「菅総理の剛腕でしかワクチン接種は進められなかった」という日本
五島地方、今日は曇りで~~す。
曇りと言っても、空の雲は高く、湿度も高くなく、そよ風すら吹いていて気持ちが良い。
てなことで、散歩に出たシカリさんでした。
歩いていて遠くを見ると、小高い山がくっきりと見える。
こんな曇り空なら、オッケー。
しばらく歩くと、畑で小さな椅子に座って草取りをするお婆ちゃん発見!!
誰とも接触しそうにもない畑の中でも、ちゃんとマスクをしている。
下を向いて、ひたすら草取り。
取る草があるのかと思うくらい、キレイな畑なのに、それでも、黙々と手を動かしている。(シカリさんの畑は、野菜より雑草の方が目立つような畑なので、キレイな畑を見ると胸が痛みます。^^;)
このお婆ちゃんにとって、ワシとは別次元の「キレイ」を求めて、黙々と作業をしているんでしょうね。
なんだか、胸がホッコリしました。
そこから5分ほど歩くと、今度は、歩道でゴミ拾いをする女性を発見!!
いつもは、車で走行中に見ていた女性だけど、散歩の途中で遭遇してしまった。
少し悩んだ末に、「お早うございます。御苦労様です。」と声をかけて、手伝いもせず通り過ぎました。
この方は、いつ頃からゴミ拾いのボランティアを始めたかな~?
もう、2年くらいになるのかな。
どのような思いで、このようなことを始めたのか、定かではないが、伝え聞くところによると、お孫さんが小学校に入学されたのを機に、その通学道路沿いを綺麗にするために活動を始めたとか・・・。
頭が、下がります。
ちなみに、この方は、雨の日もゴミ拾いをやっているんです。
この方の日常には、ホッコリどころか、ただただ頭が下がります。
この人も、ワシなんかとは別次元の「キレイ」とお孫さんへの「愛」をもって毎日を生活されているんでしょうね~。
こうしたワシ等の生活とは、また、別次元の世界も、シラ~~と進行しています。(あ、ここからはワシの愚痴ですので、お体の具合が良くない方は、読まない方が良いですよ。^^;)
自らの政治力の幻想から解き放たれ、あきらめか絶望か知らないが、大事に大事につけてきたマスクを取り払い捨てるように、総理の座を捨て去った菅総理。
その後釜を狙って大騒ぎを始めた人々や、その大騒ぎをする人々に影響を残そうと悪だくみをする腹黒政治家などの動きが活発になって、マスコミはネタに困らないと大喜びのような状況。
自宅放置で怯える国民の気持ちや、少しでも患者に寄り添おうと頑張る医療従事者の終わりなき苦労の日々、様々な意見の嵐の中で始まったパラリンピックでの選手の活躍など、なんだか、全てが遠い風景のように感じられる。
こうした喧騒の中で、もっとも見苦しい活動や発言をしているのが、小泉環境大臣。
菅総理の退任発言までの二人のやり取りなどを、涙を見せながら、菅総理を持ち上げ、菅総理に忠誠を示す自分に酔いしれながら、ピントの外れたことを言っている。
昨日は、オンライン講演会で「ワクチン接種をある意味、剛腕で進めてくれたのも総理。」とご発言の模様。
は?
剛腕でワクチン接種を進めた?
世界中の先進国でワクチン接種を進めていない国があるんですか?
感染症が広がって、それに対抗するためワクチン接種を進めるというのは、国民の命と健康を守るべき国家として当たり前の仕事じゃないんですか?
自公政権の中では、ワクチン接種を進めることさえ「あきらめさせる」ような勢力があるんでしょうか。
そこを菅総理が剛腕で押し切ったんですか。
普通の感覚なら、菅総理を褒めるのではなく、ワクチン接種すら進めることが出来ない自公政権の無知・無能力を恥ずかしがるところですよ。
もっと、普通の感覚で言わせていただくならば、国民は、国民健康保険税や社会保険料を納め、その当然の見返りとして国は国民に医療を提供する義務を負っているんですよ。
小泉環境大臣は、自宅に放置された国民に対して何ら責任を感じていないんでしょうね。
この人だけでなく、ほとんどの自公政党の政治家は、こうした事態を異常と受け止めていない。
何が異常なのか。
多くの知識人が提言しているにもかかわらず、取れる対応策があるにもかかわらず、対応しないという、この事態。
多くの国民も、あきらめなのか、馴れなのか、『金だけ払って、サービスを受けない』事態に対して怒りを示さない。
不思議な国だ。
アリスがいるのか?(あ、また、横道にそれた。^^;)
ただ、シカリさんも絶望はしていない。
ゆっくりだけど、ワクチン接種率も上がってきているし、様々な治療方法も発表されている。
政治家集団や官僚組織の情けない状況はあるものの、国民の日常は、草取りだったり、ゴミ拾いだったり、散歩だったり、コツコツと日めくりをしている。
こうした堅実な国民性が、政治家たちに根付く日はいつになるんだろうか。
でも、いつか、そんな日が来るよね。
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ワクチン接種「進めてくれたのは総理の豪腕」 小泉環境相が菅首相の実績評価
神奈川新聞、9/4(土) 21:11配信
小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)は4日、自民党横須賀市連合支部が主催する新型コロナウイルス感染症をテーマにしたオンライン講演会に参加した。
党総裁選への不出馬の意向を表明した菅義偉首相(2区)について「批判を多くいただいている中、ワクチン接種をある意味、剛腕で進めてくれたのも総理。しっかりと接種を進めていきたい」と述べた。
首相は3日の会見で不出馬の意向を表明し、「コロナ対策と(総裁選の)選挙活動は両立できない。感染拡大を防止するために専念したい」と語った。
小泉氏は講演会終盤、首相の表明を受けて講演会を開催するかどうか尋ねられたと明かした上で「迷わず『やります』と言った。総理がコロナ最優先なら、私も一閣僚としてしっかりやるという思いだった」と吐露した。