江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

あの人は、今

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、晴れ空でスタートです。

 

 

 

あの人が、テレビで必死になって「その怖さ」を訴えていたのは、ちょうど2年前の今頃からのこと。

 

 

まったく、その怖さについて知識がなかったワシも、少しは理解し、警戒するようになりました。

 

 

まったく、今回の新型コロナに対する知識、警戒心を与えて下さったのは、「あの人」でした。

 

 

ところが、最近では、全く見かけない。

 

 

どうしているんだろうと思っていたら、9日付の長崎新聞にこんな記事が載っていました。

 

 

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出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

岡田 晴恵(おかだ はるえ、1963年 - )は、日本の感染症学コメンテーター。白鷗大学教育学部教授。ワタナベエンターテインメント所属。

専門は感染症学、公衆衛生学、児童文学。大学の担当科目は生物学(一般教養)、病と癒しの人間史(教養特講)、学校感染症の対処法(専門特講)。

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タイトルは、「信念 その先の幸せ」となっていた。

 

 

中には、彼女の当時から変わらない信念が書かれていました。

 

 

 「感染症は、問題が起こる前に対策をしなければ間に合わない。しかし、リスクを取ることを嫌い、とりあえず様子を見る日本では、対策が後手後手になった。」

 

 「信念を持っている人がいて、その人の偉業があり、その先に私たちの幸せな今がある。研究者にとって、人のために働くことは普通のことです。」(戦前の細菌学者、秦佐八郎について)

 

 「国のかじ取りをする専門家は、『私』を投げうってでも『公』のために闘うべきです。そのために、私も闘います」

 

 

この記事を読み、『あ~、あの頃と変わらない信念で仕事をされているんだ』と納得すると同時に、『では、なぜ、最近はテレビに出ないんだろう』という疑問を抱きました。

 

 

それで、ネットで検索していると当時の日本政府の『楽観論』に繋がるいきさつなどを岡田さんが書いた文章が目に付きました。

 

 

その一部を掲載せていただきます。なお、ネットで全文を読めますので興味のある方は、どうぞ。

 

 

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試し読み | 岡田晴恵 『秘闘―私の「コロナ戦争」全記録―』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

 こんな尋常ではない事態が武漢で起こっていたのにもかかわらず、日本のリスク評価はまだ楽観的であった。


 日本の感染症対策の本丸は厚労省である。この厚労省感染症対策を過去30年近くにわたって共にうまくやってきたのが、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長であった。


 岡部氏は「人から人への感染の可能性を排除できない」という1月14日の武漢市当局の発表を受けつつ、「仮に人から人への感染があったとしても、リスクはインフルエンザや麻疹などと比べても、とても低い」として、「現地に行く場合には手洗いなど衛生に気をつける」ことと述べた。これをなぞって、厚労省も16日に「現時点で人から人へと感染が拡大するリスクは低く、過度な心配は必要ない」としている。


 私は、岡部氏のコメントの載った新聞を読んで、「先生、何をもってそう言い切るのですか? 単なる川崎市の研究所の所長だけでなく、今なお、さまざまな学会の理事、名誉会員や厚労省の委員会の委員等の肩書を背負っている先生の言葉は重いのです」と問いたくなった。内心で「この楽観視が対応の遅れにつながったら、日本でウイルスが広がります。広がってからでは、封じ込めはできません。岡部先生には、田代先生からの情報は、厚労省経由で当然入っていますよね。それを打ち消すデータやエビデンスがあるのなら、お示しください。でないと、私はこの国のことを思うと安心できません。国民を守れません。拡がったら、その痛みは国民が受けることになります。国民が受容できないほどの痛みとなった場合に、どうするおつもりでしょうか」と、大先輩の岡部氏に反論していた。


 しかし、たとえ私が百万遍も反対意見を言ったところで、岡部氏の一言できれいに打ち消されるだろう。だいたい年齢が違う。年功序列の医学の世界では、およそ20年も年が下で、女の岡田ごときが、大先生に向かって何を反論する、となる。

