総裁選で掲げた政策をひっこめた所信表明演説。「岸田カラー」は、「カラ」だった?
お早うございます。(もう、こんにちは、ですね。^^;)
五島地方、今日も爽やかな朝(昼)を迎えました。
シカリさんも、そんな五島地方の隅っこで生かさせていただいております。
ありがたや~~。
こんな穏やかな生活をくれるのも、み~~んな、政治家の皆様が、国民のことを考え、国民生活第一に、と頑張って下さるおかげ。
ありがたや~~。
昨日は、新しい首相の岸田首相が国会で、所信表明演説をなさったそうです。
全文は約6900文字だそうで、前菅首相の7000文字より少なかったそうです。
よほど無駄を省き、中身の詰まった文章を起草されたんでしょうね。
と思っていたら、少し、ガッカリ。
なんと、総裁選ではあれだけ声高に主張していた『令和版所得倍増や金融所得課税の強化』が触れられていないじゃありませんか。
どうされたんでしょうか?
わずか数日で、政策を変更するなんて、余程のことがあったんでしょうね~。
でも、簡単に言えば、出来もしないことを目玉商品として売り込み、契約が成立したら、出来ませ~~ん、ってことでしょう?
で、自分の都合の良い商品だけ「買って」、と言われてもね~~。
大体ね、これ以上の所得倍増とか必要ですか?
今、この国で必要なのは、「公平分配」じゃないでしょうかね。
あ、そういえば「成長と分配の好循環を実現」させるためとか言って、看護・介護などの収入増を目指す分配政策とか、コロナ禍で苦しむ非正規や子育て世帯への給付金支給とか言っていたけど、その財源のことは言っていませんでしたよね。
「分配」って、「収入」をみんなで分けることでしょう。
国の場合は、「税金」を分けること。
分ける税金が少ないと、新しい税金を作るか、今ある税金の税率を上げないといけない。
安倍政権以降、高所得者層の所得税率を下げ、企業の法人税率を下げてきているけど、それを上げるというのでしょうか。
そう言えば、岸田内閣の組閣にあたって「経済安保担当相」とか配置しましたけど、これだけ、国際経済にがんじがらめにされて、さらに、TPPとか積極的に進めながら、「経済安保」などと言うこと自体が、なんだかな~、な内容ですね。
貿易で利益を出すということは、相手の国から少なからず「富を奪う」あるいは「富を移す」ことを意味するわけでしょう。
ある時には、資源価値の違いを根拠にしたり、労働力の単価の違いを根拠にしたり。
一般的には、こういう事象を「搾取する」と言うんじゃないでしょうか?
とは言え、その富のうわばみでいくらか豊かさのおすそ分けをもらっている身、偉そうなことは言えません。
出来たら、いつまでもそうした経済を続けるのではなく、相手国・相手国民とも「お互い様」で、この自然に生かさせていただいているという謙虚さを持ち、自然からのおすそ分けで生きる経済、そうしたことを認識したうえで活動する経済を目指すべきじゃないでしょうか。
よその国との折り合い、自然との折り合いを意識しないで、いつまでも「所得倍増」などと夢うつつな政策を掲げているようでは、「素人政治家」と言われますよ。
ところで、主要政策をひっこめたことについて、政府関係者は「総裁選用のキャンペーンだった」と釈明したそうですが・・・・。
もうすぐ、総選挙。
自民党や公明党が主張する政策は、「総選挙用のキャンペーンだった」と、あとで修正されるんでしょうね。^^;
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花言葉:「心変わり」「合意」「協力」「厳格」
10月27日、11月9日の誕生花