江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

現場を混乱させる岸田政権の新型コロナ対応

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、晴れ模様でスタートです。

 

 

 

新型コロナ対応については、安倍政権・菅政権と「後手後手」が続いてきたが、岸田政権もやはり、後手後手が続いているようだ。

 

 

おまけに、方針が一貫せず、『ゴタゴタ』対策になってしまっている。

 

 

菅政権では、わずかにワクチン接種だけは早かったけど、岸田政権では一向に進まず、『一日100万回』とか言っていたけど進んでいないのが現状。

 

 

同じように、PCR検査については、自治体の無料検査を支援する「検査促進枠」交付金を創設し、今年度補正予算に予算3200億円を計上したまでは良かったが、ここに来て、『検査件数を抑えろ』ととれる通知を出していたことが分かりました。

 

 

20日付け「日刊ゲンダイ」の報道によると、先月27日、内閣府地方創生推進室と内閣官房コロナ対策推進室が、連名で各都道府県に送付した事務連絡を出したそうだが、その内容(一部)は、次の通り。

 

 

<1日当たりの検査件数を1月第二週における1日当たり平均検査実績の2倍以内として頂くようお願いします>

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同日、厚労省は検査の優先順位を決定しているが、症状がある人を診断する「行政検査」が最優先で、各自治体が行う「無料検査」は下位に位置付けとなっており、「無症状」「軽症」の可能性のある人に付いては検査先送りを「政府方針」としたことが明らかです。

 

 

このことは、その後の検査人数の推移に現れており、東京都の「検査人数」(7日間平均)は1月29日の2万9698.7人以降は減少を続けているとのことです。

 

 

この傾向については、『感染者が少なければ検査人数が減るのは当たり前』との考え方もありますが、一方では、全国の検査件数に占める陽性者の割合を示す「陽性率」は今月6日までの1週間で57.7%に達し、東京と大阪の陽性率も40%台が続くなど、異常な状態が続いている。

 

 

同時に、オミクロン株の一つの特徴として南アフリカにおける『感染拡大から終息へのカーブ』が注目されていたが、この特徴とも明らかに違いを見せている。(南アフリカの感染者数の推移。一番右の波が、オミクロン株による感染者の波です。拡大期より終息期の勾配がきつく、急激な収束であることに注目して下さい。なお、もう一つ下の東京都のグラフとは、横軸・時間軸が違いますので、尖り具合での比較はできません。)

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一方、東京都の数値を見ると下のように、下降線は描いているものの緩やかな下降にとどまっているのが分かります。(実線・「検査人数(7日間移動平均)」、点線・「陽性率」)

 

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「東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトモニタリング項目(4)」より

検査の陽性率

39.9 %

 2022年2月18日 の数値(7日間移動平均値をもとに算出)
(前日比: 0.0 ポイント)

検査人数

19,971.3 人

 2022年2月18日 の数値(7日間移動平均
(前日比: +684.9 人)

 

 

この違いから推測されるのは、検査抑制により重症化を待って検査するという形になるので、『陽性者の発見を先送りしている』こととなり、そのことが南アフリカのような一気に減少するというスタイルではなく、ジリジリと減少していくスタイルになっているのではないでしょうか。

 

 

同時に、「死亡者数」の伸び・高止まりにもこうした対策の矛盾が現れています。

 

 

関係者は、『高齢者で基礎疾患のある方が増えているので』と言い訳しているが、そうした人たちは以前から居たし感染もしていた。

 

 

問題は、早く対応できたのか出来なかったのかの違いでしかないと思います。

 

 

現在の状況は、ある意味、社会的に「高齢者や基礎疾患のある人の死を当然」とする恐ろしい事態だと思います。

 

 

ちなみに、こうした通知を出したにもかかわらず、「やはり、早く検査をしたい」という自治体に対しては、次のように恫喝も忘れていない。

 

 

<1日当たりの検査件数の計画値を提出して頂くとともに、2倍超とすることが必要となる特別な事情がある場合については、事前に協議を行うようお願いします>

 

 

自治体の職員は、現状でも対応に追われ大変なのに、「検査件数の計画値を提出」しろだの、「事前に協議」しろだの、まともに検査キットを調達できないことは棚上げにして、上から目線で、難癖をつけている。

 

 

このことについて、ある自治体の担当者「無料検査を後押ししてきたのに突然ブレーキを踏めなんて、無理難題を押しつけるな」と思ったと述べたそうです。

 

 

こうした岸田政権への国民の眼は厳しく、毎日新聞と社会調査研究センターが19日に実施した全国世論調査では、内閣支持率が、前回1月調査から7ポイント下落の45%で、政権発足以来、最低を記録。不支持率は10ポイントも増加して46%と、ついに支持率と逆転したそうです。

 

 

新型コロナ感染症については、当初から『検査を積極的に行い、実態を把握し的確な対応を素早くするべき』という意見が多かったが、この期に及んで、この基本的な部分をないがしろにしている自公政権の責任、岸田政権の責任は、とても重いと思います。

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<2月22日の誕生花>

ローダンセ

花言葉:変わらぬ思い、終わりのない友情

<画像は、ネットからお借りしています>

 

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