江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

そして、安倍晋三は永久に「逃げ去った」・・・・。

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安倍晋三君、辞めちゃいましたよ。

 

逃げて、誤魔化し、ウソをつき、すり替え、逆切れし、挙句の果てには、公文書すら廃棄してしまった政権のトップは、ついに、「言い訳」すら出来ずに永久に逃げ去ることとなりました。

 

一部マスコミの皆さんの読みが当たりましたね~。

 

それにしても、最後まで無責任で自分のことしか考えない去就ですね。

 

その癖に、「志半ば」なんてよく言えたもんですよ。ここも、最後まで「恥知らず」と言うしかない。

 

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首相「志半ば」 潤む目、震える声 プロンプターなしの辞任表明

毎日新聞、8/28(金) 22:06配信

 

 約2カ月半ぶりに首相官邸で行われた28日の安倍晋三首相の記者会見は、歴代最長政権の辞任表明の場となった。

 

 2007年の第1次安倍政権に続く任期途中での辞任となり、「志半ばで断腸の思い」と沈痛な表情で語った。会見で定番となっているプロンプター(透明画面に文字を映し出す装置)の原稿を冒頭で20分ほど延々と読み上げるスタイルは踏襲せず、約12分間、手元の資料を読み上げた。

 

 午後5時から始まった会見で首相は自らの体調を説明し、辞意を表明した。「政治においては、最も重要なことは、結果を出すことである」と語る場面で目を潤ませ、声を震わせながら途切れ途切れに「拉致問題をこの手で解決できなかったことは痛恨の極み」と語った。冒頭発言の最後は、「国民の皆様、8年近くにわたり本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 

 4問目の質問で記者から「いつも使われているプロンプターを使用されていないが、どういう気持ちで会見に臨まれたのか」と問われた。首相は「今日はギリギリまで、原稿が決まっていなかったこともあり、私も推敲(すいこう)しておりましたので、こうした形になりました」と応じた。進退に関する言葉を会見直前まで自ら練ったため、事務方が用意するプロンプターには間に合わなかったようだ。

 

 首相の妻昭恵氏や親友の学校法人理事長の関与が追及された森友学園加計学園問題について、記者から「十分な説明責任を果たせたか」と問われると、首相は「十分かどうかは、国民の皆様がご判断されるんだろうな」と述べるにとどめた。

 

 会見は約1時間にわたり、首相は立ったまま20問の質問に答えた。会見を終えると、手話通訳者にも頭を下げて会見場を後にした。

 

 首相は今年1月6日から6月18日まで計10回記者会見を行った。例年だと年頭と国会閉会が恒例だが、今年は新型コロナウイルス対応をテーマに2月末からの3カ月間に計8回行った。ただし、プロンプターの原稿通りに延々と読み上げるスタイルは、会見でなく「演説」と皮肉られ、質疑応答の時間が十分に確保できないこともあった。

 通常国会が閉会した翌日の6月18日に行って以降、新型コロナが再拡大する中でも官邸での正式な会見は開かれず、野党から「首相は逃げている」と批判が出ていた。【笈田直樹】

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 記者会見があることは、当然知っていましたし、普通の人なら「見てみようかな」と興味を示すのでしょうが、へそ曲がりのシカリさんは「ふん。くだらんことをダラダラしゃべる記者会見なんて見るもんか。」と無視にかかりました。

 

ところが、あちこちチャンネルを回しているときに、ふいに安倍晋三君の追い詰められたような表情に行き当たり、つい見入ってしまいました。

 

それは、ちょうど、拉致問題に関して話しているときでした。

 

あの表情(無念さが初めてウソもなく顔に出ていました)を見た時にシカリさんは、『あ、この人は拉致問題については、本気でやりたかったんだ』と感じました。

 

なんとも皮肉なもんですね。7年8か月もトップを務めながら、やりたいことの糸口すらつかめなかった。小泉内閣の時には官房長官として小泉総理と訪朝まで経験していながら、自らがトップになってからは、正式な協議の一つも出来なかった。

 

これは、偶然のことではない。安倍晋三やその支持母体の「幼稚な思想」に起因している。小泉政権で「なんとかなるのでは」というムードが出来たのは事実。その後、進展せず、やっと、安倍晋三が総理の座を射止め、出番が来た、と思ったら、こう言いだした。

 

北朝鮮が拉致について謝罪しない限り交渉はしない』

 

つまり、それまで何とか心もとない窓口を維持してきた日本政府は、安倍晋三たちの思想に基づき窓口を閉じてしまった。・・・あれから、何年。今では、向こうから相手にすらされない。

 

なぜ、このようなことを言い出したのか。

 

それは、「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(略称「救う会」)が、あるグループに乗っ取られ、変質してしまったことと関係がある。(詳しくは書かないが、興味のある方は、Wikipediaの同団体のページの下に記載されている「問題点」をご覧ください。)簡単に言いますと、昔、勝共連合と言う右翼の団体があったんですが、活動が下火になり、そこで生活していた職業活動家が各地の救う会に入り込んだり、各地で救う会を立ち上げ、自分たちの生き残りの場所として行ったのです。そして、この卑しい人々こそ、安倍晋三のコア支持者なんです。

 

この人たちにとって、拉致被害者を救出することより、自分たちの思想(くだらん)を具現化することの方が優先されたのです。だから、被害者の救出より北朝鮮に頭を下げさせることが第一となったわけです。(拉致は良くないことは分かっているけど、歴史上の出来事を持ち出して、『どっちが悪い』と言い出して、前に進めないことは分かりきったこと)

 

安倍晋三は、良く「美しい日本を作る」とか言っていましたけど、この7年8か月で、この日本がどれほど醜くなったものか。その現実すら受け止めることが出来ない。

 

これまで、たびたび野党からの国会開会要求にも逃げ回り、挙句の果てには解散したり、森友・加計事件、桜を見る会、アホな広島の議員夫婦の選挙買収事件の資金提供問題、なにより、官僚の人事を一本化したことにより、世界でも珍しい「ウソツキ公務員集団」を作り出してしまった。

 

このような人間でも、辞めるとなると、多くの人がいたわりの言葉をかける。

 

その時に、ある言葉が持ち出される。

 

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敵に塩を送る

【読み】 てきにしおをおくる

【意味】 敵に塩を送るとは、争っている相手が苦しんでいるときに、争いの本質ではない分野については援助を与えることのたとえ。

【注釈】 戦国時代、遠江の今川と相模の北条の両氏から武田信玄が、経済封鎖をされ塩不足で困窮していたとき、長年敵対関係にあった上杉謙信武田信玄に塩を送って助けたという話に基づく。

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 このような言葉を持ち出して、弱った人を批判する行為を「人情のかけらもない」「武士道にもとる」などと言い出す輩がいる。

 

そのような人に言いますけど、武士道の第一条件は「ウソを言わない」ですよ。戦う相手に、自分の名を名乗り、なぜ自分は戦いを挑むのか、こうしたことをウソを言わずに堂々と述べたのちに戦いを始める。

 

つまり、ウソ偽り、誤魔化し、証拠隠滅など、ありとあらゆる悪事を駆使して生きてきた人間に、武士道などと言う高尚な言葉を持ち出すのは、逆に日本文化に対する冒とくですよ。

 

安倍晋三君や昭恵さんには、「反省する」とか「顧みる」という言葉は通用しないでしょうから、せめて、この数年間に誇りを持つことだけはやめてほしい。

 

さようなら。