江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

安倍国葬の特番づくりで大張り切りのNHK。

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、曇り空でスタートです。

 

 

 

 

台風情報よりエリザベス女王国葬を優先報道したNHKですが、今度は安倍国葬の特番づくりで張り切っているようです。

 

 

 

 

21日、NHKメディア総局長会見で、27日に行われる安倍国葬について、林理恵メディア総局長は「当日は、特設ニュースとして中継を交えて放送する予定です。この国葬につきましてはさまざまなご意見がございますので、できるだけ多角的にお伝えしたい」と話した。

 

 

さらに、国際放送のNHKワールドJAPANについても、「当然、日本における大きな出来事であるので、当然お伝えすることになると思います」と語ったそうだが、世界に恥をかくことにならないか・・・。(まあ、報道が心配することではないか)

 

 

安倍国葬は、9月27日、午後2時から東京・日本武道館で開催されるわけだが、テレビ各局は特番や情報番組での中継などを番組表で予告しているようです。 

 

 

張り切って特番を組むのは、次の通りです。

 

 

NHK(13時40分~15時30分)「ニュース『安倍元首相 国葬』関連」を放送予定。

 

テレビ朝日(10時25分~15時48分)「大下容子ワイド!スクランブル 拡大SP」を放送予定。

 

フジテレビ(13時45分~15時45分)「FNN特報 安倍晋三元首相『国葬』」を放送予定。

 

 

一方、通常通りの番組枠で、その中で扱う可能性があるのは次の通りです。

 

 

TBSは、通常通り系列局制作の「ゴゴスマ」。

 

日本テレビも、系列局制作の「情報ライブ ミヤネ屋」を放送。

 

テレビ東京も「報道特番」(午後1時40分)で「安倍元総理の国葬直前の様子をお伝えします」としている。5分だけの放送で、午後1時45分からは「午後のロードショー」で映画放送を予定。
 

 

NHKテレビ朝日、フジテレビのはしゃぎように比べて、テレビ東京の「5分」は際立っていますね。

 

 

通常の報道として伝えるということでしょう。

 

 

ところで、今回の国葬をめぐる特番などで心配されるのが、放送法4条の基準が守れるのか、ということ。 

 

 

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放送法

(国内放送等の放送番組の編集等)

第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。

一 公安及び善良な風俗を害しないこと。

二 政治的に公平であること。

三 報道は事実をまげないですること。

四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

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この放送法4条をめぐっては、過去、色んな動きがあったことを皆様は覚えているでしょうか。

 

 

安倍政権下の2014年総選挙の際、NHKや在京放送テレビ局に対して「公平中立などを求める要望書」を渡したり、放送停止(電波停止)を当時の高市総務大臣が答弁するなど、放送法4条「政治的公平」違反を盾にとり、地上波テレビ局に対して脅していたことがありましたよね。

 

 

一方では、「放送を巡る規制改革」と称し、放送法4条撤廃など放送法を都合よく改悪しようという企みなどもあったが、幸いにも不発に終わっている。

 

 

安倍政権は、官僚組織の忖度組織化に成功し、次のターゲットとしてあらゆる放送局を自らのフェイクニュース発出機関とする野望があったのですね。

 

 

ところで、今回の特番報道で、4条の基準は守られるのでしょうか。

 

 

公安及び善良な風俗を害しないこと。⇒ 安倍国葬を実施する時点で、統一教会の活動を是認することとなり、その放送は、それ自体が、この項目に違反するでしょう。(違反事項の字幕とか付ければ別ですけど、しないでしょうから)

 

政治的に公平であること。⇒ 根拠、手続きなどをめぐって不正との指摘があるにもかかわらず実施される国葬ですから、上記同様ですね。

 

報道は事実をまげないですること。⇒ 中継画像などはそのままでしょうが、差し込み映像あるいはコメンテーターのコメントなどで安倍元総理を持ち上げるネタを垂れ流す恐れがありますので、引っかかる可能性ありですね。

 

意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。⇒ 意見が対立しているどころか、反対が多数のイベントを放送するのですから、果たして、どのように明らかに出来るのでしょうか。

 

 

放送法上の問題もありますが、もっと、深刻な影響が考えられるのが、統一教会が「国葬」を自らの活動の成果として祭り上げ、信者を一層がんじがらめにしてしまう可能性があるという点でしょう。

 

 

全国霊感商法対策弁護士連絡会の山口広弁護士は、次のように語っています。(長い文章ですが、引用させていただきます。)

 

 

 

 

「まず私ども弁連は、個人個人の気持ちはありますが、とにかく旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の霊感商法の被害者をこれ以上増やさないことを目的として活動している団体で、政治的な発言は控えよう、というスタンスを取っています。そのうえで私見を述べれば、旧統一教会のなかではいま、安倍元首相は教団に協力してくれた立派な政治家で、霊界という死後の世界で光り輝いているということで、敬愛と尊敬の対象になっています。その安倍先生のために国葬がおこなわれ、政府や国民の少なからずの人たちが褒め称えれば、教団幹部は『それ見たことか』と言うはずです。やっぱり(現総裁の)韓鶴子さんに敬意を表するとおっしゃった安倍先生が、こうやって国からも、国民からも高く評価されているんだと、安倍先生も命を懸けて尽力されたのだから、地上天国実現のために頑張らないといけないと、信者たちが教え込まれるのは間違いありません。しかも、今後、信仰を続けるべきか迷っている信者たちも、見てごらん、国葬までやっているでしょと、旧統一教会の活動はこうやって認められているんだよ、否定されているならば国葬なんてやるわけないよねと、説得されてしまう可能性があります。銃撃事件で動揺している信者も、やっぱり頑張ろうかなと思いますよ。国葬が、教団の“内部固め”に利用されることを危惧します。メディアには、そうした問題に配慮して報道していただきたいと思います」  

 

 

今回の国葬が、信者の苦しみをさらに拡大することは、絶対に避けねばならない。

 

 

まして、新たな信者獲得などに利用されるのであれば、もっと、許しがたい。

 

 

以前の記事にも書いたが、安倍晋三と言う人間、生きていても問題だらけ、死んでなお問題だらけ。

 

 

今ごろ、閻魔大王の尋問に右往左往していることでしょうね。ご遺族のためにも、早く成仏しなさいね。

 

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<9月23日の誕生花>

ヒガンバナ

花言葉:悲しき思い出、あきらめ、独立、情熱

<画像は、今回は自分で写したものです>