『反撃能力は国民のためだ。金出せ。』 違う、自民党が言っているのは先制攻撃だ!!
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日も、曇り空でスタートしそうです。
この前までは、「防衛費に国債は充てない」と言っていたのに、今度は、「建設国債を充てる」と言い出した。さらには、復興特別所得税を転用するとか?
閣内でも異論が出ているのに、着々と進めようとしている。
その挙句には、国民にぶん投げた。
「防衛力の抜本強化は安全保障政策の大転換で、時代を画するものだ。責任ある財源を考えるべきで、今を生きる国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきものだ」BY岸田
自分の責任は、政治家の責任は、どこにやったんだよ。
前後不明、支離滅裂。
経過も内容も説明せずに、財源のことを国民の責任と言い放つなんて、何とも腹立たしい限りだ。
でも、大事なことは、お金の話しの前に、何のためのお金なのかの議論が、すっ飛ばされている、と言うこと。(何回も言っていますが)
与党の自民、公明両党は12日午後に開いた実務者協議で、国家安全保障戦略など防衛3文書の改定内容に合意したそうだ。
15回にわたって開催された同協議では、これまでに反撃能力の保有やサイバー攻撃に対して先手を打ち対処する能動的サイバー防御の導入など多くの論点で合意していたが、日本の安全保障環境に関する文書の表現で相違があったそうです。
今回、自公は中国を巡り、国家安保戦略に「戦略的な挑戦」と明記する方針では一致していたものの、国家防衛戦略で、8月の日本の排他的経済水域(EEZ)内へのミサイル発射に絞り「地域住民に脅威」と触れることで決着した、とのことです。
政府は、週内に改定内容を閣議決定する段取りのようです。
あまりにも問題が多すぎて、何から批判すれば良いのか迷ってしまいます。
でも、シカリさんとしては、今日は、あくまで「反撃能力(敵基地攻撃能力)」を認めるのか否かにこだわりたいと思います。
反撃能力と言うと、さも、相手から攻撃を受けて、それに対して反撃をする、というイメージですよね。
でも、現在議論されているのは、相手がミサイルを発射する兆候が察知された時に、相手の攻撃に先んじて敵基地を攻撃するというものです。
簡単に言えば、攻撃される前に攻撃する、ということ。つまり、先制攻撃です。
14日付の長崎新聞の「水や空」(社説に次ぐ論説)に次のような記述がありました。
常識ある方々は、きちんと「先制攻撃」と理解している。
『少しも望まぬ”新しい景色”が見え始めている』との言葉は、重いですね。
岸田政権が言っている反撃能力は、ロシアの論理と同じですね。
『NATOが東方に進出する恐れがあるから、その手先のウクライナを攻撃する。』
発射されたミサイルの軌道すら把握できない国・ニッポンが、どうやって『確実な攻撃の証拠』を把握できるのでしょうか?
空論もいいとこ。
デタラメもいいとこ。
無責任もいいとこ。
こうした無責任な議論で、東アジアの緊張を高めるということに気づかないのだろうか。(もちろん、隣国の行動にも問題がないわけではない。それはそれで協議を続ければ良いんです。『遺憾』だけでは認識は伝わらない。キチンと向き合って伝えないと。)
対話もなく、ただ、いたずらに緊張を高める行動を繰り広げる各国の政治家たち。
どの国の国民にとっても、『敵はどこかの国ではなく、それぞれの国の政治家たちだ』との視点を持ちましょう。
そして、自民党の支持者たちは、自分たちの投票行動の結果が、自分たちの子々孫々に重大な負債・危険を残そうとしていることを直視して下さいね。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<12月15日の誕生花>
花言葉:「栄光」「不死」「不滅」「永遠」
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