薬対策,サイバー,マネーロンダリング等の非伝統的脅威への対応を含め,安全保障分野での実務的な協力が進展していることを歓迎しました。
5 国際情勢
- 北朝鮮情勢について,最近の情勢を踏まえつつ,日露共通の目標である朝鮮半島の非核化に向けて率直な議論を行い,今後とも緊密に連携していくことを確認しました。
- 現在の中東地域における緊張の高まりを念頭に,先般の総理のイラン訪問も踏まえつつ,意見交換しました。
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「北方四島での共同経済活動」と言う形で、ロシアの北方領土での主権の存在を認めたと受け取られた瞬間ですね。
ちなみに、ロシアでは、3月9日、北方領土に免税特区を創設するための法案にプーチン大統領が署名し成立したそうです。(法案は今月4日に上下両院で可決されていて、進出する内外企業に対し、20年間にわたって税優遇措置を適用するらしい。)
日本政府は、この法案が準備された昨年からたびたび抗議を続けて来たけど、完全無視。
そりゃあ、そうだよね。
安倍さんとプーチンさんが、その道筋を作ったんだから。
本来ならば、岸田首相は安倍元首相を国会に招いて事情を説明させるくらいすべきだろうに、マレーシアに派遣してマスコミから遠ざけてしまった。
安倍さんが帰ってきたころには、マスコミは次のネタを追うのに忙しく、こんな重大な問題は置き去りにするだろうね。フン
当時、安倍元首相は、次のようにおっしゃっておられました。
「戦後70年以上残されてきた課題を次の世代に先送りすることなく、私とプーチン大統領の手で終止符を打つ」
確かに、終止符を打ちましたね。
10日、ロシア軍は北方領土を含む地域でミサイル演習を行うと同時に、10日夜から11日未明にかけてロシア海軍の艦艇10隻が津軽海峡を通過したそうです。
我が物顔とは、こういうことを言うんでしょう。
で、日本政府は・・・「遺憾の意」を表明。(これじゃあ、国土は守れないね。)
さらに間抜けなのは、立憲民主党の辻元前衆院議員のツイートで表ざたになったある予算。
<ウクライナへのロシアの侵略戦争のために経済制裁をしていますが、なんと、参議院で審議中の今年度予算案に安倍政権が合意した協力プラン「日露間における貿易投資の促進」など3.1億円が含まれています。このまま予算案を通していいのでしょうか?修正すべき>
この期に及んで、安倍忖度予算があるとは、日本国は、どうなっているんでしょうか?
安倍元首相のおかげで、ロシアにとっては対外的にも、自国の領土と主張しやすい環境が出来、日本にとっては、一層、主権を主張しにくくなってしまった。
マレーシアより、今こそ、安倍元首相をロシアに派遣して、ウクライナ問題、北方領土問題の決着をつけていただいたら如何だろうか。(結論が出るまで帰らなくて結構だ。^^;)
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<3月13日の誕生花>
花言葉:愛の神託、神託、真心の愛、別離
<画像は、ネットからお借りしています>