野党は、「柳瀬が証言する」に釣られるな!加計・森友学園事件は民主主義の根幹にかかわる問題だ。
大型連休も終わり街も動き出していますが、国会でも何やら怪しい動きがあるようですよ。
国会正常化に向け与野党協議、連休明けから本格化
TBSニュース、5/7(月) 6:26配信
連休明けの国会は、加計学園問題などを理由に主な野党が審議に応じない不正常な状態を打開するため、与野党が協議に乗り出します。
野党6党は、財務省前事務次官のセクハラ問題などで麻生財務大臣の引責辞任を、また、「加計学園」の獣医学部新設問題で愛媛県の関係者らとの面会を否定し続ける柳瀬元総理秘書官の証人喚問などを与党側に求めていました。しかし、いずれも与党側が応じないため、野党側が国会審議を欠席する不正常な状態が続いています。
このため与党側は、柳瀬元秘書官が国会の参考人質疑で加計学園の関係者と面会したことを認めることで国会の正常化を図ろうと、水面下で調整を進めています。こうした動きに野党側も、柳瀬氏が面会を認めるなら一歩前進だとして、前向きな姿勢を見せています。
正常化に向けた与野党の動きは7日から本格化する見込みで、与野党の国会対策の責任者が集まり協議を行う見通しです。(07日00:39)
「一歩前進」なんですか?
「記憶にない」と言いながら、要点は断固否定していた柳瀬元補佐官の言葉が信用できるのですか?
与党の調整で、どこまで記憶が戻り、どこまで信用できる発言をするとすり合わせが出来たんですか?
昨年、このような雑誌でも大きく注目を集めていましたよね。加計学園事件の本質は、「国会審議の不正常な状態」などと言うレベルではなく「国会そのものの存在意義」にかかわる問題なんですよね。
日本の民主主義が本物かどうかが関わっている問題だと思うんです。多くの国民がそう思っていると思うんだけど、海外から見ると日本の民主主義って、かなり怪しいしろもののように見られているんだってね。
こんな恥ずかしい見方を一日も早くはらすためには、今回の2件は断固として真相を究明する必要があります。
与党やマスコミの一部は、「野党の審議拒否で世界で激動が起きているのに、それに対応できていない」などと宣伝していますけど、現在の与党では国会が動き出しても何もまともな対応は出来ませんから・・・。
しかし、こうした宣伝にはキチンとした対応が必要だよね。まずは、なぜ審議拒否をしているのか、わかっていても何回も発信すること。
ほら、自民党が野党の時にどれだけ審議拒否をやっていたか。現在の野党は、まだまだ、ゆるい。
とは言え、真相究明に向けて糸口があるならば、しっかり、そのチャンスを生かしていかないといけない。でも、与党の「調整」に乗せられてはいけない。
まず、柳瀬が証言するというなら、その内容が国会で話せる内容なのか、明確な担保を要求すべきでしょうね。
どのようなきっかけで記憶が戻ったのか。何か記録が出て来たのか。戻った記憶は「不可逆的」なものなのか。(安倍チンが好きな言葉でしょう。^^;)これまで否定してきた全てについて回復したのか。あるいは、その前後のことも思い出したのか。
こうした「記憶回復」の経過を本人の確約文書を出してもらうぐらいしないと、「参考人」であれ「証人」であれ、信用できない。
なにせ、安倍晋三のためなら、「アホな国会議員にウソをつくのはへっちゃら」な官僚なんだから。
さらに、柳瀬元補佐官が確実な「記憶回復の証明」を担保しても、次は、国会のありようが問題ですよね。
「こんなことありませんでしたよね」などと言う誘導尋問をするような国会審議を国民は見たくない。与党は、すでに調整しているんだから、質問をする必要もない。
と、段階的に、あくまで段階的に状況打開を図っていただきたい。あれこれごちゃごちゃに攻めても、相手にはぐらかされるだけ。国民は、もう、茶番にはウンザリしているんですよ。
あ、それから、麻生のセクハラ容認問題は、麻生に聞いても無駄でしょう。と言うか、麻生の雇用主に問いたださないと。雇用主が、再度、麻生をかばった場合は、日本はセクハラを容認する国だと国際社会に宣言することになりますからね。同時に、ここを攻めきれないと、また、なめられますよ。(公文書改ざん問題は、証拠を固めてから)