江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

この内閣にモラルのことを求めても無駄でしょうが・・・









安倍内閣にモラルのことを求めても無駄とは思いますが、これをスルーすると、ワシら国民がこうした事態を「仕方ない」と受け入れたことになるので、それはイヤですから言わせてもらいます。(あきらめることは、こんな連中と同じレベルになるということですからね)







<下村文科相辞意>説明責任どこへ 遅すぎた「けじめ」


毎日新聞 925()1145分配信


 下村博文文部科学相が25日、新国立競技場問題で、安倍晋三首相に辞任を申し出ていたことを明らかにした。硬い表情でやや顔を紅潮させながらの「遅すぎるけじめ表明」だった。首相から慰留され、給与を自主返納するというが、関係者からは「遅きに失した」「説明責任はどうなった」などと厳しい声が相次いだ。

 日本陸上競技連盟の尾県(おがた・みつぎ)貢専務理事は、慰留されたとはいえ辞意を申し出たことについて、「これだけ大きく国民を巻き込む問題になった。下村氏は責任ある立場でありその判断はやむを得ない」と冷静に受け止めた。事業主体となる日本スポーツ振興センター(JSC)の体制強化に加えて、10月1日にスポーツ庁が発足する。「指揮系統を含めて組織間の連携をはっきりさせる必要がある」と指摘した。

 槙文彦氏ら建築家グループで計画見直しを訴えてきた大野秀敏・東大名誉教授「新国立競技場建設は日本の公的事業の構造的な問題を露呈した。責任があいまいな有識者会議が存在したり、第三セクターの予算などへの行政チェックが甘くなりがちな実態を示した」と指摘。「大臣が辞めれば済むのでなく、構造的な病巣をえぐり出す好機とすべきだ」と述べた。

 スポーツ評論家の玉木正之さんは「7月に計画が白紙撤回された時点で辞めるべきだった。今世紀最大級の国家プロジェクトに失敗した責任者が辞めないのはおかしい。モラルハザードだ」と話した。

 組織論が専門の太田肇・同志社大教授は新国立競技場問題について「意思決定のプロセスや変化への対応が密室で行われたような印象を受け、集団的無責任体制という日本の組織の悪い面が表れている」と指摘。給与返納という責任の取り方については「自分に罰を与えたのだから許してくれという意味でしかなく、責任を取ったとはいえない。なぜ悪かったのか、どこに責任があったのかを国民の前に明らかにすべきだ」と注文する。

 文科省のある幹部は「全然知らなかった」と驚きを隠せない様子。ただ、「記者会見が始まる時の大臣の表情を見て何かあるのかなと思った」と振り返った。別の幹部は「辞任といっても(10月予定の)内閣改造までの話だからねえ……」と淡々と受け止めた

 一連の問題では、JSCを所管するスポーツ・青少年局の前局長が定年まで1年半を残して既に退職し、事実上の更迭とみられている。【田原和宏、藤野智成、太田誠一


最終更新:925()1450

 




まともな感覚の持ち主なら、玉木さんや太田さんのような感想を持つと思うんですよね。





安倍ちゃんが7月に競技場問題について白紙撤回した、あの時が辞任の意思表示をすべき時だったんですよね。普通なら。




ところが、のうのうとその職にしがみつき、経過について調べる検討委員会についても影響を及ぼしうる立場を維持し続けた。その結果、文科省やJSCのトップの責任は認めたものの、有識者会議のトップについては聞き取りすらされていないという、出来レース有識者会議のトップ、ご存知ですよね。シンキロウさん、あ、違った。森喜朗元総理。国立競技場の建設費について「3000億や4000億かかっても」とおっしゃったお方。





安倍内閣のスローガンに、「美しい国日本を取り戻そう」とか、あったような、なかったような。




日本文化の象徴として言われるのは、「恥を知る文化」というのがありましたよね。この内閣には、恥の「ハ」の字もない。ここを縮めるとちゃんと「ハジ」になるんですけれどね~~。^^;




国家を代表するプロジェクトで大失敗をし、殿に大恥をかかせたんだから、その時点で切腹するのは、当然ですよ。日本人なら。なぜやめるに至ったのかについても説明もせず、ほったらかし。本当に、モラルハザードですね。極まっているよ。




辞意を受けて、「まあ、もうちょっと待ってよ。内閣改造をもうすぐするんだから」なんて慰留するアホ殿。




文科大臣なんて、失格者を当分の間その職に就かせても問題ない職なんですか?その程度の職であるならば、高い報酬を与えて、そんなポストを置く必要もないんじゃないの?ね、マスコミさん。危機管理能力、ゼロですね。




話しは変わりますが、民主党参議院国対委員長は安保法案の成立を受けて、「阻止できなかった」と辞任を申し出たとか。頼りない党ではあるが、自らの職務に対する忠誠心と言うのは、こちらが残っているように思いますね。(じゃあ、衆議院国対委員長は?ってこともあるけど)





ちなみに、この辞めたくてもやめられない優秀な文科大臣下村君。盛んに道徳教育の必要性を訴え、教科にした御仁です。道徳教育が必要なのは、あんただよ!!






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