江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

「議長でも100万円しかもらっていない」ご発言の価値

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、晴れ空でスタートです。

 

 

 

 

10日、東京都内で開かれたパーティーで、「議長でも100万円しかもらっていない」などと発言し批判を浴びている細田衆院議長は、12日夜、各党の代表者らと懇談し、「あちこちから怒られて反省している」と述べたそうです。

 

 

このお方、4月にも、1票の格差是正に向けた衆院選挙区「10増10減」案を「地方いじめ」だと批判したことで、野党から強い批判を浴びたばかり。

 

 

懲りないお方だ。

 

 

と言うより、立場をわきまえていない。

 

 

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国会法

第十九条 各議院の議長は、その議院の秩序を保持し、議事を整理し、議院の事務を監督し、議院を代表する。

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議長は『その議院の秩序を保持し、議事を整理』し、議事がスムーズに進むように働くべきなのに、言いたいことを言って、議事を自らの『思い』に添わせようと誘導する、そして、混乱させる、なんてとんでもない事態だよ。

 

 

ところで、シカリさんの愚痴の対象は、そこではありません。

 

 

10日の発言を受けて、フジテレビのニュース番組では、次のような街の声を紹介している。

 

 

「金銭感覚が普通の人と違うんだろうなと思う」

 

「税金のありがたみを感じないですね、その発言には」

 

「わたしたちにとっては大きなお金なので、それを100万円“しか”とか“だけ”とかはない方がいい」

 

 

同時に、「ある国会議員は」として、次のような声も紹介している。

 

 

「良い待遇だと思われているが、税金を取られてパソコンのリース代や電話代を取られると手取りは多くない」

 

 

街の声にしても、匿名の国会議員の声にしても、「金銭感覚の問題」を強調している。

 

 

ね。

 

 

ほら。

 

 

ここが、フジテレビの上手な所なんですよ。

 

 

すでに国民が怒っていることが分かっている問題を、出来るだけ矮小化し、本質からそらし、なおかつ、ピントのズレた「批判モドキ」で視聴者に納得させる。落ち着かせる。(他の放送局も似たり寄ったりでしょうね~)

 

 

これだから、国会で118回も虚偽答弁・発言をする人間も放置されるし、本来ならば、一連の発言では「議長退任」と言われるべきところを簡単な謝罪で済ましてしまう。

 

 

この日本に、議会制民主主義とか根付くのでしょうか?

 

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<5月14日の誕生花>

シャクヤク

花言葉:恥じらい、はにかみ、謙遜

<画像は、ネットからお借りしています>