政治課題で政党を批判するのは、比較的にやりやすい。
しかし、差別問題は、そうはいかない。
何より、自分が相手を批判する資格があるのかと言う命題があるからだ。
自分だけでなく、総体として差別を認めるようなことはしていなかったか、という視点もある。
今回のオリンピック組織委員会の騒動もそうだろう。
森元会長の発言は当然許されない発言だが、同時に、その場にいて笑っていた人、このことについて記者から問われて明確な批判をせず、世論の厳しさが増してから激しい言葉で批判する人、女性差別で世界から批判されているから女性を会長に据えて批判をかわそうともくろむ人、家庭で家事を一切せず威張り散らかしていながらテレビを見ながら『森はいかんよ。日本の恥よ』などと言っているオヤジ、などなどの自己認識まで問われている問題だということをワシら全員がどこまで共有できるかが問われている。
ところが、案の定、あの世界では予想通りの会長選びが進みそうである。
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『「後任候補」橋本聖子五輪相にキス強要セクハラ疑惑…』英BBC記者が紹介
中日スポーツ、2/13(土) 15:19配信
仏AFP通信などは、引責辞任した東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長（83）の後任として、最有力候補は橋本聖子五輪相だと報道。英国BBC放送の大井真理子記者は12日、過去に橋本氏のセクシュアル・ハラスメント疑惑が報じられていたと英語でツイートした。
「橋本聖子五輪相が森前会長の後任候補に浮上。2014年はセクハラ疑惑に直面したが、被害者男性がこれを否定したと言う批評家たちもいる」。さらに、14年8月22日の豪紙シドニー・モーニングヘラルドの記事アドレスを添付した。
同紙によれば、「フィギュアスケート界のアイドル、高橋大輔は、49歳のボスに抱き締められる雑誌（週刊文春）写真でスキャンダルが湧き起こるも、セクハラの犠牲者となったことを否定した」。さらに「13年9月、（当時の）安倍首相による内閣改造でも橋本氏は閣僚候補と報じられた。彼女の台頭は、安倍首相が提唱する女性の登用拡大にぴったりだろう」と皮肉って報じていた。当時、橋本氏は日本スケート連盟会長で、ソチ五輪日本選手団の団長。同氏は「キスを強制した事実はありません」「選手団の選手や役員は外国の選手などと交流が多く、打ち上げなどでは、ごく自然にハグやキスをすることがあります」などと釈明をしていた。
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なんだかな～、恥の上塗りにもほどがあるよ。
