あまりの混乱ぶりに、憲法無視も議論されず、ひたすら「Ｇｏｔｏ日本沈没」

安倍政権の目玉政策の「Ｇｏｔｏキャンペーン」だけど、そのトップをきることとなる「Ｇｏｔｏトラベル」だが、すったもんだで東京発着を外した挙句に、「若者も高齢者もご遠慮を」と圧力をかける始末。

これほど混乱しても、政治には緊張感がない。

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東京都新たに290人感染　“Go Toトラベル”めぐり混乱も

ＦＮＮ、7/18(土) 18:27配信

　新型コロナウイルスの感染拡大が続く東京では、18日も新たに290人の感染が確認され、高い水準で推移している。

　一方、補助対象の基準が二転三転している「Go Toトラベル」の影響で、旅行関連の業界では混乱が続いている。 東京都で18日、新たに確認された感染者は、関係者によると、290人。 17日の293人を3人下回ったが、3日続けて280人以上となるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いている。

　西村経済再生担当相は18日、「非常に高い水準で推移しているので、非常に危機感を強めている。感染者が増えれば、入院される方も増えるので、医療提供体制をしっかりしないといけない」と述べた。 入院している東京都の感染者は、17日の時点で、前の日から76人増え、836人となっていて、今後も同じペースで増え続けると、7月下旬には、確保しているという1,500床がすべて埋まってしまう計算となる。

　感染拡大が続く中、政府の支援策「Go Toトラベル」の対象から除外された東京都。 都内の旅行会社には、18日も予約のキャンセルが相次いでいるという。

　東京都旅行業協会・村山吉三郎会長「4件の申し込みがあって、全部キャンセル。うちの会社も4～5月まで閉めていて、いざという時に、（東京が）除外ということで、今は考えられない状況」

　18日未明に報道各社に送られた、観光庁のプレスリリース。

 　「Go Toトラベル」事業における団体旅行の取り扱いについてのもので、若者や重症化しやすい高齢者などの団体旅行などは、できるだけ控えていただきたいと書かれているが、基準となる具体的な年齢や人数については示されていない。

　東京都旅行業協会・村山会長「（旅行会社に）丸投げされても線引きが難しい。何歳から高齢者だとか、何歳までが若者なのかと。われわれもちょっと疑問符。どうして受けていいのか」

　東京の観光地、浅草にある着物レンタル店「大吉」。 2019年の今ごろは、1日100人くらいの予約があったというが、18日はわずか4人。 「Go Toトラベル」には、大きな期待をしていたという。 着物レンタル店「大吉」・大友雄介店長「これを起爆剤に、観光地にお客さまが戻っていただけることを願って、かなり前から準備を進めてきていた。かなりショックを受けている。2桁ぐらいの組数のキャンセルが出た」

　上野のアメ横商店街では、鮮魚店店長から「人が減ってきて、全然いない。（『Go Toトラベル』で）東京だけダメって、自分たちの生活もできなくなるし、それもわかってやっているのかなと。本当に手厚くしてほしいですね、手当を」という声が聞かれた。

　東京都民の旅行と、ほかの道府県から都内への旅行が対象外となった「Go Toトラベル」は、4日後の22日からスタートし、当面は旅行代金の35％が支援される。

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 この事業については、「実施の時期ではない」「やらないと大変」という意見を中心に様々な意見が出ているが、この状況下だから当然と言えば当然。

ところで、東京が外されたり、高齢者や若者だけ自粛を求めることに、どれほど根拠があるのでしょうか？

感染者数が多いから？若者は動き回るから？高齢者は何歳以上？

何も客観的根拠が示されない。

基準がないまま莫大な公金を動かそうとしている。

つまり、安倍晋三の気分で国のお金を自由自在に動かしているのです。

良いんですか？

我らが日本国憲法には、次のような一文があるんですけど。

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〔平等原則、貴族制度の否認及び栄典の限界〕

第十四条　すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

＜２項、３項は省略＞

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Ｇｏｔｏトラベルは、完全にこの条項に違反してるでしょう。

全く平等じゃない。

にもかかわらず、あまり「不平等だ」と言う意見は聞かれない。

いや、街頭インタビューで、たまにそのように発言される方もいるが、マスコミは大きく取り上げず握りつぶしている。

一体どうしたことだ？

休業要請しても補償はせず、夜の街と言う言葉で、そこで生活する人々を差別し、悪者扱いすることで政治家の無能ぶりを隠そうとしている。

政策の実行にはそれ相当の公金の支出が必要となるのは当たり前。それがもったいないのならば、政策を作らないこと。一方的に国民に責任を負わせ、「気合いで乗り切れ」と言っているようなものだ。

いずれにしても、これほど露骨に憲法無視の政策が実行されようとしてるのに、野党もマスコミも「感染者数」に右往左往しているばかり。（まさか、意図的に安倍の憲法無視をかばっているわけじゃないでしょうね）

ところで、シカリさんも人が動けない状態は危機的状況だと感じています。

しかし、お金をばらまいて何とかしようという自民党・公明党政権の浅はかさにはあきれるばかり。

今一番必要なのは何なのかが分かっていない。

それは、出向く方も迎える方も、「安心」が欲しいんですよ。

もちろん、お金を頂けるのは嬉しいかもしれない。（あ、１０万円。ありがたくいただきました。）

でもね～、もう一度言いますけど、皆さんが欲しいのは「安心」なんですよ。

どうやって国民に「安心」を届けるか。

少しは、知恵を絞ってほしいですね。