皆さん、おはようございます。
五島地方、今日も素晴らしい晴れ空です。
各国のパビリオン建設が進まない中、明らかになっているのが整備費用の増大。
整備費が、当初想定の1250億円から1850億円に増額されたのは、2020年12月。
ちょうど3年前、大屋根の設計変更などが理由で、大阪府の吉村洋文知事は「コストを上げるのはこれが最後」と強調されていましたね~。
ところが・・・・・。
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万博整備費、1.9倍に膨張 最大2350億円で決着
共同通信社、11/2(木) 12:03
西村康稔経済産業相と自見英子万博相は2日、2025年大阪・関西万博の会場整備費を巡り記者会見を開いた。整備費が最大2350億円に上振れするとした日本国際博覧会協会の試算を政府として受け入れると表明した。大阪府・市と経済界も既に容認しており、増額が正式に決定。整備費の上振れは2回目で、当初の見積もりから1.9倍に膨らむ。
今回の上振れ額は500億円で、資材価格や人件費の高騰が要因。国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する枠組みを維持し、それぞれ167億円を追加負担する。
政府は会場警備費についても200億円程度を支出する方向で調整している。
整備費は開催が決まった18年時点の見積もりでは1250億円だったが、熱中症対策などを理由に20年に1850億円に増額した経緯がある。その後、円安で輸入資材が高騰し、建設現場の人手不足に伴い人件費も上昇。万博協会は今年10月、さらに最大で500億円上振れするとの見通しを国などに報告していた。
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オリンピックにしても、万博にしても、いつまでこうした大規模イベント頼りの経済発展夢想政策を続けるのかね~。
そもそもこの大阪万博構想は、故安倍晋三に日本維新の会が直談判してスタートしたシロモノ。
開幕は、1年半後のことだが、今頃、大幅増額が明らかになるなんて、お粗末も良い所。
整備費は、政府と大阪府・市、経済界の3者が等分に負担することになっているが、国民は納得するのだろうか?
「聞く力」を持つ岸田首相だが、まあ、これまで同様、聞いたふりをして計画通りダラダラと進めるのだろう。
海外パビリオン建設の大幅な遅れもだが、来春から建設業界でも時間外労働の上限規制が始まる。
さらに、人工島・夢洲(ゆめしま)にある会場の隣では、カジノを含む統合型リゾート(IR)整備の工事が近く始まるというではないか。
おしに押された工期の中で、想像されるのは、『人手確保、資材確保』のためのさらなる費用の増大。
特に、カジノ関連工事との競合では、会場近辺の交通制限すら恐れられている。そうなると、二つの工事が折り合いをつけながら時間制限を設定しての工事、となることすら想定される。と、どうなります?当然、費用の増大が考えられる。
岸田さんは、「コストを上げるのはこれが最後」って言わないのか?
大阪万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」だそうだが、『今を想定できない人々に未来を語れるのか』と思うのは自然の流れ。
現時点で税金の追加投入について、共同通信の全国電話世論調査で「納得できない」と答えた人が、75.6%に上ったそうですよ。
そろそろ岸田政権も終わりかな~。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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