『ジャニーズ事務所問題』。喜多川だけか?メリーは?マスメディアは?戦った梨元勝!
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートです。
去年の今ごろは、統一教会被害者や二世の皆さんの被害を訴える声で満ち溢れていましたよね。
今年は、なんとジャニー喜多川による性被害者の声が日本のみならず世界まで響いている。
ジャニーズ事務所を舞台とするジャニー喜多川による性被害者は数百人に上るとか。
当人はすでにこの世になく、周りの取り巻き連中により運営されて来たジャニーズ事務所も土台が揺らいでいるようです。(当然です!)
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「ジャニーズ」名称存続 質疑応答で常識外れの声 東山紀之新社長「払拭できるまで頑張る」
日刊スポーツ、9/7(木) 14:31
ジャニーズ事務所は7日、ジャニー喜多川氏(19年に死去)による性加害問題をめぐり都内で会見を開いた。東山紀之(56)井ノ原快彦(47)らが出席し、ジャニーズ事務所の名称を存続させるとした。
東山は「どうすべきなのか? と議論しました。やはり、これだけの犯罪ですから。引き続き名乗るべきなのか。ジャニーズというのは、もちろん創業業者の名前であり、初代のグループ(の名前)。でも、僕が思いましたのは、タレントが培ってきたエネルギーやプライドでもあると思うので、その表現の1つとしてもいいんじゃないかと思っています」と説明した。
質疑応答で、取材陣から会見で喜多川氏と呼ぶ理由について聞かれると「喜多川氏に関しては…エンターテインメントは人を幸せにするもの。そうではなかった。でも、その力は信じたい。たくさんの人を巻き込んで結果、あの人は誰も幸せにしなかった。だから喜多川氏と呼んでいます」と説明した。
質疑応答の中で、名称の存続は極めて常識外れとの厳しい質問が飛んだ。東山は「おっしゃる通りだと思います」とした上で「(再発防止特別チームから)解体的見直しが必要という意見をいただきました。それを踏まえた上で、みんなも理解し、たくさんの人が被害を受けたのも分かる。僕自身も、名前を変えて再出発した方がいいのかもしれません。ただやはり僕らはファンの方に支えられているものですから。今後はそういうイメージを払拭できるほどみんなが一丸となって頑張るべきなのかなと」と説明した。
ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題をめぐり、東山紀之が5月21日、MCを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」で「ジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに全てを新しくし、透明性をもってこの問題に取り組んでいかなければならない」と発言。事務所名変更の可能性について注目を集めていた。
先月29日の外部専門家による再発防止特別チームの会見では、座長の林眞琴前検事総長は事務所名の変更については求めず「ジャニーズ事務所側が考えること」としていた。
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シカリさんは、通常、記事にした場合、その当事者の顔写真などを掲載していますが、この件に関しましては、ジャニー喜多川と言う人物の写真を掲載すること自体がおぞましく思い掲載しません。
さて、やっと開いた事務所の記者会見ですが、社長が交代し、本来対応すべき、前社長(藤島ジュリー景子)などは新社長の陰で風当たりが弱かったように思います。
さらには、ジャニー喜多川の最側近と言われた副社長に至っては出席すらしていませんでした。
で、矢面に立たされた新社長は、『ジャニーズの長男』と呼ばれてきた人物。
記者会見では、ジャニー喜多川の所業について『噂としてはもちろん聞いておりました』と答えていたけど、噂で聞いただけではないのは多くの被害者が証言していて、むしろ加害者側の人。とんでもない人物だよ!
メディアの追及点としては、①藤島氏が100%株を保有したままで同族経営を変える気配がないこと、②名称変更をしていないこと、などが言われているが、上記の引用記事にもあるように、この期に及んで『ジャニーズ』にこだわっていることは、問題だと思います。
特に、記者会見の中で新社長は、『ジャニーズというのは、もちろん創業業者の名前であり、初代のグループ(の名前)。でも、僕が思いましたのは、タレントが培ってきたエネルギーやプライドでもあると思うので、その表現の1つとしてもいいんじゃないかと思っています』と言っている。
ここでわかるのは、未だに被害者に寄り添っていないということ!!
