江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

詩「命たちの風景」

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日は、雨模様でスタートです。

 

 

今年も、今日を入れてあと三日ですね。

 

 

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昔は、ただただ、せわしなかった年の瀬ですが、最近は、この一年を無事生活することが出来たことに感謝する日々を送っています。

 

 

今年は、山ノ神の病気が再発したり、ワシ自身の人生の転換とも言えることもありましたが、そうしたことにまつわる様々な感情の起伏も、生きていればこそ。

 

 

いやいや、本当に『生きているだけで、儲けもん』と言うのは、本当ですね。

 

 

ところで、シカリさんは、朝のゴミ出しが楽しみなんです。

 

 

ゴミ出しに道路に出ると、いろんな人たちが行き交っています。

 

 

しばし、眺めいってしまいます。

 

 

そうした気持ちを、平成17年に詩にしたことがあります。(当時は、住んでいる家が別の所でしたので風景は少し違いますが)

 

 

よろしかったら読んでください。

 

 

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命たちの風景

 

 

朝、十五・六才ぐらいの命が

自転車を駆(か)って走って行く

 

年老いた命は

四・五才ぐらいの命の手を引き

幼稚園へ向けてか歩いて行く

 

ビルの角

ランドセルを背負った命二つ

ステップを踏みながら登校し

 

ゆっくり走る車の助手席

学校へ送ってもらうか

寝ぼけ眼(まなこ)の中学生らしい命座ってる

 

若い命の押すベビーカー

生まれたばかりの命

母親の顔をじっと見つめ

朝日に照らされ

水晶玉のように輝いて

 

幾つかの命を支えているであろう

四十才ぐらいの命

スーツ姿で出勤して行く

この命の心のスクリーンには

家族という命の固まりの風景

心地よい残像としてあり

 

それらの命は

私という命の目の前を

さらりと通り過ぎ

それぞれが次の風景の主役として

踏みなれたステージへと向って行く

 

さて、私という命は、と言うと

アパートの窓辺に陣取り

毎日繰り広げられる

命たちの葉(は) 擦( ず)れのような賑わいを

じっ、と見つめ

よかった、よかった、と

呟(つぶや)いている

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さて、大掃除も、あと少し、頑張ろう。

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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オドントグロッサム

花言葉:特別な存在

誕生花: 12月29日

 

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