アスリートの提言。『IOCは、解体すべき!』
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、晴れ空でスタートです。
シカリさん、オリンピックについては、最近、ちょくちょく記事にさせていただいています。
今日は、ワシみたいな傍観者の意見ではなく、長年、最前線でアスリートとして戦って来られたお方の意見を中心に書かせていただきます。
そのお方とは、ラガーで同志社大を経て、神戸製鋼と進み、99年ラグビーW杯では日本代表に選出された平尾剛さん。
現在は、神戸親和女子大学の発達教育学部ジュニアスポーツ教育学科で教授を務められているそうです。
このお方が、『IOCは解体しないといけないんじゃないですか。極論かつ理想論かもしれませんが、IOCは大金持ちとか資産家たちの集合体になっています』と発言しています。
理由としては、『五輪憲章を棚上げし、とにかく開催にこだわる姿勢に商業主義への偏向』『これから先もスポーツの価値を維持するためには避けては通れないこと』を挙げています。
シカリさんも、商業主義・金儲け主義のIOCは解体すべきだ、といった主張はしてきました。
でも、「スポーツの価値を維持するため」との視点は持ちませんでした。
さすがに、当事者ならではの視点と言えます。
例えば、今年の東京五輪はコロナ感染症の拡大のなか、しかも熱い真夏に開催されました。
アスリートのことを考えれば、とても尋常とは言えません。
さらには、アメリカのテレビ放送の時間帯に合わせて深夜にまで及ぶ競技開催まで行っています。
このことについて、『東京五輪をきっかけにIOCの実態が明るみに出ました。コロナ禍でも強行開催するその姿勢に、嫌気が差した人が多いんじゃないかな。』と指摘されている。
もちろん、「IOC解体」が簡単なことではないことは重々承知の上での発言です。
また、「スポーツは政治的に中立でなければならない」との主張についても、『スポーツと政治はもはや切り離せません。だから政治的中立な立場はあり得ないんです。したがって政治的中立性を盾にするのは逃げでしかないと思います』と鋭く切り込んでいます。
まさに、その通りだと思います。
オリンピックの誘致から開催まで、時の政権の浮揚に大きく関係します。だからこそ、巨額なワイロを贈ってまで誘致しようとするのではないでしょうか。
最近の動きで説明しますと、アメリカは北京オリンピックをめぐって、いわゆる「外交的ボイコット」を各国に要請しています。
でも、「全面的ボイコット」の呼びかけはしない。
なぜか。
他でもないアメリカ企業や放送局などこそが利権者だからです。
人権無視・専横政治にフタをして「平和の祭典」を開催しようとする中国の姿勢も政治的だし、それに対して「批判モドキ」を繰り返すアメリカをはじめとする国の動きも政治的。
金まみれ、利権まみれに成り下がったオリンピックでアスリートを利用するのは、アスリートの自己実現やスポーツ観戦に純粋に喜びを感じる人々の心を踏みにじる行為だと思います。
ぜひ、スポーツを政治や利権から切り離す意見を広げたいものです。
まずは、開催地をギリシアに返しましょう。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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カトレア
花言葉:優美な貴婦人、成熟した大人の魅力、魔力、魅惑的
誕生花: 12月23日