被害者より「タレント」として表舞台に立っている人たちに思いを寄せている。
今回の記者会見の様子をメディア報道を通じて感じたのは、日大アメフト部の大麻所持事件に対する大学当局の対応と全く同じで、危機感・責任感が全く感じられず、とりあえずどうすれば収まるか、だけを考えているというバカの見本のような行動だと思いましたね。
ところで、今回の事件ではジャニー喜多川の犯罪が追求されているけど、それを長年許し、支えてきた連中のことが忘れられているというか、流そうとしているように感じられる。
ジャニーズでの不祥事をもみ消してきたのは、ジャニー喜多川の姉のメリー喜多川だったし、記者会見に出なかった副社長だったという。
このジャニーズ事務所の方針に協力しないメディアには『ジャニーズ所属のタレントは出演させない』と脅しをかけていたというから、ジャニー喜多川一人の犯罪ではなく、事務所として構造的な問題と認識するのが普通でしょうね。
さらに、こうしたジャニーズ事務所の意向に迎合し、様々な不祥事や犯罪を知らんふりして来たメディア。
このことについては、再発防止特別チームの座長・林真琴氏は『メディアの沈黙。マスメディアが大きく報じてこなかったことで、性加害の実態の調査など、自浄能力を発揮することなく、隠蔽体質を強化していったと断ぜざるを得ない』とその責任について断じている。
最近では、どの放送局も、寄ってたかってジャニーズたたきをしているが、果たして、林座長の指摘をどこまで真剣に受け止めているのか。
TBSの安住紳一郎アナ・・・「アイドルタレントを自社の番組に出演させたり、雑誌に掲載したりできなくなるのではという危惧から、性加害(報道)を控えていた」と局を代弁。
宮根誠司氏・・・「暴露本が出たり、週刊文春が特集した時に、我々は積極的にというか、ほとんど取り上げませんでした」と、結果的に隠蔽に加担してしまったことを反省。
芸能を扱う日刊スポーツ紙・・・「密室での出来事に思いが至らなかった」
多くのメディアは、「重く受け止め、人権侵害はあってはならないという姿勢で報道してまいります」と、もっともらしく反省した様子を見せているけど、隠蔽したいきさつは触れていないことから、自らの責任を明らかにしたとは言えないですよね。
では、メディア関係者が全くジャニーズ事務所を追求しなかったのかと言うと、そうではなかったらしい。
1980年代に元フォーリーブスの北公次らタレントが性被害を訴えた際、週刊文春が取り扱い、故・梨元勝リポーターも「協力するよ」と動いてくれたそうです。
しかし、梨元氏が進言したにもかかわらず番組は取り上げなかったそうですが、ここにも、ジャニーズの圧力があったわけです。
このことについて、元週刊文春・月刊文芸春秋編集長 木俣正剛さんは、次のように証言している。
< 梨元さんが『週刊文春』以上にジャニーズ事務所と戦い、批判し、それゆえどんどんテレビ局からパージされていたことを、あまりご存じないかもしれません。ジャニーズに限らず、大手芸能プロダクションに迎合するテレビ局の姿勢を厳しく批判していた彼は、晩年、リポーターとしての出番が激減していました。たとえば、静岡朝日テレビの『とびっきり!しずおか』には、当初2006年6月16日の放送に出演する予定でしたが、「ジャニーズに関する問題を取り上げるな」と番組側から事前に求められ、即座に降板を決定しました。「視聴者が最も興味のあることを局の自主規制で止めようとすることは納得できない」と、降板理由を自らのブログで述べています。他にも『やじうまワイド』や『スーパーモーニング』出演当時、SMAPの稲垣吾郎氏が路上駐車で免許証の提示を求められ、急発進して逃走しようとして、道路交通法違反で逮捕されたときも、ジャニーズ事務所に配慮して報道を控えようとしていたテレビ局と激しく対立。一時番組をボイコットしたこともあります。ジャニーズ事務所に限らず、大手プロダクションをタブー視する番組には厳しい言葉で糾弾し、どんどん「出番」がなくなっていきました。梨元さんはジャニーズに厳しい発言をし、とうとうテレビからほとんど姿を消し、『梨元チャンネル』など先駆的な動画やブログで対抗するという時代が続きました。>
こうした経過を聞くにつれ、日本と言う社会が、なんと、自己保身的社会で、犯罪や人権侵害に無頓着な欲深な人間の集団なのかと情けなくなってきます。
同時に、日本のこの陰湿な社会構造の要は、マスメディアだということを痛感する。果たして、この先、ワシ等は、このマスメディアの改革が出来るのかどうか、ここに日本社会改革の肝があるように思います。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<9月12日の誕生花>
花言葉:「精神の美」「旅人の喜び」「策略」
<画像は、ネットからお借りしています>