「沖縄本土復帰」・・・当時、珍しく国内世論は一致していました。
皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートです。
50年前の今日(1972年・昭和47年5月15日)、アメリカの占領地だった沖縄は、日本に復帰しました。
当時、『アメリカだったんだ~』と思わせたのが、道路の右側通行が左側通行に変わったという報道。
いずれにしても、当時、日本中が祝福しました。
その前、沖縄を取り戻そう、と言う気持ちは、日本国内では、思想の違いに関係なく一致していたと思います。
ある人々は「沖縄返還を求める」と言い、ある人々は「沖縄奪還」と言っていました。
ごく少数派でしたが「沖縄解放」と言う人たちもいました。沖縄のことは沖縄の人たちが決めるべき、自決権を認めよ、と言う考え方。(シカリさんも少数派でした。^^;)
その沖縄をめぐって、沖縄県内はもとより、国内でも色んな考え方が出ているのが、復帰50年目の現状。
『沖縄の基地負担を減らすべき』と言う意見がある中で、自然破壊をしながら辺野古基地建設が進められている。
しかも、その埋め立てには、沖縄本土決戦の時に犠牲になられた方々の遺骨があるだろうと言われている土を使うという。
ところで、日本国内では日米安保条約をめぐって、「アメリカが守ってくれる」との考え方から、賛成派が多数を占めている。
しかし、本気で国防を考えるのなら、そのような意見にはならないと思うのだが・・・。
なにせ、米軍基地の7割(面積比率だが)は沖縄県にあり、日本全土を侵略から守るという視点からすると、『バランスが良くない』のは明らか。
つまり、日本人の多く、特に、自民党議員やその支持者などは、本気で「国防」を考えていないし、沖縄の基地負担軽減も考えていないということでしょうね。
こうした国内の無責任な風潮とは関係なく、沖縄県内では、県民の「幸せ」向上のために地道な努力が続けられている。
13日、沖縄県振興推進委員会(委員長・玉城デニー知事)は、第6次沖縄振興計画「新・21世紀沖縄ビジョン基本計画案」(新振計)について、内容を了承したそうです。
これにより、玉城知事は新振計を本日正式決定し、復帰50周年記念式典に出席する岸田文雄首相に手交する予定だそうです。
この計画の対象期間は2022年度から10年間で、基本指針に「安全・安心で幸福が実現できる島」の形成を掲げ、計画最終年の31年度に、1人当たり県民所得を全国最下位脱出を果たす水準の291万円(20年度比77万円増)にする展望値を設定し、「強くしなやかな自立型経済」の構築を目標しているそうです。
複雑な状況の中にもかかわらず、幸福度ランキングで「1位」なのは、救われる。
50年経過した今、無責任な日本人たちを前に、シカリさんは当時の「沖縄解放」と言う考え方が間違っていなかったのでは、と思っています。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<5月15日の誕生花>
カンパニュラ
花言葉:感謝、誠実、節操
<画像は、ネットからお借りしています>