戦争は爺さんが決めて、おっさんが命令して、若者が死ぬ
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、晴れ模様でスタートです。
ロシア軍によるウクライナへの侵略戦争も長期戦の様相を呈して来て、同時に、情報戦も激しくなっているようだ。
『ロシア軍の若者は、演習と言われていた。』
『ロシア軍の犠牲者は3月1日現在で約6000人』
『「母さん、僕はウクライナにいるんだ。本当の戦争が始まっているんだ。怖いよ。一般市民もターゲットにして攻撃している」と言うメッセージを母親に送ったあと、若い兵士は戦死した。』
『ロシア兵はたくさん投降している。』
『テレビ塔を攻撃された。近くのホロコーストの慰霊碑も破壊された。』
『軍事施設以外への攻撃が行われている。』
こうした情報の中には、事実を広く知らしめて、相手国への反感を煽ったり、戦意高揚を計ったり、自らの弱点を覆い隠そうとしたり、様々な思いで作られた情報が含まれる可能性があることは周知の事実。
だからと言って、上に列記した事柄を否定しようとは思わない。
特に、画像とともに伝えられると、その信ぴょう性は高まる。
シカリさんとしては、こうした情報の中から、ロシアの若い兵士の言葉には、なんとも切ない思いを抱かざるを得ない。(次の写真の人物と掲載の言葉の発言者と、同一人物なのかは定かでありません。)
『演習と言われていた。』
当初の見込みと違い、ロシア軍の侵攻が進まないのは、こうしたことを裏付けるものかもしれない。
シカリさんもテレビで、ウクライナ人が戦車の前に現れて、素手で行く手をふさぎ停車させている映像を見たが、あれこそ、ロシア軍の現状なんだろう。
今日のタイトルですけど、『戦争は爺さんが決めて、おっさんが命令して、若者が死ぬ』は、あの大橋巨泉さんが言った言葉。
戦争の構造を鋭く指摘した言葉ですが、ロシア軍の現状は、「その命令にすら嘘があった」ということ。
ロシア軍だけでなく、第二次世界大戦中の日本軍の中でも、あったかもしれない。
ベトナム戦争でも、あったかもしれない。
アフガン戦争でも、イラン・イラク戦争でも、あったかもしれない。
つまり、その命令を受けた兵士たちは、自分がなんのために戦っているのか本当のことを知らないし、知らないまま戦死する若者たちがいるということだ。
これほど、「人間性を否定する行為」はないだろう。
どのような名目を並べようと、こうした行為に正当性はない。
このような状況の中で、「デイリー新潮」では、取材に基づくロシア関連情報として、次のような方々の言葉を載せていた。
<ロシア事情に詳しいジャーナリスト>
「一般市民が撮影してそのまま拡散された動画も多く、ロシア兵の実態を表していると言えるだろう」
「ロシア人とウクライナ人は非常に近い関係なんです。そもそも1991年のソ連崩壊までは同じ国家だった。同じ民族で言葉も通じるし、双方に親戚だっている。ロシア兵からすれば、なぜ同胞を殺しに行かなければいけないんだ、という気持ちなんでしょう。NATO当局者もロシア軍が士気に問題を抱えていると分析しています」
<モスクワ在住の日本人>
「誰がどう見ても侵略戦争ですから。言論統制が敷かれていて大きな声で言えない状況ですが、『こんなことやって恥ずかしい、ウクライナ人に対して申し訳ない』と本音を漏らすロシア人は少なくありません。SWIFT(国際銀行間通信協会)の動きもありましたし、自分たちの今後の暮らしについての不安もあります。ルーブルも株価も史上最安値を更新中ですから」
このお二方の言葉は信じていいだろう。
そして、デイリー新潮は、次のように記事を締めくくっていた。
<大義なき戦争に駆り出される若き兵士たちも、犠牲者なのかもしれない。>
その通りです。
国に関係なく、若者たちは、間違いなく犠牲者です。
そして、もう一つ、この戦争は、「ロシア人とウクライナ人の戦争」と言うより、「プーチンとその取り巻きによるウクライナへの侵略戦争」と言う側面が強いということも忘れてはならない。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<3月3日の誕生花>
モモ
花言葉:私はあなたのとりこ、天下無敵、気立ての良さ
<画像は、ネットからお借りしています>