江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

え?宝塚って舞台で使う小物を劇団員に作らせるの?

 

 

皆さん、おはようございます。

 

 

五島地方、今日は冷たい雨が降りしきる空模様でスタートです。

 

 

 

 

 

なんだか、日本中でパワハラやセクハラがまかり通り、挙句の果てには国会議員がアイヌ人や在日コリアンへの差別攻撃を止めないという事態まで。

 

 

さらには、性被害を告発した当事者たちへのネットなどを通した誹謗中傷も止まずに、ついには残念なことに自殺する方まで出してしまっている。

 

 

この日本の人権感覚の鈍さは、どこから来ているのだろうか。

 

 

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「ジャニーズ会見の方がマシ」劇団員死去で宝塚〝上層部〟に猛批判 追及に反撃も

東スポ、2023年11月15日 06:00

 

 今年9月に宝塚歌劇団の俳優の女性(25)が急死した問題で、同歌劇団が14日、記者会見を開いたが、批判が殺到する事態になっている。いじめやパワハラはなく、あくまで過密日程による心理的負荷が原因との言い逃れに終始し、真相解明や再発防止の抜本対策に全く踏み込まなかったからだ。

 

 タカラジェンヌが自ら命を絶った問題で、調査では女性が所属していた宙(そら)組の俳優62人や役職員、親会社の阪急電鉄役職員らをヒアリングしたという。俳優4人がヒアリングを拒否したが、その理由は明らかにされないままで、上級生がヘアアイロンを押し付けた問題は認定せず、「ウソつき野郎」「やる気がない」などの発言についても「伝聞」と一蹴。いじめやパワハラはないと報告した。

 

 歌劇団の木場健之理事長は「過密なスケジュールで追い込まれていた中で時間的に重複して起きたことで心理的負荷になったと十分に考えられる」と説明。宙組や上級生に問題はなく、責任は歌劇団にあるとして、自身は12月1日付で引責辞任を表明した。

 

 歌劇団における厳しい上下関係は一般的にも知られ、多くのOGも証言してきた。それでも役員らは「宝塚歌劇は109年にわたって、ずっと出演者が上級生が下級生に伝承してきた歴史がある。生徒同士の指導、伝承については生徒のみのノウハウの継承の面もある。我々、事務サイドは詳細を把握していなかった」と歌劇団の暗部には触れたくないのが明らかだった。

 

 怒り心頭なのは遺族側だ。代理人弁護士(川人博氏、井上耕史氏)も都内で会見を行い、時間外労働や過密日程などの「過重労働」が被災者の死につながったことを劇団側が認め、謝罪したことについては評価しながらも、パワハラの存否に関する報告や改善策がなかったことについては「失当」「適切とは言えない」と断罪した。

 

 そのうえで、調査した外部チームに関し、歌劇団は阪急阪神HD及び阪急電鉄と契約関係のない弁護士事務所と強調したものの、遺族側代理人は「会社からの依頼を受けた調査委員会の域を出ない。『外部の』と言っている意味は阪急の顧問弁護士の調査ではないということに過ぎない」と指摘。別の第三者委員会による再検証を訴えた。

 

 ネット上でも「ジャニーズの会見の方がまだマシ」「すべて亡くなった女優一人の特殊事例で片付け、宝塚歌劇団のブランドを守ることしか考えていない」「今年見た一番最低の会見」と批判が殺到している。

 

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この情報に触れて、シカリさんが一番不思議に思ったのは、『ヘアアイロンって自分であてるものじゃないの?』ってこと。

 

 

この検証チームは、サラっと流しているけど、不思議で不思議で仕方がない。

 

 

不思議に思い、あちこちの記事を読んでみて納得しました。

 

 

この『外部の調査委員会』なるもの、一つの法律事務所(弁護士法人大江橋法律事務所)の数人がヒアリング調査をしたそうですよ。常識的に複数の弁護士事務所からだしてもらいチームを作るでしょう。

 

 

これでは、『外部』とは言え、『委託された事務所』による調査でしかないですね。

 

 

「OGがたった1人しか聞き取り対象になってない。内部の(劇団員の方たちは)上下関係のヒエラルキーがあれば、本当のことを言えるわけがないじゃないですか」との声もありますね。

 

 

上下関係の中で発生している問題を現役組中心の調査をして、果たして実態を反映したものになるのかどうか、最初から疑問ですね。

 

 

ところで、元宝塚歌劇団花組男役でLGBT活動家の東小雪さんは、次のように語っていますね。

 

「清く正しく美しくからはほど遠いような暴言や人格を否定するような言葉を劇団内で聞いていたし、上級生から下級生への圧倒的な力関係の中で、暴言であったり、寝かせないとかお風呂に入らせないとか、本当にさまざまなハラスメントがある」

 

 

そうでしょうね~。

 

 

だからこそ、OGなどへの聞き取りが大事なのに『1名』だけなんて、本当にやる気がないとしか思えないですね。

 

 

それから、タイトルの話しですが、東小雪さんの話しの続きですが、次のような話もありました。

 

「1か月以上休みがなかったという事を思い出しました。本当に誇張なく、深夜から早朝に及ぶし、持ち帰りでも何か作り物があったりして、本当に寝られない状況なんですね。例えば娘役さんは舞台で使うアクセサリーが手作りなんですけど、劇団の稽古が終わった後に寮で作っていたりとか、自宅で夜を徹して作っているんです」

 

 

おい、おい、宝塚さんよ~、小物まで作らせているの?

 

 

ここまでくると、えげつないですね。

 

 

それにしても、閉鎖的で権威づけられて空間と言うか、そういう場所ではこうしたことが起きる可能性が大きいのですね。長崎県では、キリスト教会の中で神父がシスターに性行為を強要していたとか、おくんちで有名な諏訪神社では神主が巫女さんにセクハラ行為を働いていたとかありましたよ。

 

 

自分たちで声を上げづらい空間で生活する若者を守るための社会の仕組みづくりが必要ですね。

 

 

宝塚の場合、現在の経営陣が今後どのようになるのかは分かりませんが、もう一度誠実に調査を行い、現状をキチンと認識する所から経営スタンスを確立していただきたいですね。

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<画像は、ネットからお借りしています>