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当時、テレビなどでもよく聞いた言葉『厚労省医系技官』や『医学の世界』というムラの影響力が良くわかる。

 

 

と同時に、今でもこうした勢力が政府や財界にとって「都合の良い知識人」としてその世界の中心として存在し、対策の遅れを招き国民に苦しみを与え続けているのかと思うと、なんとも、情けなくなる。

 

 

コロナ騒動で歯がゆい思いをしたのは今に始まったことではないが、そうした思いをワシに強烈に与えた女性がいた。

 

 

その人は、いわゆる『医系技官』系人間の一人、木村盛世さん。

 

 

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出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

木村 盛世(きむら もりよ、Moriyo KIMURA、1965年3月9日 - )は、日本医師医学者Masterジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院1998年)である。一般社団法人パブリックヘルス協議会代表理事。元厚生労働省医系技官

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この方は、いまでも「ある筋」のマスコミに重宝されており、5日も「情報ライブ ミヤネ屋」に出演し、怪気炎を上げたようです。

 

 

 「南アフリカのようにワクチン接種がかなり低いところでも収束してきているわけですから、ワクチンも治療薬もできたなかでは、感染を無理に止めない。医療体制を万全に整えることが私たちがやらなければならないこと」

 

 「この感染症はある日突然消えてなくなるものではなく、変異する前からほとんどの人にとって、軽症で無症状。にも関わらず、かかったら隔離して、社会活動を止めなければならないこんなバカげたことはない」

 

 「効果がどれだけあるか分からない自粛やまん防を繰り返すのは止めた方がいい」

 

 

とてもとても、ワシの感覚では受け入れられない。

 

 

ワシの知識不足が原因なのか、ワシが我がままなのか、理由は自分でも分かりません。

 

 

木村さんは、自身の知識を基に「良かれ」あるいは「これしかない」と思い発言・提言をされているんだと思いますが・・・。

 

 

でも、しかし、ワシは受け入れられない。

 

 

おそらく、この方の主張は、岡田さんとも相いれないと思います。

 

 

この方の主張を読んで、ふと思いついたのが、『この人は、ウイルス、感染症、医学界は見ているが、社会、つまり人は見ていない。理屈だけで、現在進行している現実を見ることが出来ない。』と言うこと。(見ているけど、ひとりひとりの人間の生死に価値を見出さない、あるいは、そもそも興味がないのかもしれませんね。この方にとって、人の存在は、研究対象の一つでしかないのかも?)

 

 

研究所の中で研究を続けている限りでは素晴らしいのだろうけど、社会に出て社会とウイルスや感染症との関わりを述べるとピントがずれてしまう。

 

 

そして、その『ズレ』を利用する人々がいる。

 

 

悲しい「欲に溺れた日本の政治家たち」。

 

 

つい、怒りを木村さんに向けがちだが、9日の「歌う珈琲屋さん」のブログに、次のような一文が掲載されていました。(すみません、勝手にその一部を転載させていただきます。ご容赦ください。)

 

 

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ひとくくりにすんな! - 歌う珈琲屋さん (hateblo.jp)

 

かの名探偵 シャーロックホームズが

 「地球の丸いのを知らなかった」

と ワトスンが驚く場面がありました。

 

ホームズは 事件の真相を突き止めるのに

全頭脳を使っているので 

 「地球が丸かろうが 四角かろうが 

  そんなこと どーでもいい」 

と 思っていたようです。

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改めて自分の考えの浅さを思い知りました。^^;

 

 

あれ、今日は「あの人は、今」だったのに、複数の人になっちゃった。

 

 

まあ、良いか。

 

 

チャオ!

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<2月11日の誕生花>

オオイヌフグリ

花言葉:忠実、信頼、清らか

<画像は、ネットからお借りしています>

 

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