江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

妖怪・中曽根がリードする憲法改正??









今日は、憲法記念日ですね。押し付け憲法とか、色々言われてきましたが、戦後日本の平和と国民の人権を守ってきたのは、この憲法のおかげ。






もし、この憲法が無かったらと想像すると、ゾッとします。








安倍内閣憲法改正に意欲を示し、大いに期待する」中曽根元首相あいさつ詳報


産経新聞 52()2054分配信


 


超党派の国会議員らでつくる「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)が2日に開いた「新しい憲法を制定する推進大会」での中曽根氏のあいさつは以下の通り。

           ◇

 「みなさまにはご繁忙のところ、本大会に多数のご参集をたまわりまして、厚くお礼を申し上げます。みなさまの力を得て、われわれの手による、真に新しい憲法制定に向けて、さらに邁進(まいしん)していきたいと思います」

 「昨年は戦後70年という節目の年であり、われわれにとっては、敗戦から今日に至るまでの国の歩みを顧みながら新たな未来を展望し、国の在り方を考える機会でありました。当然のことながら、国の基本たる憲法が問われることでもありました。来年は施行後70年となる現憲法が、グローバル化の中で果たして日本民族が民族たる意味を示しうるかどうか、また、国を取り巻く時代の状況変化に十分対応しうるかどうかといったことが従前にも増して大きく問われることでしょう」

 「われわれ国民が共有すべき普遍的価値民族的価値とともに、国際社会の中で果たすべき役割や責務などは、国の基本たる憲法によるところが大きく、また、国民が国際社会でその存在を示しうる上でも、憲法は誠に重要な基礎となるものであります憲法改正におけるさまざまな障害をなおざりにすることなく、丁寧な説明と対応をもって、問題を一つ一つ解決していかなければなりません」

 「人間の壁とは、戦後一貫して憲法改正を訴え続けてきた私の偽らざる考えでありますが、戦後、国民意識の中に強く根付いてきた厭戦(えんせん)感現状肯定の意識いかに克服しうるか、われわれの不断の努力が望まれてきました。現下、(安倍晋三)内閣はこういった認識に立って、国民世論への訴えとともに、憲法改正への意欲を示し、その実現のために取り組もうと挑戦しており、われわれはこれを大いに評価し、支持し、また期待するものであります。ただ、世論の動向を見れば、憲法改正の必要性は受け入れつつも、躊躇(ちゅうちょ)もあり、依然、壁の厚さを感じざるをえません。一層の説明と説得をもって道を切り開くことを期待してやみません」

 「われわれが目指す憲法とは、世界を見渡し、時代状況や国際環境に対応しながら、国家の進路を切り開くものであります。それは国家的理想への前進でもあります。みなさまにおかれましては、われわれの運動に対するご理解となお一層のご支援を切にお願いしまして、みなさまとともに新憲法制定実現に向けて、さらに運動を展開してまいりたいと思います」

最終更新:52()2054

 






現在の憲法改正論は、このような単一民族主義者など時代錯誤の連中がリードしているんです。






中曽根さんの挨拶の中に、『・・・国民の中に強く根付いてきた厭戦(えんせん)感・・・・・をいかに克服するか・・・』という言葉があります。このことこそ、改憲論者たちが目論むところ。他でもない、戦前の『戦争が出来る国造り』こそが第一の目的なのだから。国民の生活の安寧など、頭の片隅にもないのだ。(よく読んでください。国民のことなんか一言もないと思いますよ)





おまけに、時代錯誤も甚だしい。『グローバル化の中で果たして日本民族が民族たる意味を示しうるかどうか』だって!





日本民族だって。何それ?日本人ならわかるけどね。日本民族に、アイヌとか琉球人とかマタギとかは入るんでしょうか?前にも書いた通り、このような日本単一民族論者たちは、一方で天皇制を振りかざしているが、一つの民族のトップは「王」であって、皇帝や天皇とは呼ばない。いくつかの民族を束ねてこそ、皇帝や天皇と言う呼称が許されるのです。(まあ、どうでも良いけど、笑ってみていましょう)





どうしようもない所は、グローバル化した社会で日本人の生活がどのように変わったのか、全く理解していないこと。




グローバル化(資本主義経済の徹底)は、家族を引き離し、地域社会を破壊してしまった。民族どころか、家族すら成り立たない社会を作ってしまっているのに、気づいていない。いかに、奴らが国民生活に興味がないかわかるだろう。奴らの興味は、第二次世界大戦前の思想を復活させることだけ。そのために、手を変え品を変え国民を騙そうとしている。




『・・・国民が国際社会でその存在を示しうる上でも・・・・』との意見も述べている。こうした発想の裏側には、ある種の劣等感があるんでしょうね。『日本人は西洋人に劣っている』




こうした劣等感を拭い去ろうと虚勢を張るしかないんでしょうか。現在の日本国憲法が、いかに国際社会で評価されているのかも知らない。実に、哀れな人々だよ。ところが、こうした人々に、今、日本は引きずられようとしている。なんとも危なっかしい状況だ。




日本国民の皆さま、今一度、日本国憲法の重要性と素晴らしさを確認しようではありませんか。そして、枝葉末節の議論で改憲論に巻き込もうとする政党やマスコミの誘導に負けないようにしましょう。





大事なものって、一度失うと、なかなか手にすることは難しいんですよ。現行憲法を守り抜きましょう!





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