江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

感染を隠して授業する先生、突如方向転換する政治家、一寸先は闇を実感。

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あっちに行けばいいかもしれない。


あれほど張り切って内閣改造衆議院解散に向けて歩を進めていたのに、他人の公約(自民党役員体制の若返り)を潰そうと手を付けた二階幹事長交代劇。

 

二階氏の後釜幹事長の受け手もなく、黒幕の協力も得られず、万策尽きて、「コロナ対策に専念するのが私の務め」と、解散も内閣改造も放り投げてしまった。

 

小泉環境大臣は、まるで役者のような小芝居を見せ、この一年の菅総理の苦労をねぎらって見せた。

 

身近で苦労する姿を見てきたんでしょうね~。

 

だったら、幹事長を引き受ければ良いのに、泥船には乗りたくない。

 

こうした事態に、野党などからは「無責任」との追及の声が上がっているけど、確かにそのような側面はありますが、シカリさんは、『とっとと辞めていただいて、ありがとう』と言いたい。(まだ、辞めていないけど)

 

本当に無責任なのは、一体誰なのか。

 

自らの力を過信し、権力欲につれて、能力以上のポストを求める人は、どこにでもいるし、誰だって、同じような立場に置かれることはある。(シカリさんも若い頃、このくらい自分ならやれる、などと思った時期もありましたよ。)

 

問題なのは、そのポストが国民の命や生活・健康を守るべき重大な職であり、国内だけでなく外国との関係についても影響を与える立場であるにも関わらず、能力ある人間を配置できず、その人を支える体制を作っていない自民党、特に、黒幕(総理経験者)たちの動きではないだろうか。

 

くだらない権力闘争と呼ばれる綱引きで人事を決め、国のことより、明日の自らの立場を優先させる。

 

当人は、壁にぶつかる寸前まで、自分が主役と思い、堂々と歩いてきたものの、気付いたら哀れなピエロだった。

 

どのように政治的に対立していたとしても、一人の人間が、悲しいピエロに落ち込んでいく様を見るのは、快いものではない。

 

長い歴史を持つ自民党と言う公党が、いまだに、こうした悲劇を繰り返すということは、果たして、国政に関わる資格があるのだろうかと思わざるを得ない。

 

もう一つの話題は、これもまた、『大丈夫』と授業に臨んだ先生が見た『闇』。

 

いや、その闇を見たのは周囲の皆さんでしょうね。

 

『この人、なに?』

 

新型コロナに感染しているにも関わらず、判定が出た時点で職場に報告もせず、小康状態になったからと言って、自分だけの判断で出勤して授業をしてしまった。

 

そのせいかどうかは、現時点で、はっきりしないが児童が二人感染してしまった。

 

どこの職場でも新型コロナに対する対応マニュアルが作られているだろうし、それに伴って自分が何をしなければならないか、分かっているはずなのに、なんと幼稚で非常識な行動をとってしまったのだろうか。

 

この教諭の行動は、感染の因果関係が立証されたら、傷害罪が成立するんじゃないでしょうか?

 

まあ、そんな極端なことは言わなくても、って、皆さんから突っ込まれそうですね。^^;

 

ところで、この学校の危機管理は、そんなにゆるゆるだったのだろうか。

 

全ての親御さんたちは、『学校はしっかり対応してくれているはず』との信頼で子どもたちを学校に預けている。

 

にもかかわらず、外部からの侵略ではなく、内部の者による感染拡大と言う事態を招いてしまうなんて、学校と言う組織のもろさを垣間見たような気がする。

 

形だけは、整えているけど、大事なものを守ろうという心がない。(あ、全ての学校と言うわけではありませんよ)

 

この感染を広げたかもしれない先生は、症状が収まったら学校に復帰できるのだろうか。

 

シカリさんが思うに、一度現場から外して、きちんと研修を受け直した方が良いと思いますね。子どもたちのためにも、本人のためにも。

 

少なくとも、主観による判断なんて、一寸先は闇、ってことを理解出来るようになるまではね。

 

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感染隠して教諭が授業、受けた児童2人も感染 尼崎 経路は不明

毎日新聞、9/3(金) 20:17配信

 

 兵庫県尼崎市教委は3日、市立小学校で教諭1人が新型コロナウイルスに感染していることを知りながら出勤し、その後、授業を受けた児童2人の感染が判明したと発表した。児童2人のうち1人は軽症で、もう1人は無症状。3人とも自宅療養中で、感染経路は分かっていない。

  

 市教委によると、教諭は8月25日に38・8度の発熱があり、医療機関を受診。抗原検査の結果、陽性が確定したが学校に報告せず、30日に出勤して担任のクラスで児童33人に授業をした。同日夕、保健所から市教委に連絡があり、感染を隠していたことが判明。市教委は小学校を休校とし、接触のあった児童と教員ら38人を対象にPCR検査(遺伝子検査)をしていた。  

 

 教諭は「体調が改善したので、自ら出勤できると判断した」との趣旨の説明をしているという。市教委は6日に保護者会を開き、7日から授業を再開する方針。【中村清雅】