江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

安倍元総理、またしてもトンデモ発言「コロナを2類から5類に下げれば良い」

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、夜中までの小雨は止み曇り空でのスタートです。

 

 

新型コロナ感染症に関しては、混乱の元凶と言うか、コロナにかこつけて身内に儲けさせ放題の施策を行い、挙句の果ては膨大な無駄遣いを行った張本人(元総理・安倍氏が、新年早々、またしても非常識な発言をしたそうです。

 

 

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このことに関して、日刊ゲンダイ「トコトン無責任だ。」と書き出しています。

 

 

何を言ったのかと言うと、次の通りです。

 

 

「入院治療が原則で、医療機関や保健所の負担は大きい。感染の仕組みが次第に解明され、昨年末には飲み薬も承認されました。オミクロン株への警戒は必要ですが、薬やワクチンで重症化を防げるならば、新型コロナを季節性インフルエンザと同じ『5類』として扱う手はあります」

 

 

2類にしていると保健所や医療機関が大変だから5類に変更すれば良い、ということですね。

 

 

まず、2類と5類の違いですが、感染症法で規定されています。

 

 

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感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

<必要な部分のみ抜粋>

第六条 この法律において「感染症」とは、一類感染症、二類感染症、三類感染症、四類感染症、五類感染症新型インフルエンザ等感染症、指定感染症及び新感染症をいう。

2 この法律において「一類感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 エボラ出血熱 二 クリミア・コンゴ出血熱 三 痘そう 四 南米出血熱 五 ペスト 六 マールブルグ病 七 ラッサ熱

3 この法律において「二類感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 急性灰白髄炎 二 結核 三 ジフテリア 四 重症急性呼吸器症候群 五 中東呼吸器症候群 六 鳥インフルエンザ

4 この法律において「三類感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 コレラ 二 細菌性赤痢 三 腸管出血性大腸菌感染症 四 腸チフス 五 パラチフス

5 この法律において「四類感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 E型肝炎 二 A型肝炎 三 黄熱 四 Q熱 五 狂犬病 六 炭疽(そ) 七 鳥インフルエンザ(特定鳥インフルエンザを除く。) 八 ボツリヌス症 九 マラリア 十 野兎(と)病 十一 前各号に掲げるもののほか、既に知られている感染性の疾病であって、動物又はその死体、飲食物、衣類、寝具その他の物件を介して人に感染し、前各号に掲げるものと同程度に国民の健康に影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるもの

6 この法律において「五類感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く。) 二 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く。) 三 クリプトスポリジウム症 四 後天性免疫不全症候群 五 性器クラミジア感染症 六 梅毒 七 麻しん 八 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 九 前各号に掲げるもののほか、既に知られている感染性の疾病(四類感染症を除く。)であって、前各号に掲げるものと同程度に国民の健康に影響を与えるおそれがあるものとして厚生労働省令で定めるもの

7 この法律において「新型インフルエンザ等感染症」とは、次に掲げる感染性の疾病をいう。

一 新型インフルエンザ 二 再興型インフルエンザ 三 新型コロナウイルス感染症

第十九条 都道府県知事は、一類感染症のまん延を防止するため必要があると認めるときは、当該感染症の患者に対し特定感染症指定医療機関若しくは第一種感染症指定医療機関に入院し、又はその保護者に対し当該患者を入院させるべきことを勧告することができる。ただし、緊急その他やむを得ない理由があるときは、特定感染症指定医療機関若しくは第一種感染症指定医療機関以外の病院若しくは診療所であって当該都道府県知事が適当と認めるものに入院し、又は当該患者を入院させるべきことを勧告することができる。

2 都道府県知事は、前項の規定による勧告をする場合には、当該勧告に係る患者又はその保護者に対し適切な説明を行い、その理解を得るよう努めなければならない。

第二十六条 第十九条から第二十三条まで、第二十四条の二及び前条の規定は、二類感染症の患者について準用する。

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安倍氏の発想としては、保健所や医療機関が大変と言う声があるから、分類を格下げすれば良いではないか、そうすれば国民の移動も自由になる、と言うことでしょうね。

 

 

その主張の要因として、ワクチンの接種がすすみ飲み薬が開発されたからと言うもの。

 

 

確かに、2類から5類に格下げすれば、行政による動向把握や入院勧告などの必要は無くなります。

 

 

でも、国民の立場から言うと、2類の場合の医療費は、全額行政が負担するけど、5類になると通常の医療費と同じ自己負担が出てきますね。(承認されたばかりの飲み薬など高いでしょうね。ワシら貧乏人は飲めませんよ。)

 

 

さらには、行政が動向把握しないことで、感染の状況すらわからなくなるんです。つまり、コロナ対策を放置しろ、と言っていることと同じですね。

 

 

そして、全て国民一人一人の「自己責任」として見放しなさいということですね。

 

 

このお花畑的で冷酷な認識は、総理現役時代から退任後も健在のようで、おめでたいお人としか言いようがない。(昭恵さんと似たもの夫婦ですね~。^^;)

 

 

ワクチン接種を3回すました人でもオミクロン株には感染しているし、飲み薬に至っては重症化を防ぐ効果はあるものの30%程度のカバー率でしかないと聞きます。

 

 

こうした現状をキチンと認識しているのなら、先ほどのような発言は出てこないと思うのですけどね。

 

 

さらに言わせていただきますと、医療崩壊の大きな要因としてはベッド数を減らす計画が進められてきたこと。

 

 

平成26(2014)年、つまり安倍政権下に「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備に関する法律」が制定されました。

 

 

これに基づき、地域のベッド数の見直し(減らす)が進められているのです。(現在進行形)

 

 

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五島市でも、病院が診療所に格下げされたり、廃止の話しが出たり、とても国民の健康を守れる状況ではなくなりつつあるのです。

 

 

つまり、医療崩壊の原因を作ったのは、他でもない安倍晋三氏なのであって、感染症の分類の問題ではない

 

 

森友事件や桜を見る会問題、広島買収事件の減資提供などの重大事件を起こしただけでなく、2回も政権を途中で放り投げておきながら、よくもまあ、政治に口を挟めるものです。

 

 

この人の辞書には、「恥」と言う言葉はないのでしょうか。

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<1月6日の誕生花>

マンサク

花言葉:呪文、魔力、霊感、ひらめき

 

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