大変なコロナ禍で、良いことも。『エビデンス』
本日もご来場くださいまして、ありがとうございます。
五島地方、今日は小雨模様で一日が始まりましたよ。
ま、良いか。
どうせ、暇だし。
ところで、今日のタイトルですけど、本当に大変なコロナ禍で、良いこともあったな~という、暇だから思いつくネタ。
何が良かったのかと言うと、『エビデンス』という言葉を覚えたこと。
そんなのも知らんのかい、って、お叱りを受けそうですね。
シカリさんは、若かりし頃、具体的には高校生の頃ですが、先生や校長先生から何度もお叱りを受けておりました。^^;
お叱りを受けても、意に介さないシカリさんは、高校三年生の春に『先生たちから教育を受けなくて結構です』と飛び出してしまったんです。(すぐに、大検を受けて同級生より早く高卒の資格を得ちゃいました。)
と言うことで、勉強はしておらず、横文字は超弱いんですよ。
そんなシカリさんですが、ニュースでたびたび出て来る『エビデンス』と言う言葉に、『なんか、カッコイイな~』なんて感想を抱きまして、調べてみました。
evidence・・・証拠・根拠、証言、形跡
そーかー、と思う一方、『あれ?」って思うこともしばしば。
なぜって、ある場合は、簡単に「事象や場所と因果関係」が認められ、ある場合は認められない、というニュースに出くわすのです。
参考のために、NHKのニュースから引用させていただきます。(御免なさい)
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<例1>
五輪・パラ 東京大会全体の新型コロナ感染は863人
2021年9月8日 15時05分
東京オリンピック・パラリンピックに関連して新型コロナウイルスに感染した選手や関係者は、選手が41人など、合わせて863人となったことが大会組織委員会のまとめで分かりました。(以下略)
=NHKによる内訳集計結果=
▽選手が41人
▽大会関係者が201人
▽メディア関係者が50人
▽組織委員会の職員が29人
▽大会の委託業者が502人
▽ボランティアが40人となっています。
<例2>
愛知の音楽フェス参加者ら 新たに5人コロナ感染確認 計34人に
2021年9月10日 18時37分
愛知県の大村知事は、先月愛知県常滑市で開かれた野外の音楽フェスティバルに参加するなどしたあと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人が、これまでに34人になったと明らかにしました。(以下略)
<例3>
接種後に死亡の3人 “因果関係 評価できず” ワクチン回収問題
2021年9月10日 20時59分
モデルナの新型コロナウイルスワクチンから金属片が見つかり、およそ160万回分の回収が進められている問題で、厚生労働省の専門家部会は、接種後に死亡した3人の男性について、接種との因果関係は評価できないとする現時点の調査結果を公表しました。(以下略)
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この3例を単純に比べることは出来ないですけど、なんか、これを見て「エビデンス」は難しいな~、とつくづく思うのです。
「例1」の場合、組織委員会が確認した数字を組織委員会が発表しているんですが、疑問が浮かぶんですよね。
選手の皆さんについては、完全にバブルの内側で過ごされていると思うから、因果関係を認められると思うのですが、大会関係者が201人、メディア関係者が50人、組織委員会の職員が29人、大会の委託業者が502人、ボランティアが40人という方々は、バブルの外とも行き来をしていたと思うのですが、その場合、簡単に「オリパラでの感染」と因果関係を認められるのでしょうか。
逆に、ここには出てきていませんが、警備のために動員されていた警察官が帰ってから感染が分かったという事例もあります。
でも、そうした数字は、どこにも含まれません。
「例2」の場合ですが、マスクはしていない、酒を飲んでいる、大声を出している、とコロナ対策をことごとく破る行為が見られ、大きな批判を受けましたね。
この場合、愛知県が確認したとして愛知県知事が発表していますね。
ただ、少しあいまいですね。
「音楽フェスティバルに参加するなどしたあと」とのことですが、「など」って何?
つまり、「フェス」と「感染」の因果関係は確定できていないけど、そのようなイメージがあるので県として把握していますよ、というポーズをとるために発表したんでしょうか。
そこに参加した人が感染したからと言って、そこで感染したとは簡単に断定できないでしょうにね。
「例3」の場合は、ワクチン接種と死亡との因果関係ですが、厚生労働省の専門家部会が確認作業をして部会として発表していますが、『接種後に死亡した3人の男性について、接種との因果関係は評価できない』というもの。
これは、エビデンスが確認できない、と言うことでしょうか。
難しいですね~、エビデンス。
確かに、コロナ対策として公衆衛生の観点ではワクチンは有効でしょうね。
例え死亡する人が出るにしても数百万分の一。
一方、ワクチンを打つ方としては、自分の命は一つしかないから、簡単ではない。
ちなみに、シカリ家では、二人で話し合い(わずか数秒でしたが^^;)、『副反応で死んでも、もう十分に生きて来たから、良いよね。』ってことで打ちました。
昔、どこかの人が言っていた『危うきには近寄らず』と言う言葉も、『危うき』をどこに認めるのか、どのような状況をそのように判断するのか、で人の行動は大きく違いように、その結果について、エビデンスを見つけるのも、『根拠・証拠・痕跡』をどの角度から見るかによって随分違いが出るようですね。
日本の政治家や官僚の中には、意図して角度を違えて、都合の良い判断結果を示すケースが増えていますけど、とても見苦しく、品がなく、国家の将来を考えた時に大きな損失を被っていることは間違いない。
『そのエビデンスは?』と突っ込まれると、『なんとなく』と答えるしかない。
結局、シカリさんにとって、エビデンスと言う言葉は『エビがダンスしている』くらいのレベルでしか理解出来ていない。
これ、なあ~~に?(四日目。なんか、変化がみられるぞ。それにしても写し方が下手ですね~)