江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

「苦労人」菅政権スタート!!国民感覚からかけ離れたことは見逃さないそうです。^^;

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さすがに、マスコミでは「苦労人」という表現が見られなくなりましたね~。

 

それとも、またぞろ、この表現を使うつもりですか?

 

菅政権のスタートを祝して、その生い立ちを少し・・・。

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Wikipediaより)

秋田県雄勝郡秋ノ宮村(現・湯沢市秋ノ宮)中央部旧国道沿いに家があったイチゴ農家に長男として生まれる(1948年12月6日)。現住所は神奈川県横浜市神奈川区金港町1丁目。家族は父、母、姉2人、弟1人。父、菅和三郎は第二次世界大戦末期、満鉄職員として当時満州国の首都だった通化市で日本の降伏を迎えた。引き揚げ後、郷里の秋ノ宮で農耕に従事。「秋の宮いちご」のブランド化に成功して、秋の宮いちご生産出荷組合組合長や、雄勝町議会議員、湯沢市いちご生産集出荷組合組合長などを歴任。2010年に93歳で死去すると、旭日単光章を叙勲されている。母や叔父、叔母は元教員であり、2人の姉も高校教諭となった。

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この経歴を見れば、『雪深い田舎育ちで、貧しい幼少期を過ごし、自力で大学に進学し』などと言うストーリーが通用しないことは分かりますよね。

 

お父様がかなりのお方だったようで、いち早くイチゴ栽培を行い成功をおさめ、町議会議員にまでなっている。つまり、『その地方の名士』ですね。

 

そして、御姉さま二人は高校の教師になられている。当然のことですが、大学に行っている。そして、菅総理自身も地元の高校を出て、お父様からは教員を目指して大学進学するよう勧められたそうです。

 

こうした記事を現代の皆さんが読んでも何も違和感はないでしょう。

 

でもね、シカリさんの年代からすると、このことはとんでもないことなんですよ。

 

当時の高校進学率は55%程度ですよ。あとの中卒者は、「金の卵」として集団就職で都会へ出て来ていた時代。

 

こうした時代に、娘二人を大学に出して、息子も大学に出せるなんて、それはそれは裕福なご家庭で、足を向けて寝られないほどのご家庭ですよ。

 

マスコミの皆さんは、「苦労人」イメージをばらまいて、その後始末もしないのでしょうかね~。

 

まあ、それはさておき、就任にあたっての記者会見で菅総理は面白いことをおっしゃっていますよ。

 

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菅新首相会見要旨

時事通信社、9/17(木) 0:06配信

 

 16日に行われた菅義偉首相の就任後初の記者会見要旨は次の通り。  

 

 安倍晋三前首相が道半ばで退かれた。しかし、この国難に当たり、政治の空白は決して許されない。安倍政権の取り組みを継承し、前に進めていくのが使命だ。

 

 新型コロナウイルス対策が最優先課題だ。国民の命と健康を守り、社会・経済活動との両立を目指す。  

 経済の再生は引き続き政権の最重要課題だ。アベノミクスを継承し、一層の改革を進める。ポストコロナの社会の構築に向け、必要な投資を行い、再び強い経済を取り戻したい。  

 行政のデジタル化のカギはマイナンバーカードだ。複数の省庁に分かれている関連政策を取りまとめて強力に進める体制として、デジタル庁を新設する。  

 少子化対策は長年の課題だ。保育サービスを拡充し、待機児童問題に終止符を打つ。不妊治療への保険適用を実現する。  

 日米同盟を基軸とした外交・安全保障政策を展開する。「自由で開かれたインド太平洋」を戦略的に推進し、中国・ロシアを含む近隣諸国との安定的な関係を築く。戦後外交の総決算を目指す。  

 

 世の中には国民感覚からかけ離れた「当たり前でないこと」が残っている。それらを見逃さず、現場の声に耳を傾け、大胆に実行していく。  

 私が目指す社会像は自助・共助・公助、絆だ。国民から信頼される政府を目指す。そのためには行政の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打ち破る。国民のために働く内閣をつくる。  

<以下略>

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省略した部分は、記者からの質問へのやり取りの部分で、まあ、予定通りの内容でくだらないので省略した次第です。

 

ところで、シカリさんが注目したのは、『世の中には国民感覚からかけ離れた「当たり前でないこと」が残っている。それらを見逃さず、現場の声に耳を傾け、大胆に実行していく。』と言う部分です。

 

国民感覚からかけ離れた安倍政権の番頭頭を務めていた菅さんから、こんな言葉が出て来るなんて、面白いというか、ふざけているのか、と言いたいですね。

 

こういうワシの気持ちが通じたのか、「大胆に実行していく。」とは言っているが、何をどのようにするのかについては、何ら触れていない。

 

なるほどと思いましたね。この人の性格と言うか、得意技なのかもしれませんね。

 

嫌われていることは承知でやって、「それは如何なものか」と言って自分に注目させて、でも、結論は言わずにはぐらかす。

 

挙句の果てが、「桜を見る会は来年から中止する」という一言で、悪事なかったことにする。

 

さすが、安倍政権の屋台骨だっただけあって、というか、このずる賢さであらゆる安倍政権の悪事をゴマカシ、闇に葬り、握りつぶしてきた張本人だから、これから先も国民はイライラを抱えて政治を見ることになりそうですね。

 

あ~~~、やだやだ。^^;