江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

国民の命より東京五輪を選択した菅政権に怒りの声!!

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新型コロナをめぐる状況は益々ひっ迫し、大阪では入院すら出来ず自宅で放置されている患者が1万数千人もいるとか。

 

他の自治体がそのような状況になるのも、そう遠くないのではないか。

 

ワクチン接種も遅々として進まず、政権の浮揚策として自衛隊員を総動員しての集中的にワクチン接種が出来る会場を東京と大阪に作ることに。

 

そんな中、東京ではオリンピック関係者のための新型コロナ用の医療機関の「押さえ」が行われているという報道に国民の怒りも爆発。

 

日刊ゲンダイは、『国民は五輪のいけにえか! 組織委「選手用病院確保」報道に怒りの声』とタイトルを打って報道している。

 

ただ、ここは「五輪」のためは確かにそうだけど、本質は、五輪との関係も明確にせずのらりくらりとして、ただ、政権浮揚のための五輪として利用している菅政権を責めるべきではないかと思う。

 

つまり、有効な新型コロナ封じ込め策を打ち出せないばかりか、IOCの責任にして五輪を強行して世論が盛り上がったところで選挙をしようと言う菅政権の延命戦略であり、文字通り「菅政権のいけにえ」と言えるのではないでしょうか。

 

今日ほど「政治家を選ぶ意義」が明確になっているときも珍しいと思います。ぜひ、一人一人が肝に銘じて、能力のない政党への投票が1票でも減るような行動をしたいものですね。

 

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国民は五輪のいけにえか! 組織委「選手用病院確保」報道に怒りの声

日刊ゲンダイ、4/28(水) 9:06

 

 「アスリート・ファースト」とは果たしてこういう意味だったのか――。  

 東京オリンピックパラリンピック大会組織委員会が、今夏に予定される東京五輪大会に出場するアスリートに新型コロナの感染者が出た場合に備え、受け入れるための指定病院を準備しているとJNNが報じた。 

 報道によると、指定病院は大学病院や都立病院などで、都内に10カ所程度、都外に20カ所程度を確保する方向で調整を進めているという。  

 東京五輪は海外からの観戦客の受け入れ中止を決めたものの、予定通りであれば参加選手だけでも約200カ国・地域から約1万人に上り、このほかに各競技連盟や審判、メディアら想定される大会関係者は約5万人ともいわれる。  

 選手村や競技会場で新型コロナのクラスターが発生した場合の万一の対応なのだろうが、日本国内は東京だけでなく、すでに全国あちこちで医療体制がひっ迫している状況だ。さらに東京五輪のために病床や医療従事者を確保しておくとなれば、現場はさらに大混乱してしまうだろう。  

 このままだと、東京五輪は予定通り開催されたとしても、選手村や競技場の外では、入院できずに自宅などで亡くなる新型コロナ感染者が続出するかもしれない。まさに最悪の展開で、ネット上でも<俺たちは五輪にいけにえ><人命よりも五輪ファースト>といった批判が続出している。

 

■万全の競技環境を整えることが真の意味の「アスリート・ファースト」  

 都内は3回目の緊急事態宣言が発令され、不要不急な外出自粛の呼び掛けとともに繁華街は夜の消灯まで要請されている。プロ野球なども無観客試合となる中で、五輪だけは何事もなかったかのように着々と準備が進められている状況は矛盾の極みだし、何よりもアスリート自身が快く思わないだろう。  

 夏季五輪は3年後の2024年にパリ、28年にはロサンゼルスで予定されている。日本も世界も、とにかく今はコロナ対策に全力を尽くし、将来に向けて万全の競技環境を整えていくことこそが、真の意味の「アスリート・ファースト」ではないか。