江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

呪われた東京オリンピック??今思えば、こんなに不祥事が続いていたんだね。で、会長は女性?

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親の七光りでやすやすと官庁を取り込める人間の話しもニュースで流れているが、オリンピックの話しでかすんでしまっている。

 

そう、親と言うのは菅総理、で、その息子が総務省の官僚を呼び出して接待していたとか。

 

これについて、国会で問われたガースー総理は、「別人格ですから」とか言い訳したとか。

 

その言葉が本当なら、自分の身内すら、コントロールできないのだから、国を治めることは出来ないよね。

 

で、上の写真は、オリンピックでやっちまったオヤジと、ヘイト発言をしながらもマスコミに出まくりながら皇族復帰を目指す息子ですね。

 

オヤジがやらかした事件は、「日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和前会長(招致委理事長)で、シンガポールコンサルタントを通じディアク父子に約2.3億円を支払って東京への招致を勝ち取った」というものだが、その金は、どこから出たのかいまだに明らかにされていない。

 

そういえば、無償で頑張ってきたと森さんを持ち上げていたけど、実は、オリンピック関連企業から年間6,000万円のお金を頂いていたこともわかりましたね。

 

多くの国民がオリンピックに清らかで偉大なイベントと言うイメージを持っていたが、ワシも含めて随分がっかりした人が多いのではないでしょうか。

 

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 2度の知事辞職、新国立計画白紙…五輪巡るトラブル

日刊スポーツ、2021年2月12日7時45分

 

 サッカーのJリーグ初代チェアマンや日本協会(JFA)会長を歴任した川淵三郎氏(84)が、東京五輪パラリンピック組織委員会の新会長に就く。11日、女性を巡る発言で辞意を固めた森喜朗会長(83)と都内で会談。後任に推され、正式に就任要請された際は受諾する返答をした。12日に組織委が開く評議員、理事らを集めた合同懇談会に森氏と出席し、所定の手続きをへて新たな顔になる。

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東京五輪をめぐるトラブル

★13年12月19日 東京都の猪瀬直樹都知事が、5000万円授受問題の責任を取って辞職を表明。参議院議員を辞職した舛添要一氏が14年2月に新たな都知事に当選した。     徳洲会からのワイロ

★14年11月19日 膨張する大会経費削減のためバスケットボール、バドミントン、セーリングの3競技の会場建設を中止。バスケットボールのさいたまスーパーアリーナでの実施など既存施設に変更し、約2000億円を圧縮。

★15年7月17日 総工費が当初の1625億円から2520億円まで膨張したことへの批判を受けて、安倍首相がザハ・ハディド氏デザインの新国立競技場建設計画を白紙撤回。同12月に隈研吾氏のデザインが採用された。総工費を1569億円に抑えた。

★15年9月1日 ベルギーの劇場ロゴに似ていると盗作の疑いが指摘された佐野研二郎氏デザインの大会エンブレムを、発表から2カ月で組織委が白紙撤回。あらためて公募して16年4月に野老朝雄氏の「組市松紋」に決定した。

★16年6月21日 政治資金の公私混同疑惑などが問題となっていた東京都の舛添要一都知事が辞職。同7月31日に小池百合子氏が都知事選で圧勝して都知事に就任した。   政治資金の公私混同や公用車、海外出張の

★16年9月29日 開催費用を検証する小池百合子都知事肝いりの「都政改革本部」が、ボート・カヌーのスプリント会場「海の森水上競技場」など3会場の建設中止を含めた見直しを提案。結局、12月までにコストを削減して3会場とも計画通り新設することに。

★19年1月 日本オリンピック委員会JOC)の竹田恒和会長が、五輪招致を巡る不正疑惑でフランス司法当局から収賄容疑で捜査を受けたことが判明。竹田会長は6月に任期満了で退任し、柔道の五輪金メダリスト、山下泰裕会長が就任した。

★19年4月10日 桜田義孝・五輪パラリンピック担当大臣が辞任。「(オリンピック憲章を)読んでいない」「(池江璃花子白血病に)がっかりしている」など配慮を欠く発言が続き、最後は議員のパーティーでの「(震災からの)復興以上に大事なのが●●さん」の発言が致命傷に。

★19年10月16日 IOCが酷暑のレースを避けるため、マラソン競歩の札幌移転計画を公表。開催都市の東京都は反発したが、IOCと組織委、都などの協議で11月に2種目の札幌開催が正式決定した。

★20年3月24日 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、安倍首相とIOCバッハ会長の直接電話会談で東京大会延期で一致。安倍首相は「遅くとも来年夏までに」と1年以内の開催を明言。21年7月23日開幕が決まった。

★21年2月12日 組織委員会森喜朗会長が同3日のJOC評議員会で「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと女性蔑視発言。国内はもとより国際社会などからも批判が殺到したことを受けて、辞任を決断した。

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猪瀬さんや舛添などの卑しい不祥事までオリンピックにからめるのは、あまりにかわいそうな気もするが、こんなにあったんですね。

 

ところで、後任の会長はどのような方が選任されるのでしょうか?

 

シカリさんは、前回の記事だったかな、『女性差別で問題になったからと言って女性を会長にするのは如何なものか』といった趣旨の記述をしました。

 

その後も、自分自身の差別的思考はないか、行動はなかったか、などと考え合わせながら、テレビのコメンテーターの発言を聞いてきました。

 

その中で、『ヨーロッパでは、女性枠を設けることで、女性差別をなくすという考えがある』との意見が述べられていました。な~~るほど、と思いましたね。

 

圧倒的な差別構造がある中で、「個人の能力による」なんてのんきなことを言っていたら、差別社会の解消は出来ないかもしれませんね。

 

国民総体の意思として差別をなくそうという方向があるのだったら、意図的に差別解消に導くシステムを作るのも良いんじゃないかと思います。

 

もちろん、今回の場合は、『中止』も含めてリスクの高い任務ですから、女性は女性でも、これまでの強引な誘致活動の裏を知っている人(あるいは加担してきた人)が引き受けた方が良いのかなと思いますね。

 

ところで、今回の件で、日本の女性差別について「日本の古い体質」とあいまいな表現を使われる方がいるので、一言。

 

日本には、大昔から身分差別を前提とした統治構造が続いてきました。でも、だからと言って、個人的レベルで男性が女性を侮蔑することがまかり通ってきたかと言うと、そうではないと思います。

 

少なくともワシが読んだ本の中では、お互いの立場を尊重する風景が描かれていた。それは、男性と女性のあいだの問題だけでなく、大人と子供の間でも同じ。侮蔑・差別など、個人間で相手の尊厳を貶める行為・発言は、厳に慎むこととされていたと思います。

 

江戸時代の人間関係を示す記録がたくさん残っているが、その一つを紹介しますね。

 

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オールコック(幕末の初代イギリス公使)

「赤ん坊はいつも母親の背中に負ぶわれるが、父親が子どもを抱いて江戸の町や店内を歩いているのもごくありふれた風景だ。ここには捨て子の養育院は必要でないように思われるし、嬰児殺しもなさそうだ」

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今まさに、女性差別の問題で世界で125位と表現され、『遅れている』言われているけど、こうした思想(女性蔑視、子どもを人間になる前の動物という考え)が持ち込まれたのは、皮肉なことに明治維新での世界に追いつけ追い越せと西洋から導入された制度、思想が日本を貶めたんだということは理解する必要がありますよ。