＜池袋暴走事故＞ 飯塚被告に実刑判決。控訴するのか？どうか、菅総理のように潔く（？）収めなさい。

もう、２年前になるんですね、池袋の暴走事故。

いたいけない幼い命やそのお母さんの命を奪い、多くの方々に負傷を負わせたにも関わらず無罪を主張していた飯塚幸三被告に禁固５年の実刑判決が出されましたね。

この判決に皆さんは、どのような感想をお持ちでしょうか。

９０歳と高齢の方に禁固５年は厳しいんじゃないか、とか、７年を求刑されているのに、なぜ、５年なんだ、とか、色んな受け止め方があるでしょうね。

シカリさんは、この事件では、当初からとても不愉快な思いを抱いていました。

それは、重大な事故であることは確かにそうですが、交通事故現場に当時の内閣情報官とか警視庁官房長が駆けつけていたというネット情報があり、いかにも不透明な事故処理だなと感じたからです。

そして、飯塚被告は予想をたがわず、徹底して無罪を主張し、被害者家族の心をズタズタにしてきました。

『ブレーキを踏んだが車が勝手に突っ込んだ』

確かに、そのような主張はあるでしょうし、これまでも、聞いたことはあります。

自らが引き起こした重大な事故について、冷静になれず、つい自己保身で都合の良い理由を見つけ出そうとする心理は理解できます。

あるいは、根っから本人は、そのように認識していたのかもしれません。

ただ、裁判の中で、様々な証拠や検証結果を示されているにもかかわらず、かたくなに無罪を主張し続ける神経は理解できない。

提示された事実に対して、何か、反論できる根拠・証拠を持っているのならともかく、自分の思い込み（あるいは駆け引き）だけで無罪を主張し続けるのは、いかにも、被害者やその家族の感情や不利益を無視する非人間的な思考だと思います。

元官僚として、鍛え上げられた「事実無視、科学無視」の根性なのでしょうか。

安倍政権・菅政権と続く、法律無視、事実無視、科学無視の流れは、意外に根深く醸成されているのかもしれませんね。

シカリさんは、これほど根拠もなく無罪を主張し続ける飯塚被告に対して、７年の求刑に５年の刑の判決は軽いと思います。

２人の命が失われて、犯人は反省もしていないのに、なぜ、軽くなるのだろうと不思議です。

ところで、この事件で「高齢者運転」について様々な議論が展開されました。

シカリさんの御父上も２年前まで運転していました。

超田舎暮らしの父にとっては、車は生活必需品だったのです。

移動スーパーなどと言うものが巡回して食料品などは求めることが出来ます。

でも、病院、補聴器の点検、栄養剤の購入など、結構、多岐にわたる購買行動があるんです。

シカリさんも、たまにはお願いされて買って持って行っていましたけど、本人としては、動けるうちは自分で用事を自分でこなしたいと、９０歳まで運転し、９１歳になったのを機に免許を返納しました。

じゃあ、現在、９３歳の父は何もできないかと言うと、自炊生活で生活でき、持ち主不在となった近所の畑の除草作業などをボランティアでやったりしているんです。

とても、ワシには、真似できません。＾＾；

何が言いたいのかと言うと、年齢などでひとくくりに論じるのは如何なものかと言うことです。

「高齢だから」「女性だから」「障がい者だから」「外国人だから」・・・

ひとりひとりの能力により判断すれば良いことだと思います。

運転免許の取得、更新、全てについて現代の交通事情を反映した厳しい内容にすれば良いだけの話し。

さらには、自転車にしろ、キックボードにしろ、お互いの交通基盤を使う立場として、同様にキチンとした免許取得と更新をするようにすればいいと思います。（キックボードは自動二輪で乗れるようですが、分けるべきではないですか？）

一般論は、ここまでにして、問題は、飯塚被告が控訴するのかどうか。

被害者家族に悲しみと争いによる無駄な労力を使わせないでほしい。

松永さんが、少しでも心穏やかな生活に戻れますよう、祈るばかりです。

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池袋暴走事故　飯塚被告に禁錮5年の実刑判決 「被告はブレーキとアクセルを踏み間違え、アクセルを踏み続けたと認定できる」東京地裁

TBS,9/2(木) 14:01配信

　おととし、東京・池袋で親子を含む11人が死傷した事故の裁判で、東京地裁はさきほど、旧通産省工業技術院の元院長で90歳の飯塚幸三被告に禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。

　裁判長から禁錮5年の実刑判決を言い渡された飯塚被告は、車いすに座り、うつむいたまま聞いていました。 旧通産省工業技術院の元院長、飯塚 幸三被告（90）はおととし4月、東京・池袋で乗用車を暴走させて松永 真菜さん（31）と娘の莉子ちゃん（3）を死亡させたほか、あわせて9人にけがを負わせた罪に問われています。

　裁判で飯塚被告は「アクセルとブレーキの踏み間違えはない」などと一貫して無罪を主張し、検察側は、「被告は不合理な弁解に終始し心からの反省を拒絶している」として過失運転致死傷罪の法定刑でもっとも期間の長い禁錮7年を求刑していました。

　きょうの判決で東京地裁は「飯塚被告はブレーキとアクセルを踏み間違え、アクセルを踏み続けたと認定できる」として、飯塚被告に対し禁錮5年の実刑判決を言い渡しました。 遺族は、うつむきながら判決を聴き、時折、飯塚被告に目を向けていました。