江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

政治家岸田文雄のための岸田文雄による防衛予算大幅増!!

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、雪模様でスタートしそうです。

 

 

 

 

 

まるで、台風のような1週間だった。

 

 

いつの間にか、議論が始まり、いつの間にか終わった。

 

 

そんな感じの防衛方針・予算をめぐる議論。

 

 

それも、国会を閉じてから始めるところが小賢しい。

 

 

シカリさんも、次々に記事にして来たものの、何が決定されたのか整理しきれていない。

 

 

そこで、重複を恐れず自己チェックをしてみます。

 

 

今回改定されたのは、外交・防衛の基本方針となる国家安全保障戦略、今後10年間の防衛方針を定めた「国家防衛戦略」(旧・防衛大綱)、実際の装備取得計画と自衛隊の体制を盛り込んだ「防衛力整備計画」(旧・中期防衛力整備計画)の3文書ですね

 

 

それと、「防衛力整備計画」の裏付けとなる財源論議の中心となった税制改革議論でしたよね。

 

 

防衛費に充てる増税のイメージは、次のような感じ。

 

 

 

 

自民、公明両党の税制調査会が15日に合意したのは、増税対象として、法人税所得税、たばこ税の3税。法人税は「4~4.5%の付加税」、所得税は「1%の付加税」、たばこ税は「1本3円相当」と明記する一方、増税時期は「2024年以降の適切な時期」と記すにとどめ、実施期限は明確にしなかった。

 

 

今回の議論では、解散総選挙で問うべき内容が少なくとも二つはありましたよね。

 

 

一つ、先制攻撃を認めるか否か。

 

二つ、防衛費枠を1%から2%に拡大して良いのか。

 

 

このような重大な事項が、四畳半の部屋でも片付けるように、チャチャッとやられてしまった。

 

 

 

 

なぜ、岸田総理は、このようなことをやらかしたのか。

 

 

全ては、今年の5月に始まり、来年の5月に終わるのです。

 

 

さて、少しさかのぼりますが、今年5月13日、岸田総理とバイデン大統領はカンボジアの首都プノンペンで会談し、次のようなコメントを発しています。(大項目のみ抽出)

 

 

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岸田首相 バイデン大統領 共同記者会見【詳細】岸田首相 バイデン大統領 共同記者会見【詳細】 | NHK | 日米首脳会談より

 

ウクライナの侵略で同盟国の結束が求められている」

ウクライナを全力で支えることを確認」

北朝鮮めぐって「日米、日米韓で一層緊密に連携」

「力を背景とした現状変更の試みに強く反対」

「日米で安全保障、防衛協力を拡大、深化で一致」

「経済安全保障分野など具体的な協力でも一致」

「経済版の2プラス2を7月に開催で一致」

「『自由で開かれたインド太平洋』へむけ人材育成や交流」

「地球規模課題への対応 日米で主導」

「新しい資本主義」について「力強い支持」

「国際秩序の構築に日米は不退転の決意で取り組む」

「日本の常任理事国入りへの支持表明あった」

在日米軍の再編を着実に実施で一致」

「『核兵器のない世界』へともに取り組むことで一致」

「G7サミット「広島開催 成功に向けてともに取り組む」

「IPEFについて「歓迎 日本は参加し協力 TPP復帰を期待」

「『拡大抑止』をはじめアメリカの対応を信頼」

「防衛費増額の決意を述べ バイデン大統領から強い支持」

「中国 大国として大きな責任を」

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随分、話し合ったものだ。

 

 

問題は、上記の中の次の三項目に含まれています。

 

 

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「日米で安全保障、防衛協力を拡大、深化で一致」

 

岸田総理大臣は「地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、バイデン大統領とは日米同盟の抑止力・対処力を早急に強化する必要があることを再確認した。私からは日本の防衛力を抜本的に強化しその裏付けとなる防衛費を相当増額する決意を表明し、バイデン大統領から強い支持をいただいた。日米で安全保障、防衛協力を拡大、深化させていくことで一致した」と述べました。そのうえで「バイデン大統領からは日本の防衛へのコミットメントが改めて表明され、今後も『拡大抑止』が揺るぎないものであり続けることを確保するため閣僚レベルも含め、日米の間で一層緊密な意思疎通を行っていくことで一致した」と述べました。

 

G7サミット「広島開催 成功に向けてともに取り組む」

 

岸田総理大臣は日本が議長国を務める来年のG7サミット=主要7か国首脳会議について「世界がウクライナ侵略、大量破壊兵器の使用リスクの高まりという未曽有の危機に直面している中、来年のG7サミットでは武力侵略も核兵器による脅かしも、国際秩序の転覆の試みも断固として拒否するというG7の意思を歴史に残る重みを持って示したい」と述べました。そのうえで「唯一の戦争被爆国である日本の総理大臣として、私は広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はないと考えている。核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓いを世界に示し、バイデン大統領をはじめG7の首脳とともに平和のモニュメントの前で平和と世界秩序と価値観を守るために結束していくことを確認したい」と述べました。そして「バイデン大統領にもこうした考え方を伝え、広島で開催し、成功に向けてともに取り組んでいくことを確認した」と述べました。

 

「防衛費増額の決意を述べ バイデン大統領から強い支持」

 

岸田総理大臣は日本の安全保障政策をめぐり「日本の防衛力の抜本的な強化を行い、その裏付けとなる防衛費を相当増額する決意を述べ、バイデン大統領から強い支持をいただいた。また弾道ミサイルに対処するための、いわゆる『反撃能力』を含め、あらゆる選択肢を排除しないことも述べた」と説明しました。そのうえで「インド太平洋、そして国際社会の平和と繁栄の確保のために、その基盤である日米同盟の一層の強化に向け引き続き日米で緊密に連携していきたい」と述べました。

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ご覧の通り、今回の件は、全てバイデン大統領と約束をしている内容です。

 

 

政治家として、自分の故郷で「G7サミット」を開催できるチャンスは、滅多にないと思いますね。(成功した暁には、広島駅の前には岸田の銅像でも立つのだろうか。)

 

 

そのチャンスを最大限に生かすために全精力を注いでいるのです。

 

 

「G7サミット」が広島で開催されるのは、来年5月19日(金)~5月21日(日)。

 

 

全ては、今年の5月から来年の5月、この日程に収斂する。

 

 

岸田総理は、今回の成果をぶら下げて、年明け早々、アメリカを訪問し、バイデン大統領と日米首脳会談を行う方向で調整を進め、引き続き、1月中旬にはスイスで開催予定の世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」にも出席し、これに合わせてヨーロッパのG7各国を訪問し、根回しすることも検討しているようです。

 

 

岸田と言う男、ある意味、運が良いのかもしれません。

 

 

問題は、その運の良さの中身が、「国民の利益」と合致するのかどうか。

 

 

判断するのは、ワシら国民です。

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<画像は、ネットからお借りしています>