江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

指示もされず、忖度もせず、でも、安倍のための成果を上げる国造り


10日の元首相秘書官:柳瀬氏に対する参考人質疑は、予想通り、柳瀬氏の想定の範囲で展開され、挙句の果てには柳瀬氏に逆切れされ、追求する側としては「加計ありき、加計ありき」という言葉のみが目立ったものとなりましたね。

ハッキリ言って、野党は前準備をしていたとは感じられませんでしたね。

もっともインパクトがあったのは、愛媛県の中村県知事の記者会見。


参考人招致>「疑惑は深まった」野党、柳瀬氏の喚問求める
毎日新聞5/10() 21:57配信


 野党各党は10日、柳瀬唯夫元首相秘書官が衆参両院の予算委員会で、首相官邸加計学園関係者と2015年に計3回会っていたと答弁したことを巡り、追及する姿勢を強めた。「加計ありきの疑惑は深まった」として、柳瀬氏の証人喚問などを求める構えだ。一方、与党は「一定の区切りがついた」(自民党森山裕国対委員長)として幕引きを図ろうとしている。
 立憲民主党逢坂誠二衆院議員は10日の党会合で「加計学園だけが、3度も官邸で首相秘書官のアドバイスを受けている。これを特別扱いと言わずになんと言うのか」と強調。安倍晋三首相が加計学園の選定に「一点の曇りもない」と繰り返していることに触れ、「試験問題も答えも知っている人は試験会場で不正はしない。だから一点の曇りもないことになる」と指摘した。
 柳瀬氏が首相への報告をしていないとした点にも批判が続出。立憲の長妻昭代表代行は記者団に「首相に一切報告しない首相秘書官ってあり得ない」と指摘した。国民民主党大塚耕平共同代表は記者会見で「今度は首相発言の信ぴょう性がますます疑われてきた」との認識を示した。
 加計学園の加計孝太郎理事長は首相の親友で、2人は食事やゴルフを何度もしている。首相は昨年の国会答弁で代金負担について「私の時も先方の時もある」としており、「無所属の会」の江田憲司衆院議員は「首相の意向を受けた秘書官が加計ありきでやったとすれば、贈収賄やあっせん利得罪にも当たる案件になりかねない」と記者団に語った。共産党志位和夫委員長は「学園関係者と3回も会っていたこと自体が加計ありきの首相案件だったと示すものだ」と批判した。【遠藤修平、立野将弘】


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疑惑が深いのは最初から分かっていること。加計学園からの要請で首相官邸で行われた会議の参加者数について、柳瀬氏は「10人くらい」とか言っていて、人数が多かったので愛媛県今治市の職員の参加について認識がないと主張した。

この論法は、自民党関係者が「愛媛県今治市の職員は、二列目に座っていてわからなかったんじゃないか」とか言っていたことに通じる。

これに対して、野党からの追及は「覚えているだろう」だけ。会議室の構造も机の配置も当日の参加人数も把握していなかった。

この程度のことは、ちょっと努力すればわかることじゃないの?どうしてもわからなかったら、愛媛県の会議録を見せてもらえばよかったんでしょう?

もう一つ、柳瀬氏は『私は日ごろ「首相」とは言わないので「首相案件」というのは違和感がある』とおっしゃった。この論法は、安倍応援団の田崎スシローが早くからバラエティー番組で言っていたこと。当然、そのような言い逃れは予想できたこと。しかし、これも採り逃してしまった。

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ところで、この柳瀬氏にしても佐川にしても、「安倍首相には報告していない。忖度はない。安倍首相の関与はない。」などと必死で安倍政権をかばっているわけだけど、これが本当に安倍政権をかばっていることになるのか?

この優秀な官僚どもの姿や振る舞いを見て、多くの国民はどのような印象を抱くだろうか。なにより、「指示もなく」「忖度もなく」、でも、結果は全て安倍晋三とお友達のために機能する政府って、不気味な存在。その嫌悪感が、国民に広くいきわたりつつあることが理解出来ないのだろうか。

しかも、悲しいことに、これほど官僚たちがほれ込んだ安倍晋三のアホぶりは今さら例示するまでもないが、最近、自ら「わたしアホです」とばかりにテレビで語っていたのでアップしますね。


安倍首相「忖度、される側は分からない」フジ番組で説明
5/11() 22:32配信


安倍晋三首相(発言録)
 忖度(そんたく)というのはですね、指示をすれば問題だと言われますけれども、指示していないのに、忖度される側がどうだったのかというと、分からないわけですね。例えば指示していないのに、忖度した側も、果たして忖度したかどうかっていうのもあいまいな場合もあるんだろうと思います。指示を明確にし、組織の中でやっていただく。間違っても、私に近いから利益を得たりということは絶対にあってはならないということは、はっきりしていかなければいけない。(5月11日、フジテレビ:プライムニュースで)



このアホ晋三君、昨年は、こんなこと言っていますよ。


〈閉会中審査、速報〉衆院で集中審議始まる 安倍晋三首相「李下に冠を正さず」「疑念の目が向けられるのはもっともなことだ」
産経ニュース、2017.7.24 09:14更新
 安倍晋三首相らが出席する衆院予算委員会の閉会中審査が24日午前、始まった。「安倍内閣の基本姿勢(国家戦略特区等)」をテーマに集中審議が行われ、首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)の問題を中心に論戦が交わされる。
 首相は「『李下に冠を正さず』という言葉がある。私の友人が関わることだから疑念の目が向けられるのはもっともなことだ。常に国民目線に立ち、丁寧な上にも丁寧に説明を続けたい」と強調した。自民党小野寺五典元防衛相の質問に答えた。
<以下略>

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やっぱり、安倍晋三はちょっと難しい言葉は理解できないんですね。^^;

理解できるのは、ゴルフ用語くらい?

念のために、「李下に冠を正さず」の意味は下記の通りですね。皆さんにはすみませんね~。安倍晋三君が理解できていないみたいですから・・・。


李下に冠を正さず
 【読み】
りかにかんむりをたださず
【意味】
李下に冠を正さずとは、誤解を招くような行動はすべきではないといういましめ。

【李下に冠を正さずの解説】


【注釈】

スモモ(李)の木の下で曲がった冠をかぶり直すと、スモモの実を盗んでいるのではないかと誤解を招く恐れがあることから。
「正さず」は「整さず」とも書く。

【出典】
古楽府』君子行
【注意】
【類義】
瓜田に履を納れず/瓜田李下/李下の冠瓜田の履
【対義】
【英語】
He that will do no ill, must do nothing that belongs thereto.(悪事をすまいと思う者は、悪事と思われることをしてはならない)
【用例】
「あの業者の接待を受けるのは遠慮したほうがいいだろう。李下に冠を正さずだ」

 
ところで、野党の皆さん。
森友・加計学園事件の追及は当然として、この腐りきった内閣に代わる政権はどのようにあるべきか、国民に示す時期じゃないですか?
安倍政権の支持率が下がっているにもかかわらず、30%台を維持できているのは、「次をだれに託すか」の明確な道筋が見えないから、「仕方がないので」安倍晋三を支持するしかないという国民がいることを理解して下さいよ。
離合集散ばかりが目立つ野党ですけど、これから先、何を軸にして国民を守ってくれるのか、自らの姿を見せる時ですよ。
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