皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、晴れ空でスタートしそうです。
統一教会をめぐる被害者救済法案は、10日までの会期内に成立する見込みとなりましたね。
色々ありましたが、短期間で成立にこぎつけたのは、まず評価できるのではないでしょうか。
この間、岸田総理は宗教2世などの声を聞くなど、被害者に寄り添う姿勢を見せていました。
ただ、自民党としての対応は、やっぱり、後ろ向き。
いずれにしても、宗教団体が政治に影響を与えている実例と言えるでしょうね。
シカリさんが、「後ろ向き」と感じた点ですが、次のような点がありました。
ます、マインドコントロールそのものを法律に書き込めないにしても、もっと踏み込んだ書き方が出来るのではないか、と言うことがあります。例えば、「禁止行為」と書き込めず、「配慮義務」と言う言葉を書き込みましたが、それを無視した時の罰則が定められませんでした。
最終的には、「十分に配慮する」という表現になったようですが、実効性をどのように担保できるのかが、課題として残るでしょう。
二点目は、7日、衆院消費者問題特別委員会で参考人質疑は行われたものの、11月の衆院予算委員会では、野党が弁護団の意見陳述を求めていたにもかかわらず与党の拒否で見送りになったということがありました。国会議員たちが、どこまで現状を知り、課題を認識できたのか疑問が残るし、議論の過程が「事務レベル協議」とかに任されて国民に見えない中での法律案の作成となった過程に不満が残ります。
こうした不満は、野党の中にも残っているようですが、立憲民主党は、「配慮義務」への追加修正が出来たこと、国民民主党、維新の会などが賛成を表明している状況での孤立を恐れて、さらに、「合意」の上での法案提出と言う形を守りたいという思いからか、賛成となったようです。
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<注>
配慮義務については、宗教団体など法人側が寄付を勧誘する際に「個人の自由な意思を抑圧し、適切な判断が困難な状態に陥らせない」「個人や家族の生活維持を困難にしない」などの配慮義務を求めるもの。この規定の文言のうち「配慮しなければならない」を「十分に配慮しなければならない」とする追加修正された。(立憲民主党は禁止行為に格上げするよう要求していた。)
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「十分に」と言う文言の追加について、立憲民主党の長妻昭政調会長は「実効性は高まる」と評価していました。
この言葉の裏には、先に書いたような状況を読み、妥協せざるを得ない立場からの悔しさもあったことでしょうね。
岸田総理は、8日の衆院消費者問題特別委員会で、「新法の執行状況も見ながら見直しをしていかなければならない。」と述べるとともに、被害者との面会も考えている旨を明らかにしたが、今後は、国民・野党も不断の追及が求められるでしょうね。
ところで、国民民主党の玉木代表はツイッターで「配慮義務」の修正について、「言葉遊びで法的には意味がない」と批判しているそうですが、その批判した法案にもろ手を挙げて賛成の意を示しているのが不思議で仕方がない。
一方、宗教2世の皆さんは、今後の取り組みを強化していくために連携のための団体を設立しました。
ワシら国民は、こうした団体から発せられる情報に注目し、反応し、今回の被害者救済法が有効に機能し、被害者救済、被害防止効果を上げることを求めると同時に、反カルト法の成立に向けて声を上げ続ける必要があると思います。
そして、もう一つ、統一教会と自民党議員との関係について、今後も追及を続け、特に、安倍元総理や細田衆議院議長のこれまでの関係性を明らかにする必要があると思います。
このことなしに、自民党多数の現状の中で、今回の法律の適用状況の検証や改正の必要性検討などの見直し作業に内部でブレーキがかかる恐れがあるし、これまでどのように影響を受けていたのかも検証も出来ません。
ぜひ、野党やマスコミの皆さんには、これからも頑張って追求・解明を行っていただきたいと思います。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<12月9日の誕生花>
花言葉:祝福、幸運を祈る、私の心は燃えている、清純
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