森喜朗氏の胸像建設で大騒ぎ・・・。公有地への建設は認められない!
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、晴れ空でスタートです。
東京オリパラをめぐる贈収賄事件で大騒動の中、元東京オリパラ組織委員会会長の森喜朗氏の胸像建設計画が進められていることで、色々と批判が出ているようですね。
胸像建立の発起人は、東京オリパラ組織委の元会長・橋本聖子議員やラグビーW杯組織委員会会長を務めたキヤノン会長兼社長の御手洗氏ら政財界人15名が名前を連ねているそうです。
<女性蔑視じいちゃんと抱きつきおばちゃん>
東京五輪・パラリンピックの招致やラグビー・ワールドカップの誘致を業績として、「スポーツ界における偉大な功績を顕彰することになった」とか。
現在、発起人らによって募金活動が行われており、なんでも、すでに5000万円を超える募金が集まっているそうです。
昨年2月、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、『女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね』『私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる』などと発言し、『女性蔑視だ』と世界中から非難され辞任に追い込まれた、その人の胸像を作るというから、おめでたい話です。
さらに、9月1日、東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で逮捕された紳士服大手『AOKIホールディングス』前会長の青木容疑者は『大会組織委員会の会長だった森氏に現金200万円を手渡した』との供述もしており、これから先の進展が注目されている、にもかかわらずですよ。(しかし、なぜか、森さんは逮捕されませんね。なんで?)
当然、批判が噴出。(次のような声が)
《何故もっと疑惑やらしっかり調べてからやらない?常識が欠落し過ぎだろ。暴言吐いて賄賂受け取るやつのどこが偉大なんだ?》
《胸像建立って……。失言・暴言・妄言を繰り返してきた人物を? 正気の沙汰とは思えない。》
《は???? 諸々のハラスメントで辞任した人の「功績」???》
《有志でお金集めて作るのは好きにすればいいと思うけど、公の場に設置するのはやめてほしい。女性蔑視発言の印象が強くて不愉快だから、私はその像を見たくない》
胸像の問題は、少し横において、シカリさんは、次のお方たちの行動にも、ピンとのずれぶりが気になります。
まず、日本オリンピック委員会の山下泰裕会長さん。なんでも、次期冬季オリンピックの札幌誘致のために奔走しているみたいですが、様々な不祥事に対しては、他人事。
「東京大会の関係でこのような出来事が起こったのは残念。それは多くのスポーツ関係者が思っていると思う」
「(次期冬季オリンピックの札幌誘致に)影響ができるだけ出ないように、これまで以上に関係者で力を合わせて全力を尽くしていく。それしかない」
「東京大会は1年延期して、コロナ禍の中でなんとか行うことができた。こうして時間がたってから、こういった残念で悲しいニュース(が出て)、つらい思いをしている」
「残念で悲しい」???
それは、国民が言うことでしょう。
室伏氏自身も、14年6月から20年9月までは組織委のスポーツディレクターを務めていて、当然、高橋元理事とは面識があったわけですからね、他人事コメントは困りますね。
さて、本題に戻ります。
誰の胸像を作ろうと、公費を使うわけではなさそうだから、『ご勝手にどうぞ』ですよね。
でも、問題なのは、『どこに作るのか。あとの維持費はどうなるのか』と言う問題。
9月9日、森元総理は石川県を突然訪問し、石川県の馳浩知事と会談しましたよね。
非公開の会談だったらしいけど・・・。
ところが、その夜には、馳さんは日本維新の会の顧問に就任したんですよ。
どうも、これには、場所をめぐる思惑が働いているらしい。
ウワサによると、『森氏は、胸像を新秩父宮に置けなくなった場合に備えて、もうひとつの聖地である、東大阪市の花園ラグビー場に置こう、と思いついたわけです。』とのこと。
大坂と言えば、「アホの維新の会」。
維新幹部は、橋下徹、吉村洋文大阪府知事、藤田幹事長と、軒並みラグビー経験者。
当然、『説得しやすい』と目をつけられますよね。
この胸像問題、公有地に特定の個人を顕彰する建造物を作らせて良いのか、そして、その後の維持費を公費で負担させて良いのか、という大きな問題を含んでいることを認識していただいて注目して下さい。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<9月16日の誕生花>
リンドウ
花言葉:悲しんでいるあなたを愛する、正義、誠実
<画像は、ネットからお借りしています>