江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

椿が欲しいの

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五島市の商店街の街路樹は、椿です。


 本州は、雪で大変ですね~。
 皆さん、風邪引いていませんか?大丈夫?

 ワシ、最近、体を使う仕事や外回りなどが続いておりまして、少々、疲れ気味。ついに、昨日は皆さんのブログを訪問できませんでしたよ。。。
 ごめんなさいね。まだ、疲れは残っているけど、皆さんのお茶目な言葉、優しい言葉、オモロイ言葉、お下品な言葉が恋しくて、ノコノコ出てまいりました。

 今日は、またしても詩をアップします。読んでください。

椿が欲しいの


私は、彼女に何を約束したのだろうか
もう、三十年も前のことだ

幸せにするから
などと、自信を持って宣言したのだろうか
情けないことに覚えていない

彼女は、三十年も経つ、その約束事の
成り行きを問い詰めることもない

ただ、歌を口ずさみながら家族の食事を作り
仕事で、遊びで、汚れた家族の洋服を洗濯し
天気のよい日には
山ほどの洗濯物を、背伸びしながら干している

たまには、友達にいただいたと言う花を
大事に持ち帰り
活けては、眺めている
独り言を、言いながら

『これでも、買うと高いのよ。綺麗ね。』

彼女は、私にも子供達にも
自分のことで何かを求めたことがない
ひたすら子供のため
ひたすら家族のため

『何か、欲しいものはないのか?』

そう問う私に、彼女は答える

『台所に花がほしいから、椿が欲しいの。』