東京五輪は、アスリートを道具として開催に突っ走る「オリンピック・ファシズム」だ!!
テニスの大坂なおみ選手の記者会見拒否問題で注目されているアスリートへのメンタル面での配慮不足。
主催者やマスコミの求めるままに行動を強要されるアスリートの立場は微妙だ。
競技の場を準備し、その成果を拡散してくれる主催者やマスコミにアスリートが従順になるのは、システム上仕方がないとみなされて来た。
そこに大坂選手が一石を投じたわけだ。
同様に東京五輪に出場するアスリートにとって、果たして、期待されるメリットを準備できるのだろうか。
またしても、海外から異論が発せられた。国内でも異論を唱えるアスリートはいるのだろうが、日本のマスコミは取り上げない。よほどの「風」が吹かない限り、小さな異論を取り上げることはない。
アイルランドのオリンピック経験者の「東京五輪は楽しいパーティーがない」との声は、実に、絶妙だ。
オリンピックに参加することの楽しみ、喜びを「競技することに限定」して参加させようとするIOCや組織委員会の問題点を明らかにしてくれている。
普通の人間として、競技以外にも旅行、交流、感動の共有など様々な体験をしたいと思うのは当然だ。こうした人間性を放棄させて、軟禁状態で競技をさせて、「アスリートのため」とうそぶく連中は、常に金の計算しかしていない。今回の東京五輪の意義は「オリンピックの化けの皮をはいだ」、この一点だけだろう。
元ラガーマンの平尾さんも言っていたけど、オリンピックはなくしても良いのではないか。現在、国際大会はいくらでもあっているしね。もちろん、金儲け主義でないオリンピックなら歓迎するけど。
いずれにしても、東京五輪の開催までの時間は、もう残り少ない。なのに、あらゆることが藪の中。IOCと日本政府の「オリンピック・ファシズム」を許してはいけない!!
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「東京五輪は楽しくない。パーティー体験がない」五輪3度出場の海外有名アスリート指摘
東スポ、6/5(土) 23:05配信
海外の元有名アスリートが、新型コロナ禍の東京五輪は「楽しいパーティーがない」と指摘した。
英紙「ミラー」は、女子の元陸上選手でアイルランド代表として五輪に3度出場したダーバル・オルークさんの東京五輪に関する見解を掲載。「私は3度オリンピックに行っているが、自分自身で多くの決定を下すことができた。しかし、今回のオリンピアンにはスケジュールに関する自由がない。自由度が低くなる」と語った。
今夏の東京五輪は新型コロナの感染対策として試合会場はもちろん選手村も厳しい管理下に置かれる。
そのため「オリンピックでいつものようなフェスティバルやパーティーの雰囲気はないと思う。私が時々経験したような楽しいパーティー体験はないでしょう」。選手たちが楽しみにしている大会期間中の様々な〝パーティー〟の開催が難しく、選手の心情を考えるとかわいそうとの指摘だ。
そのうえでオルークさんは「自分の能力と、出場を自分で切り開いたという事実に本当に感謝してください」とアスリートたちへ呼びかけた。
五輪では選手村での〝夜の国際交流〟が注目を集めるが、それほどアスリートたちにとってパーティーは大切なようだ。