ウクライナ問題、日本人も覚悟を問われる時が来た。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、晴れ模様でスタートです。
アメリカのバイデン大統領は、ついにロシア制裁の追加措置として、原油・天然ガス等の禁輸を発表しましたが、一方で、格付け会社のフィッチ社は、2日に格下げしていたロシアをさらに6段階も引き下げ「C」としたと発表しました。
この二つの決定は、ロシア経済をさらに窮地に追い込むもので、プーチンの今後を占ううえで大きな変更点と言えると思います。
ただ、原油の輸入禁止について言えば、EUなどはロシアからの輸入に代わる輸入先もなく、当面は、アメリカと足並みをそろえられる状況にはないとのことです。
この点について言えば、我が日本もアメリカのように自国で原油を調達できるような資源を持たず、輸入先の確保が簡単にできるものでもないだろうし、岸田内閣の対応が注目されます。
また、格付けの引き下げについても、日本からのロシア向けの融資などの返済が滞るなどの危惧が出てきます。
ちなみに、国際決済銀行(BIS)や各金融機関の開示資料によると、融資額は1兆円に上り、内訳は、約7000億円が三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクと、国際協力銀行(JBIC)とみられ、残りは、信託銀行を通じ、機関投資家らが保有しているとのことです。
なお、こうした融資の返済条件に付いては、ロシアのプーチン大統領は5日、対外債務を外貨でなく、自国の通貨ルーブルで返済することを一時的に認める大統領令に署名しており、ロシアへの制裁措置を行う「非友好的な国と地域」の債権者に対し、『ロシア中央銀行が定めた為替レートに沿ってルーブルで返済すれば、債務履行と見なす』としています。
その「非友好的な国と地域」については、ロシア政府が7日に公表したリストによると、日本のほか、アメリカ、イギリス、EU=ヨーロッパ連合の加盟国、それに韓国や台湾などが含まれているそうです。
つまり、「非友好的な国と地域」に対しては、「紙切れ同然」になったルーブルで支払えば、「返済した」と見なすということ。
先ほど掲載した日本の金融機関などからの融資1兆円は、紙切れで返すということですが、随分勝手な話ですよね。
こうしたロシアとの提携関係が確立されたのは、あの人が総理の時に、「ウラジミール」「シンゾー」と呼び合って蜜月関係を演出した時から。(何も成果はなく)
本当に、この「シンゾー」と言う人は、やったこと全てが「シンゾー」ではなく「ギゾー」だったことが分かる。
憂さ晴らしのダジャレはほどほどにして、いずれにしても、プーチンを追い込むための様々な措置は、それ相応の副作用を伴うもので、ワシら国民も覚悟を求められる事態となってくるでしょう。
その時に、まかり間違っても、日本政府に「妥協しろ」などと言わないことが大事だと思います。
今回のプーチンの暴挙は、国際政治を何十年も後戻りさせるもので、様々な犠牲を基に地道に築き上げてきた国際政治の秩序を吹き飛ばすものです。
そのことを考えた時に、日本人も少々の痛みは覚悟しつつ、武士は食わねど高楊枝の精神を貫く必要があると思います。
このことを、俳優の谷原さんは、9日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」の中で、次のように語ったそうです。
『僕たちもできることをして、できる限りのことはしますけれども、多少の石油が上がったりってことは覚悟をしなければいけないのかも知れません』
その通りですね。
さらに言えば、どうしても耐えられない部分(企業・人々)が出てくることも予想されます。
その時のための支援策をいち早く構築することが、政治に求められるのではないでしょうか。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<3月10日の誕生花>
花言葉:想像力、いつも幸せ、貪欲、あなたは私の安らぎ
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